初心者にもおすすめ! テントなしで楽しめる「バンガローキャンプ」の魅力
キャンプを始めてみたいものの、テントやタープなど、たくさんのアウトドアアイテムを揃えるのが手間で、なかなか踏み出せないという方は多いのではないでしょうか。アイテムの用意を手間に感じている方におすすめなのが、キャンプ場のバンガローで寝泊りする「バンガローキャンプ」です。
ここでは、バンガローキャンプの魅力や最低限用意したいアイテムなどをご紹介します。
【目次】
■そもそもバンガローとは?
バンガローがどのような施設を指すのか、ご存知ない方も多いかもしれません。バンガローと同じような施設を指す言葉にコテージやロッジなどもありますが、それぞれどのように異なるのでしょうか。
ここでは、バンガローやコテージ、ロッジの意味や違いをご紹介します。名称は統一されているわけではなく、キャンプ場によって設備が異なる場合もありますのでご注意ください。
・バンガロー
バンガロー(Bungalow)とは、キャンプ場に建っているレンタル可能な宿泊小屋のことです。キャンプ場によっては、キャビンやケビンと呼ぶ場合もあります。
基本的には木製の小規模な小屋で、雨風や虫を防ぐための簡易施設です。トイレやキッチン、浴室などの水回りの設備や、冷蔵庫などの家具は基本的に備えていません。ただし、コンセントは備わっていることが多く、場所によってはエアコン設備も用意されています。
テント泊よりも快適に過ごしやすい一方、寝袋を用意したりバーナーや焚き火で料理をしたりする必要はあるため、キャンプの雰囲気をしっかりと味わえるのが特徴です。
・コテージ
コテージ(Cottage)は「小さい家」や「小別荘」などと訳される言葉です。キッチンや調理器具、寝具などが備え付けられ、バンガローよりも設備の整っている宿泊小屋を指します。
一戸建ての建物を貸切って使える貸別荘をイメージするとわかりやすいかもしれません。
バンガローとは異なりトイレが屋内に備え付けられているため、屋外にあるキャンプ場の共用トイレに行く必要がなく便利です。温泉地が近いキャンプ場の場合、天然温泉付きのコテージも見られます。
・ロッジ
ロッジ(Lodge)は英語で「宿泊する」「下宿する」などの意味を持つ言葉で、山小屋のような宿泊施設の総称です。一般的には、コテージよりも簡易な宿泊施設を指して使われます。
キッチンや調理器具、寝具、お風呂などは整っていますが、一部共用であるなど、コテージよりも設備が充実していないことが多いです。バンガローとコテージの中間くらいの設備を持った施設と考えると良いでしょう。
■バンガローキャンプの魅力
通常のテント泊と異なり、バンガローで寝泊りするバンガローキャンプにはどのような魅力があるのでしょうか。バンガローキャンプの持つ魅力を3つご紹介します。
・必要なアイテムが少なく済む
テント泊を伴うキャンプの際は、テントやタープ、寝具、調理器具など、さまざまなアイテムの用意が必要です。しかし、バンガローキャンプは小屋で寝泊りを行うので、テントやタープを持ち込まずに済みます。
寝具が備え付けられているバンガローや、アイテムをレンタルできるキャンプ場を選べば、さらに用意するアイテムを減らせるでしょう。場合によっては、ほぼ手ぶらでキャンプを楽しめるかもしれません。
最初に用意するアイテムの量が少ないバンガローキャンプは、これからアウトドアにチャレンジするキャンプ初心者の方でも、気軽に始めやすいアクティビティといえます。
・自由時間が増やせる
通常のキャンプでは、キャンプ場に到着したらすぐにテントの設営を行います。設営場所を自由に選べる「フリーサイト」の場合は、テントを建てる場所選びも行わなければいけません。キャンプ初心者など経験が足りない方だと、設営だけで数時間かかってしまい、自由時間がほとんど取れないケースも考えられます。
一方で、コテージキャンプならすでに建っている施設を活用するので、テントの設営は不要です。キャンプ場に到着したら、コテージ内に荷物を運び入れるだけで準備が完了します。
自由時間を増やせるので、アスレチックやバーベキュー(BBQ)、釣りなど、さまざまなアウトドアアクティビティを楽しめるのも魅力です。
・天候や気温の変化に強い
テント泊でも雨風はしのげますが、強風や大雨などの悪天候の際は不安が募るものです。雨に濡れたテントやタープをそのままにしていると、カビが生えてダメになってしまうので、キャンプ後のお手入れも大変になります。
コテージの場合はテントよりも建物の作りがしっかりとしているので、雨風が強くても安心して宿泊できるでしょう。キャンプ後のテントやタープのお手入れの手間がなくなるのも嬉しいポイントです。
また、地面との間に厚い床があるため、気温が低くても快適さが左右されにくいのもメリットです。エアコン設備が整っているバンガローなら、暑い時期も寒い時期も快適に過ごしやすいでしょう。
■バンガローキャンプで用意したいアイテム
テント泊よりもアイテムを減らせるのが魅力のバンガローキャンプですが、自身でしっかりと用意しておくと、よりキャンプを楽しめるアイテムがあるのも事実です。ここからは、バンガローキャンプの際に用意しておきたいアイテムの一例をご紹介します。
キャンプ場によってバンガローの設備やレンタルできるアイテムは異なるので、予約時などにキャンプ場の情報を確認したうえで、アイテムを揃えるようにしましょう。
・調理器具
キャンプ場で食事を楽しみたい場合は、包丁やフライパン、バーナー、カトラリーなどの用意が欠かせません。宿泊を考えているコテージに、どれくらい調理器具やカトラリーが備え付けられているかを確認して、用意するアイテムを決めると良いでしょう。
また、屋外でバーベキューなどを楽しみたい場合は、BBQコンロや着火剤なども用意しておくと便利です。加えて、屋外でも座れるようにアウトドアテーブルやチェアも用意しておくと、さらに快適に過ごせます。
・ランタン
バンガローは基本的にトイレがないので、キャンプ場内の共同トイレを使う必要があります。光源が少ないキャンプ場の夜は非常に暗くなるため、夜間にトイレに行く際は、足元を照らす明かりが欠かせません。ランタンやLEDのヘッドライト、懐中電灯など、光源を用意しておきましょう。
また、ウッドデッキ部分に照明がないケースも考えられます。ランタンを用意しておけば、暗くなってからもウッドデッキでのんびりと過ごせます。
・シュラフ
バンガローに寝具が備え付けられているかは、キャンプ場によって異なります。必ず事前に確認を取っておき、寝具がない場合はシュラフ(寝袋)やコットなどの用意が必要です。
また、季節によってはシュラフだけでは寒く、寝苦しさを感じることもあります。タオルケットなども併せて用意しておくと便利です。
■バンガロー泊でキャンプにチャレンジしてみよう
バンガローは、テントとロッジの中間くらいの宿泊施設です。建物の設備がない場所が多いので、火を起こして料理をしたり、アウトドア用の寝具を用意したりと、快適ながらアウトドア感をしっかりと楽しめるのが魅力です。
テントやタープが不要で荷物の量を減らせるため、これからキャンプギアを揃える予定のキャンプ初心者の方でも始めやすい点も見逃せません。アイテムを揃えきれていないものの、アウトドアにチャレンジしてみたいという方は、バンガローキャンプからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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