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outdoor2022.03.15

トレッキング用のリュックを用意しよう! 選び方と背負い方のコツをご紹介

トレッキングや登山の際は、リュック(ザック・バックパック)と登山靴、レインウェアの3つのアイテムが欠かせません。その中でも、どのようなアイテムが適しているのかわかりにくいのがリュックではないでしょうか。
アウトドア未経験の方の場合、用途や自身の体格に合わないリュックを持って行ってしまい、事故や怪我につながることも考えられます。安全にトレッキングを楽しむためには、正しいリュックを用意することが大切です。
ここでは、トレッキングや登山用のリュックの必要性と選び方、背負い方のコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■トレッキングや登山には専用のリュックを用意しよう

■トレッキング用リュックの選び方

・日程に合わせて容量を決める

・体格に合ったサイズを選ぶ

・雨蓋やレインカバーの有無

・生地は厚みがあるものがおすすめ

・機能性も確認しておこう

■正しいリュックの背負い方のコツ

■用途や体格に応じたトレッキング用リュックを選ぼう

 

■トレッキングや登山には専用のリュックを用意しよう

トレッキングや登山には専用のリュックを用意しよう

 

トレッキングや登山の際に、必ず用意しておきたいのが専用のリュックです。専用のものではなく、タウンユース用のリュックを使っているという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、市街地などの平地よりも高低差がある山道では、体にかかる負担が大きくなります。適していないリュックの使用が、疲れや怪我につながってしまう恐れも捨てきれません。

一方で、トレッキングや登山用のリュックは、アウトドアシーンで使うことを想定して作られています。耐久性や防水性、フィット感などに優れていて、山道でも快適に使いやすいのが魅力です。
大容量でポケットが多く小物が収納しやすい点も、トレッキング用リュックの特徴のひとつです。

ハイキング程度の簡単な山歩きなら普段使いのリュックでも問題はありませんが、快適に本格的な登山を楽しみたいと考えている方は、専用のリュックを用意することをおすすめします。

 

■トレッキング用リュックの選び方

トレッキング用リュックの選び方

 

トレッキング用のリュックには、サイズや形状の異なるさまざまな商品が販売されています。アウトドア初心者の方は、どれを選べば良いのかわかりにくく、悩んでしまうかもしれません。
トレッキング用リュックの選び方のポイントをご紹介するので、参考にしてみてください。

 

・日程に合わせて容量を決める

トレッキング用リュックは、容量の種類が豊富です。少ないと必要な荷物が入れられず、逆に大きすぎるとリュックの重さが増して使いにくくなります。登山計画や日程に合わせて、必要な容量を選ぶようにしましょう。

容量の目安は、日帰り登山の場合は20~30L、山小屋で宿泊する場合は30~40L、長期滞在やテント泊を伴う場合は50L以上です。ハイキングや普段使いがメインの場合は、20L以下の小さいリュックを選ぶのも良いでしょう。
ただし、季節や地域、持って行く荷物などによって、必要な容量は異なります。水筒や防寒具といった必須アイテムとは別に、どのような荷物を持って行くのか想定しておくのが、容量を決める際のコツです。

 

・体格に合ったサイズを選ぶ

長時間リュックを背負って歩き続けることになるため、体にフィットするサイズかどうかの確認も欠かせません。リュックのサイズが合っていないと、摩擦で体が擦れたり、疲れやすくなったりします。

リュックの背面の長さと、首の後ろの出っ張った骨から骨盤までの長さ(背面長)が合っているものだと、長時間背負っていても疲れにくいです。
同じモデルでも、サイズが細かく分かれていたり、レディース用とメンズ用を展開していたりする場合があるため、商品詳細などを確認しておきましょう。

また、サイズと同時に、ウエストベルトがあるか確認することも重要です。ウエストベルトがあるものは肩にかかる荷重を腰に分散できるため、背負いやすくなります。

 

・雨蓋やレインカバーの有無

山の天気は不安定で、すぐに変わってしまうものです。トレッキング用のリュックは、急な雨にも対応できる雨蓋が搭載されているものだと安心です。雨が降ってきたとしても、リュック内の荷物が濡れるのを最小限に抑えられます。
雨蓋の部分に小物やレインウェアといった荷物を収納できる点も魅力です。

ただし、雨蓋は高い防水効果を持っているわけではありません。本格的に防水対策を行いたい方は、レインカバーが付属しているモデルを選ぶのがおすすめです。
また、レインカバーも完全防水ではないものが多く、長時間の雨にさらされるとリュック内部に水がしみ込むことがあります。より確実に水濡れを防ぎたいスマホやデジカメなどは、防水ケースやビニール袋などに入れてからリュックにしまっておきましょう。

 

・生地は厚みがあるものがおすすめ

トレッキング中に、リュックが木の枝に引っかかることも考えられます。できるだけ丈夫で壊れにくい商品を選ぶようにしましょう。厚みがある生地のリュックは高耐久で耐摩性に優れているため、安心して使用できます。

生地が薄いリュックは軽い点が魅力ですが、重量を分散するのに必要なフレームをなくしているものもあります。長時間背負っていると疲れやすさを感じる場合があるので、注意が必要です。

 

・機能性も確認しておこう

飲み水やカメラを取り出す際に、毎回重たいリュックを背負ったり降ろしたりするのは大変です。フロントポケットやサイドポケットがついていて、背負ったままでもアイテムを取り出せる工夫がされているなど、機能性に優れている商品を選ぶようにしましょう。
リュックによってポケットの数や位置、大きさは異なるので、事前に確認しておく必要があります。小物が多くなりがちなシーンでは、ポケットが多めのアイテムの方が使いやすく便利です。

また、リュックを降ろさずに水分補給を行える「ハイドレーションシステム」を搭載しているリュックもあります。水分補給を手軽に行いたい方は、ハイドレーションシステムの有無も確認しておくのがおすすめです。

 

■正しいリュックの背負い方のコツ

リュックの背負い方を間違えていると、荷物が重く感じたり痛みを覚えたりすることがあります。トレッキング中のストレスを軽減するために、リュックの正しい背負い方を知っておきましょう。正しいリュックの背負い方の手順やコツは、以下の通りです。

【正しいリュックの背負い方の手順】
1.背負う前に、すべてのストラップを少し緩めておく
2.ショルダーベルトの上側を掴み、膝や太ももの上にリュックを持ち上げる
3.持ち上げたリュックのショルダーストラップに、片腕ずつ腕を通す
4.チェストベルトを調整して、ショルダーベルトを肩幅に合わせておく
5.ウエストベルトの位置が腰の高さになるように、ショルダーベルトを調整する
6.肩の部分にあるストラップ(スタビライザー)を引いて、リュックを背中に引き寄せる
7.各ストラップの微調整を行う

リュックを背負う際に、ウエストベルトが緩いと肩に荷重がかかり、体を傷めやすいです。しっかりと締めて、腰部分にも重さを分散させましょう。

 

■用途や体格に応じたトレッキング用リュックを選ぼう

トレッキングや登山の際に欠かせないリュックですが、機能や容量といった特徴は商品ごとに大きく異なります。自身の体格やリュックの用途、登山スケジュールなどを踏まえて選ぶことが大切です。適切なリュックを選べば、疲れや痛みを覚えにくくなり、より快適にトレッキングを楽しめるようになるでしょう。
リュックに入れて持ち運びたいアイテムも含め、入念に準備を行ってから、トレッキングや登山、ハイキングといったアウトドアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

⇒トレッキング用リュックを探す

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