フリーワード検索

outdoor2021.11.30

キャンプの眠りを快適に! 寝床作りのポイントを解説

キャンプでテント泊を行った際に、地面からの冷気や凹凸が気になって寝られない、起きたら体が痛かったなど、睡眠に関する悩みを感じた経験のある方は多いのではないでしょうか。しっかりと睡眠をとって疲れを癒すことが、キャンプを最大限楽しむためには大切です。
質の高い睡眠のためには、快適に眠るための寝床作りが欠かせません。ここでは、キャンプなどのアウトドアシーンで快適な寝床を作るために確認したいポイントや、用意しておきたいアイテムの一例をご紹介します。

 

【目次】

■はじめにテントを張る場所を決めよう

■快適な寝床の作り方

・グランドシートは必ず敷く

・ピローを用意する

・シートを重ねて多層化する

・寝間着を着込むのは原則NG

■快適な寝床作りに必要なアイテム

・グランドシートやインナーマット

・シュラフ

・コット

・ピロー(枕)

■快適な寝床を作ってキャンプを満喫しよう

 

■はじめにテントを張る場所を決めよう

快適な寝床作りは、テントを設営する場所選びから始まります。キャンプ場に着いたら、最初にテントを設営する場所の確認が大切です。夜のキャンプ場は暗く視界が悪いため、作業を行いづらくなります。テントの設営と同時に、寝床を作るところまで終わらせてしまいましょう。

キャンパーが好きな場所にテントを設営できる「フリーサイト」の場合は、地面ができるだけ平らな場所を選ぶのがポイントです。地面にある小さな小石や枝などは、事前に取り除いておきましょう。

凹凸がたくさんあったり傾斜になっていたりする場所は快適に過ごしづらく、テントの設営場所には向きません。また、低地や崖の下、大きな木の下などは、雨水が流れてきたり、落石や落雷に遭ったりする危険性があるので避けてください。

 

■快適な寝床の作り方

快適な寝床の作り方

 

快適な寝床を作る際は、いくつかコツを抑えておく必要があります。快適な寝床を作る際のコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

・グランドシートは必ず敷く

テントを張る際は、グランドシートをテントの下に敷くようにしましょう。グランドシートとは、テントの下に敷くシートのことです。テントの底が傷つくのを防いだり、地面からの湿気や冷気を遮断したりする効果があります。
雨水が溜まるのを防ぐために、テントの底面よりも少し小さめのグランドシートを敷くのがポイントです。グランドシートを用意するのが難しい場合は、ブルーシートでも代用できます。

 

・ピローを用意する

自宅では枕を使って寝ているという方が多いはずです。普段枕を使っている方が枕なしで眠ろうとすると、眠りが浅くなる場合があります。
枕がなく寝苦しさを感じているのであれば、アウトドア用のピロー(枕)も用意しておきましょう。ピローがあれば自宅と同じような体勢を取りやすいため、より自然な寝心地で眠ることができます。

荷物の積載量などの関係でピローを持ち運ぶのが難しい場合は、上着やブランケット、タオルなどを丸めて簡易枕を作るのも良いでしょう。

 

・シートを重ねて多層化する

テントを設営する場所に注意しても、地面の凹凸や地面からの冷気・熱気はどうしても伝わってきてしまいます。自宅の布団やベッドで横になるのと異なり、快適に眠れる状況とは言い難いです。

少しでも快眠を得るためには、さまざまなシートを重ねて寝床を多層化するのがコツです。テントを設営する前に敷くグランドシートにテントの底面、インナーシート、個人用マット(シュラフマット・キャンプマット)、シュラフと順番に重ねていけば、地面の凹凸や冷気をしっかりと遮断できます。
電化製品を使える電源付きサイトの場合は、ホットカーペットも活用すると良いでしょう。

また、夏場は地面の熱が伝わって寝苦しさや不快感を覚えることがあります。コットで地面と体の間にスペースを作ったり、冷感マットを用意したりするのがおすすめです。

 

・寝間着を着込むのは原則NG

寝る時の服装も、快眠を目指すうえでは重視したいポイントのひとつです。気温が低く寒い冬場などは厚着をしがちですが、眠る際に着込みすぎるのは避けましょう。温度調節がうまくできなかったり、シュラフの中が狭くなったりして寝苦しさを感じる可能性があります。

体の冷え対策としては、着込むのではなく足元を温めるのが効果的です。厚手の靴下やダウンシューズなどを着用するか、シュラフ内に湯たんぽを入れておくのがおすすめです。
もしくは、シュラフの中に毛布などを1枚入れておいても体温をキープできます。

 

■快適な寝床作りに必要なアイテム

快適な寝床作りに必要なアイテム

 

快適な寝床を作るためには、シートやマット、シュラフなどのアイテムが欠かせません。寝床作りの際に使えるアイテムの一例や選び方をご紹介します。

 

・グランドシートやインナーマット

地面の凹凸や冷気を遮断するために、グランドシートやインナーマット、個人用のシュラフマットは用意しておきたいアイテムです。インナーマットとシュラフマットはどちらもテント内に敷いて使うアイテムですが、インナーマットがお部屋のカーペット、シュラフマットは敷布団と考えると、違いがわかりやすいでしょう。

シュラフマットには空気を入れて膨らませるエアーマットや、クッション材が入っているインフレータブルマット、軽量な銀マットなどの種類があります。それぞれメリット・デメリットがありますが、睡眠の快適さを向上させたい場合はインフレータブルマットがおすすめです。

インナーマットは、テントの形状に合わせた専用のマットがあれば、それを使うようにしましょう。専用のインナーマットがない場合は、ブランケットなどでも代用可能です。
暖かい季節はなくても問題ありませんが、用意しておくと快適に過ごしやすくなります。

⇒グランドシート・インナーマットを探す

 

・シュラフ

快適に眠るためには、布団の代わりとなるシュラフ(寝袋)の選び方も大切です。シュラフには複数の形状がありますが、封筒型やマミー型のシュラフが一般的です。

【封筒型】
封筒のような長方形をしているシュラフです。ゆったりとした作りで寝返りをうてるなど、自宅で使っている布団に近い感覚で使えます。
ただし、体への密着度が低く保温性は落ちるため、寒い場所だと使いづらさを感じるかもしれません。マミー型よりかさばりやすい点もデメリットです。

【マミー型】
顔以外を覆うことができる形状になっていて、保温性に優れているのが特徴です。軽量でコンパクトに収納できるため、荷物を減らしたいシーンにも適しています。
ただし、体に密着して寝返りをうてないなど、慣れるまでは使いづらさを感じることもあります。

また、シュラフは商品によって使用に適した気温の目安が決まっています。寒くて寝られないという事態を防ぐために、キャンプ場の気温よりも5℃程度低い温度まで対応できるものを選ぶのがおすすめです。

⇒シュラフを探す

 

・コット

コットとは、アウトドア用の簡易ベッドのことです。地面と体の間にスペースを作れるので、冷気や熱気を気にせずに眠れます。銀マットなども一緒に活用すればさらに快適です。
コットは、商品のサイズからハイコットとローコットの2種類に分けられます。寝床としての活用がメインになる場合は、乗り降りが簡単なハイコットタイプがおすすめです。

⇒コットを探す

 

・ピロー(枕)

ピローも、マットと同じく手動で空気を入れるタイプやバルブを開閉して膨らませるタイプ、スポンジやウレタンが入っているタイプなど、さまざまな種類があります。
使いやすさや収納性は膨らませるタイプが、寝心地の良さはスポンジなどを入れたタイプが勝ります。持ち運びやすさと睡眠の快適さのどちらを優先するかを考えて、商品を選びましょう。

⇒ピローを探す

 

■快適な寝床を作ってキャンプを満喫しよう

キャンプを満喫するためには、1日の疲れを癒す寝床作りがポイントです。睡眠の質を高めて疲れがとれれば、テント泊翌日のアクティビティもしっかりと楽しめるようになります。
今回ご紹介したコツやアイテムを、キャンプ場での快適な寝床作りに活用してみてはいかがでしょうか。

⇒アウトドア・トレッキング用品はこちら

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索