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outdoor2022.07.07

焚き火では火吹き棒の活用がおすすめ! 選び方や使い方を解説

バーベキューや焚き火など、アウトドアシーンでは火を使ったアクティビティを楽しむ機会が多くあります。しかし、なかなか火を起こせない、火を起こせても火力を強くできないと悩んでいる方は多いかもしれません。そのような際に、用意しておくと便利なのが火吹き棒です。単純な構造のアイテムですが、用意しておけば簡単に火力を強くできます。
この記事では、火吹き棒を使用するメリットや選び方のポイント、効果的な使い方などをご紹介します。

 

【目次】

■焚き火を楽しむなら火吹き棒を用意しよう

■火吹き棒の選び方

・素材

・長さ

・タイプ

・デザイン性

■火吹き棒の効果的な使い方

■アウトドアでの火起こしには火吹き棒を活用しよう

 

■焚き火を楽しむなら火吹き棒を用意しよう

焚き火を楽しむなら火吹き棒を用意しよう

 

火吹き棒とは、火種に直接空気を送り込める筒状の棒のことです。息を吐き空気を送り込むことで、効率的に火を大きくできます。足や手でポンプを動かし風を送る「ふいご(鞴)」を想像するとわかりやすいかもしれません。

うちわで扇ぐのとは異なり、火吹き棒を使えばピンポイントで空気を送れます。灰が舞い上がることを防げるうえに、効率的に火力を上げることができるので長時間扇ぎ続ける必要もありません。
また、火元から距離を保てる長さのある火吹き棒なら、顔を火元に近づけることなく送風できます。熱さを感じたり火傷を負ったりするリスクが低い点も、メリットのひとつです。

 

■火吹き棒の選び方

火吹き棒の選び方

 

火吹き棒は、商品によって形状や長さが異なります。使いやすさや持ち運びやすさを考慮して、キャンプシーンに適したものを選ぶことが大切です。火吹き棒を選ぶ際に確認したいポイントを、いくつかご紹介します。

 

・素材

最初に、火吹き棒の素材を確認しておきましょう。多くの商品は、ステンレスやアルミといった素材で作られています。

【ステンレス製の特徴】
サビに強く、お手入れが簡単なのがステンレス製火吹き棒の特徴です。雨風が強い日や水辺の近くで使用して濡れてしまっても問題になりにくく、環境を気にせず使うことができます。
また、強度に優れている点も魅力です。気軽に火吹き棒を使いたい方に適しています。

【アルミ製の特徴】
アルミ製の火吹き棒は軽さや耐久性に優れていて、持ち運びやすいのがメリットです。必要なアイテムが多いアウトドアシーンにおいて、荷物を少しでも軽くしたい方は、アルミ製を選ぶと良いでしょう。
ただし、ステンレス製に比べるとサビに弱いため、水に濡れた際などはしっかりお手入れを行う必要があります。

他にも、竹素材や真鍮(しんちゅう)を使って作られた火吹き棒もあります。自然素材特有の雰囲気や経年変化を楽しみたい方は、ステンレスやアルミ以外の素材を探してみるのも良いでしょう。

 

・長さ

火吹き棒を選ぶ際は、本体の長さも重要なポイントです。長さ60cm前後のものが一般的ですが、短いものや長いものもあります。それぞれの違いを踏まえて、用途に適した長さを選びましょう。

【長いタイプ】
60~80cm程度の長さがあるタイプの火吹き棒は、火元との距離を確保しやすいです。煙や熱の影響を受けにくく、火傷の心配も減らせるでしょう。長さによっては椅子に座ったままでも使うことができます。ただし、長さがある分収納サイズも大きくなりがちな点はデメリットといえます。

【短いタイプ】
60cmよりも短いタイプは、軽量でコンパクトに収納できる商品が多いです。持ち運びやすさに優れていて、近い距離から狙った場所に空気を送り込むこともできます。
一方で、長いタイプに比べると火元との距離は近くなるので、火傷などに注意が必要です。

 

・タイプ

火吹き棒のタイプも確認しておきましょう。火吹き棒は、大きく伸縮タイプと分割タイプ、どちらでもないタイプの3つに分けることができます。

【伸縮タイプ】
本体を伸び縮みさせて長さを変えられるタイプです。用途ごとに長さを調整することができます。コンパクトに収納しやすく、持ち運びやすさを重視する方におすすめです。

【分割タイプ】
パーツを分解することでコンパクトに収納できるタイプです。伸縮タイプに比べると分解や組み立てに手間がかかり収納サイズも大きめですが、おしゃれなデザインの火吹き棒が多く見られます。

【そのままのタイプ】
伸縮や分割はできず、1本の棒のまま持ち運ぶタイプです。荷物をコンパクトにしたい方には向きませんが、自動車に荷物を積載するならあまり気にならないでしょう。荷物をどのように持ち運びたいかを踏まえて、タイプを選ぶのがおすすめです。

また、直接息を吹き込むのではなく、手でポンプを動かすタイプの火起こしアイテムもあります。火吹き棒よりも収納性に劣りますが、複数人で使用したいシーンなどで便利です。

 

・デザイン性

火吹き棒には、おしゃれで格好良いデザインの商品もたくさん販売されています。機能性や収納性ではなく、デザインで選ぶことも可能です。
持ち手のデザインにこだわっているものや、専用のケースが付属しているものなど、デザインはメーカーによってさまざまです。自分の好みや使用シーンに応じて選ぶようにしましょう。

また、デザイン性だけでなく付加機能も確認しておくことをおすすめします。火吹き棒の中には、火ばさみ(トング)として使えたり、ファイヤースターター機能を搭載したりするモデルもあります。ひとつで複数の役割を果たすことができるので、キャンプ場に持っていく荷物を削減可能です。

 

■火吹き棒の効果的な使い方

火吹き棒を用意しても、適当に息を吹き込んでいるだけでは火を大きくできません。効率的な火起こしを行うには、正しい使い方を覚えておくことも大切です。

1.火吹き棒を使うタイミング
基本的に、火吹き棒は火を大きくするために使用するアイテムです。空気が行き渡るように炭や薪を並べたら、まずは細い枝などに火をつけましょう。ある程度炭や薪にも火が移ったら、火吹き棒で空気を送っていきます。
また、火が小さくなってきた時も、火吹き棒を活用すれば火力を復活させることが可能です。

2.火種の周囲に空気を送る
薪や炭をめがけて息を吹き込むのではなく、その周りに向かって空気を送り込むのがポイントです。酸素がしっかり循環するので、効率的に火が大きくなります。火の粉が飛び散るのを防ぐために、一気にたくさんの空気を吹き込むのではなく、ゆっくり息を吐くことも心がけてください。

3.火吹き棒の向きと距離にも注意
火吹き棒の向きや、先端と火との距離も確認しておきましょう。先端が細くなっている方を火元に向けて、太くなっている方から息を吹き込んでください。
先端は火元から15cmほどの距離を取って使用します。

基本的に、火吹き棒の使い方はそこまで難しくありません。上記の3つのポイントを踏まえれば、誰でも簡単に火力を調整できるようになります。

 

■アウトドアでの火起こしには火吹き棒を活用しよう

火吹き棒を活用すれば、アウトドア初心者の方でも効率的に火起こしを行えます。これまでなかなか火を大きくできなかったという方は、火吹き棒を用意しておくのがおすすめです。
タイプや素材、収納性は商品によってさまざまなので、自分が使いやすいものを選ぶようにしましょう。
アウトドアで火を使ったアクティビティをより楽しみたいという方は、この機会に火吹き棒を用意してみてはいかがでしょうか。

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