秋キャンプにおすすめの服装とは? 寒さ対策のコツやコーディネート例をご紹介
夏よりも気温が低い秋は、日中も快適に過ごしやすいアウトドアに適した季節です。キャンプや登山などのアクティビティを計画している方も多いかもしれません。
しかし、秋口は1日の寒暖差が大きくなる時期でもあります。メンズ・レディース問わず、キャンプを楽しむ際は服装に注意が必要です。
では、秋キャンプにはどのような服装で臨めば良いのでしょうか。ここでは、秋キャンプの服装のポイントや、用意しておきたいアイテムなどについてご紹介します。
【目次】
■秋キャンプは重ね着で防寒しよう
秋は夏より気温が低く虫も少ないなど、アウトドアを快適に楽しみやすい季節です。秋ならではのおいしい味覚や、紅葉で色づく美しい自然などを楽しめるのも魅力といえるでしょう。
一方で、秋の朝晩はかなり冷え込みます。日中は暖かく汗ばむ陽気の日でも、朝晩は一気に気温が下がり寒さを感じることがあるなど、1日の気温差が激しい季節です。
防寒対策をしていないと、寒さで眠れない、体調を崩してしまうなど、さまざまな問題が起こる可能性があります。
秋キャンプの際は、シーンごとに着脱して体温調節ができるように、インナー、ミドルウェア、アウターの3つを重ね着(レイヤリング)しておきましょう。
朝晩の冷え込み用に、暖かさをキープできる保温性に優れたアウターなど、簡単に羽織れるアイテムを用意しておくのがポイントです。急な温度変化に対応しやすくなり、寒くなっても快適に過ごせます。
また、寒暖差が特に大きい地域でキャンプを楽しむ場合は、日中の活動用と朝晩に着る服を分けて用意するのも有効です。
■重ね着以外の服装のポイント
秋キャンプの際は、重ね着による防寒対策以外にも、確認しておきたいポイントがあります。秋キャンプのコーディネートで注意したい点を、2つご紹介します。
・肌の露出を避ける
夏に比べると少ないとはいえ、虫に刺される可能性はあります。特に、秋はスズメバチが攻撃的になる季節です。標高にもよりますが、自然が多いキャンプ場は都市部に比べて虫が出やすいため、虫除け対策は欠かせません。
長袖のトップスやロング丈のボトムスを着用するなど、肌の露出をできるだけ避けるようにしましょう。長袖を着用しておけば、草木などに肌が当たって怪我をするのを防ぐこともできます。
虫対策として、虫除けスプレーも活用するのがおすすめです。
・焚き火を楽しむなら服の素材に注意
キャンプの際に、焚き火を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。暖を取ったり料理を楽しんだり、火が揺らめく様子を見てリラックスできたりと、魅力の多い焚き火ですが、行う際は服の素材に注意が必要です。
ナイロンやポリエステルといった化学繊維は熱に弱く、風に舞った火の粉で穴が開いてしまう恐れがあります。最悪の場合は引火などの事故につながる可能性もあるため、避けた方が良いでしょう。
焚き火を行う際は、難燃性に優れたコットン素材などでできたアウターを羽織るのがおすすめです。ただし、コットンも化学繊維に比べて燃えにくいというだけで、燃えないわけではありません。
付着した火の粉はすぐに払う、火元と適切に距離を取るなど、注意したうえで楽しむことが大切です。
■秋キャンプで用意したい服装の例
秋キャンプの際は、具体的にどのような服装を用意しておけば良いのでしょうか。トップスとボトムスに分けて、服装の例をご紹介します。
【トップス】
インナーは吸水速乾性と保温性に優れた、機能性インナーを選ぶのがおすすめです。コットン素材は吸水性に優れる一方で乾きにくいので、インナーで着用するのは避けましょう。
また、ミドルウェアとして着脱しやすいパーカーやダウン、厚手のトレーナーなども用意しておく必要があります。
アウターは天候や気温にもよりますが、防寒性に優れたマウンテンパーカーやダウンジャケットを用意しておくと安心です。防水性や防風性を備えたアウトドア用のレインウェアも、気温によってはアウターとして活用できます。
【ボトムス】
虫や紫外線、怪我、防寒対策として、キャンプシーンではロング丈のボトムスを履くのが基本です。伸縮性に優れた動きやすいパンツを用意しておくと、快適にアウトドアアクティビティを楽しめます。
日中の気温が高く、ロングパンツだと暑さが厳しい場合は、ハーフパンツの下にレギンスを履くなどして工夫すると良いでしょう。スカートを着用する場合も下にスパッツなどのアンダーウェアを履き、肌の露出を避けることをおすすめします。
また、夜は厚手の長い靴下を履いて、足元の冷え込みを防ぐのも有効です。
■基本の服装以外に用意したいアイテム
基本的な服装以外にも、小物をいくつか用意しておくと、秋キャンプをより快適に過ごせるようになります。秋キャンプに持って行きたいアイテムの一例をご紹介します。
・帽子
季節に関わらず、紫外線は一年中降り注いでいます。特に、標高が高いキャンプ場は平野部よりも紫外線が強くなるため注意が必要です。
紫外線を防ぐために、帽子を用意しておきましょう。紫外線以外にも、頭の保護や防寒、熱中症対策として活用できます。つばが広く、紫外線を防ぎやすいタイプを選ぶのがポイントです。
寒さ対策として活用する場合は、耳当てがついているタイプやニット帽を選ぶと役立ちます。
また、紫外線対策にはサングラスも組み合わせて使うのがおすすめです。日差しによる眩しさを抑えられるので、視界が確保しやすくなります。
・ブランケット
秋キャンプの際は、ブランケットも用意しておくと便利です。ひざ掛けとして使ったり上から羽織ったりすることで、手軽に防寒対策ができます。
また、掛け布団にしたり丸めて枕のように使ったりと、さまざまな用途で活用できるのも魅力です。
・ネックウォーマーや手袋
ネックウォーマーや手袋なども、寒暖差が大きい山間部のキャンプ場では用意しておきたいアイテムです。太い血管が通っている首をネックウォーマーで覆えば、体を効率的に温められます。頭から被るだけで着用でき、マフラーのように邪魔になりにくい点もメリットです。
また、秋キャンプの夜は非常に冷え込みます。手がかじかむのを防ぐために、手袋も用意しておくと安心です。暖かさを重視したい方は、ニット素材の手袋を用意することをおすすめします。
焚き火の際も手袋を着用したい場合は、耐火性に優れたものを選ぶことが重要です。
■秋キャンプ用の服装で快適に過ごそう
おいしい食材が多く、夏に比べると虫や暑さに悩まされる心配も少ないなど、秋はアウトドアに絶好の季節です。一方で、1日の中で寒暖差は大きく、昼間は快適に過ごせても朝晩は気温が下がります。快適に秋キャンプを楽しむためには、防寒対策を意識した服装を用意するのがポイントです。
また、焚き火などの火を使ったアクティビティを行う方は、難燃性に優れたコットン製の上着を用意するなど、服の素材にも気を配りましょう。
季節やシーンに相応しい服装を用意して、秋キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
RECOMMENDED POSTS
この記事を見た方におすすめの記事