フリーワード検索

outdoor2022.03.30

ソロキャンプにタープは必要? 用意するメリットや選び方をご紹介

近年人気の高まりを見せているキャンプなどのアウトドアアクティビティ。一人で行うソロキャンプを楽しんでいる方も多くいらっしゃるはずです。
キャンプを快適にするために用意しておきたいアイテムとしてタープが挙げられますが、ソロキャンプシーンでは荷物の軽量化を目的に、持って行かないという方も多いかもしれません。ソロキャンプシーンにおいて、タープは必要なのでしょうか。
この記事では、ソロキャンプにおけるタープの必要性や選び方、張り方のポイントなどをご紹介します。

【目次】

■ソロキャンプシーンにタープは必要?

・雨風や日差し対策になる

・ハンモック泊も可能

■ソロキャンプ用のタープの選び方

・軽量でコンパクトなものを選ぶ

・目的に合った形状か確認する

・難燃性や耐水圧も確認しておくと便利

■タープの張り方も知っておこう

■タープでソロキャンプシーンを快適に

 

■ソロキャンプシーンにタープは必要?

ソロキャンプシーンにタープは必要?

 

タープがなかったとしてもキャンプを楽しめないわけではありませんが、用意することでさまざまなメリットを得られます。ソロキャンプでタープを持っていくメリットを、2つご紹介します。
ただし、広めのキャノピーや前室付きのテントを持っていく場合は、必ずしもタープを用意する必要はありません。他の荷物の量や車の積載量などを加味して、タープを持って行くか決めると良いでしょう。

 

・雨風や日差し対策になる

テントを家の寝室と考えた場合、タープ下の空間は家のリビングに当たります。タープがあれば、雨風や日差しを防げる空間を作れます。天候を気にすることなく、快適にくつろぎながらキャンプを楽しめるようになるでしょう。寒い時期も雪除けとして活用できます。
また、天候対策だけでなく、おしゃれなキャンプサイトを構築するためにタープを使うことも可能です。

 

・ハンモック泊も可能

種類によりますが、さまざまな張り方ができるのもタープの魅力のひとつです。大きさによっては、周囲をほぼすべて覆って目隠し用途に使うこともできます。タープとハンモックで寝泊りを行う「ハンモック泊」など、テントを使わない宿泊も可能です。
テントを用意せずにキャンプを楽しめるようになるのも、タープのメリットといえるでしょう。

 

■ソロキャンプ用のタープの選び方

ソロキャンプ用のタープの選び方

 

荷物を軽量・コンパクトにすることが求められるキャンプシーンですが、ソロキャンプは特にその傾向が強いです。自分一人ですべての荷物を持ち運ぶ必要があるため、タープもソロキャンプシーンに適したものを用意する必要があります。
ソロキャンプ用のタープは、どのような点に注意して選べば良いのでしょうか。

 

・軽量でコンパクトなものを選ぶ

ソロキャンプでは、持ち運ぶ荷物を少しでも軽くコンパクトにすることが大切です。タープも、軽量で収納しやすいものを選ぶようにしましょう。重さ3kg以下を目安にタープを選ぶと、持ち運びやすく快適です。

サイズに関しては、どのような用途で使用するかを踏まえて決める必要があります。基本はコンパクトなもので問題ありませんが、テント全体にタープを被せたい場合は、少し大きめのタープを選ぶのがおすすめです。

 

・目的に合った形状か確認する

タープは、形状からヘキサタープやペンタタープ、ウイングタープなど、いくつかの種類に分けられます。それぞれ特徴が異なるので、目的に合った形状かどうか確認することも重要です。

【ヘキサタープ】
2本のポールを使って設営を行う、六角形に近い形状のタープです。軽量でコンパクトながら、適度に広さのある空間を作ることができます。設営が比較的簡単なのもメリットです。

【ペンタタープ】
五角形のタープで、ポール1本で設営できます。荷物が少なく済み、設営も非常に簡単なので、ソロキャンプシーンやキャンプ初心者の方にもおすすめです。

【ウイングタープ】
ひし形で、メインポール2本を使って設営します。できあがる空間は小さめですが、風に強いのが特徴です。また、軽量かつコンパクトなので、ソロキャンプにも適しています。

他にも、全面を覆うことができるスクリーンタープや、タープ下の空間を広く取れるレクタタープ(スクエアタープ)などがありますが、大きさや重量があるものが多いです。ソロキャンプシーンでは、ヘキサタープやペンタタープ、ウイングタープを中心に商品を選ぶと良いでしょう。
特に、ヘキサタープやウイングタープはアレンジしやすく、開放的な空間にしたりプライベートを確保したりと、幅広い使い方ができます。

 

・難燃性や耐水圧も確認しておくと便利

タープを張る一番の目的は、日差しや雨風から身を守ることです。遮光性の高さや耐水圧も、忘れずに確認しておきましょう。
色が濃かったり、素材に厚みがあったりするタープは、多くの場合で遮光性に優れています。タープの防水性能を示す耐水圧は、1,000~1,500程度を目安に選ぶのがおすすめです。

また、焚き火やバーベキューを楽しみたい方は、難燃性の確認も重要です。ポリエステルやナイロンといった化学繊維でできているタープは、火の粉が当たると穴があいてしまう恐れがあります。コットンやポリコットン(テクニカルコットン)といった、難燃性に優れた素材で作られたタープを選ぶようにしましょう。
ただし、難燃性素材のタープは「燃えにくい」だけで、絶対に燃えないわけではありません。風が強い日は焚き火を中止する、火元とタープの距離を取るといった対策は欠かさないようにしてください。

 

■タープの張り方も知っておこう

ソロキャンプシーンでは、設営や撤収作業など、すべてのことを自分一人で行わなければいけません。キャンプ場に着いてから慌てないように、事前にタープの張り方を知っておくことも重要です。
タープの張り方の基本的な手順は、以下の通りです。

1.タープを広げてペグ打ちする場所を決める
タープを地面に広げて置き、ペグ打ちをする場所を決めます。メインポールをタープにつなげたら、生地のセンターラインの直線上に配置しておきましょう。メインポールを支えるロープ(ガイライン)は、ポールに対して45度の角度になるようにするのがコツです。

2.風上側のペグを打ち固定する
風上側は最初にペグ打ちをして固定しておきましょう。突風などの不測の事態が起こった際に、タープが飛ばされるのを防げます。
タープはテントよりも風の影響を受けやすいので、強度に優れたペグを使うのがおすすめです。強風の場合は、2本でペグダウンするなどの対策を行いましょう。

3.ロープを張ってペグで固定する
ロープを張ったらペグ打ちを行います。後でポールを立ち上げるため、ロープは少し余裕を持たせておくのがコツです。メインポール以外のペグ打ちは、ポールを立ち上げた後でも問題ありません。

4.ポールを立ち上げる
ペグ打ちがおわったら、ポールを立ち上げます。ポールは少し内側に傾けるように立てると、安定感が増します。最後にテンションを調整して完了です。

 

■タープでソロキャンプシーンを快適に

キャンプにおいて、タープは必ず用意しなければいけないアイテムではありません。しかし、日差しや雨風をしのいだり視線を遮ったりと、持っておけば快適にソロキャンプを楽しめるようになります。また、ハンモック泊やタープ泊といったテントを張らないアウトドアスタイルを行えるなど、楽しみ方を広げることもできるでしょう。
これまではソロキャンプの際にタープを持って行かなかったという方も、タープを活用してより快適なソロキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。

⇒タープを探す

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索