outdoor2023.06.28

デイキャンプにおけるテントの必要性とは？用意するメリットや選び方を解説

思い思いの方法で楽しめるのが魅力のキャンプ。オートキャンプやツーリングキャンプなど、さまざまなスタイルがありますが、気軽にチャレンジできるのが、テントがなくても楽しめる「デイキャンプ」です。用意する荷物が少ないので、キャンプ初心者の方でも始めやすく、アウトドアならではの雰囲気を味わえます。
しかし、デイキャンプをより快適に楽しむためには、テントを用意しておくのがおすすめです。
ここでは、デイキャンプの魅力やテントの必要性、デイキャンプ用のテントの選び方をご紹介します。

【目次】

■デイキャンプの魅力

■デイキャンプにテントは必要？

■デイキャンプ用のテントの選び方

・組み立てが簡単なワンタッチテントがおすすめ

■デイキャンプでもテントを用意すると快適に

■デイキャンプの魅力

デイキャンプの魅力

デイキャンプとは、テント泊を行わずに日帰りで楽しむキャンプスタイルのことです。
1泊するキャンプと違い、デイキャンプではシュラフ（寝袋）やコット、テントマットといった荷物は必要ありません。用意する荷物が少ないので、キャンプギアが揃っていないキャンプ初心者の方でも、気軽にチャレンジできます。

時間は限られますが、バーベキュー（BBQ）や焚き火など、アウトドアアクティビティを十分に楽しめる点も魅力です。
「自然の中で寝泊まりするのは不安」というキャンプ初心者の方はもちろん、「時間がなくて1泊するのが難しい」という方にもおすすめのキャンプスタイルといえるでしょう。

■デイキャンプにテントは必要？

宿泊を伴わないので、デイキャンプはテントがなくても行うことができます。テントはキャンプギアの中でも重くかさばりやすいので、用意せずにデイキャンプを行っている方は多いかもしれません。

しかし、テントを持って行けば、休憩場所や荷物を置くスペースとして活用できます。特に、寒い季節は、長時間外に居続けると体が冷えてしまうことも考えられます。風や雨、日差しなどを防いで快適に過ごすためには、テントを用意しておくと便利です。

また、キャンプサイトにテントを用意するだけで、キャンプの雰囲気を高めることができます。テントを設営する練習にもなるので、テント泊にチャレンジしたいと考えている方は、テントを使ったデイキャンプからチャレンジするのも良いでしょう。

夏場はタープで代用するのも良いですが、より快適にデイキャンプを楽しみたい方はテントを用意することをおすすめします。

■デイキャンプ用のテントの選び方

デイキャンプ用のテントの選び方

デイキャンプ用のテントは、宿泊を伴うキャンプで使うものとは選び方のコツが少し異なります。デイキャンプ用のテントを用意する場合は、以下の点を確認しておきましょう。

・組み立てが簡単なワンタッチテントがおすすめ

デイキャンプは、どうしても使える時間が限られてしまいます。テントの設営や撤収作業に時間がかかり過ぎると、予定していたアクティビティが楽しめなくなることもあるはずです。
特に、キャンプ初心者の方は、想定以上に設営に時間を取られることも考えられます。

デイキャンプ用にテントを用意する場合は、組み立てや設営が簡単なワンタッチテントを選ぶのがおすすめです。
ワンタッチテントはポールと幕（生地）が一体化しているので、傘を開くようにテントを張ることができます。軽くコンパクトな形状の商品が多く、持ち運びしやすい点も魅力です。

ワンタッチテント以外では、開くだけでテントが立ち上がるポップアップテントや、組み立てが簡単なものが多いワンポールテント（ティピーテント）なども、デイキャンプシーンで使いやすいです。

・サイズは人数に合わせる

テントのサイズもポイントです。サイズが大きいほどたくさんの荷物を置いたり、広々とした空間で過ごしたりできますが、持ち運びが不便になります。
テントの商品説明欄には使用人数の目安が書いてあるので、人数に応じて必要なサイズを決めるようにしましょう。

この時、荷物を置く量も想定してテントのサイズを選ぶことがポイントです。例えば、3人で使用するからといって3人用のテントを選ぶと、スペースにゆとりがなくなってしまうことも考えられます。
3人で使うなら4人用を選ぶなど、1段階大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。

・使用できる季節も確認しよう

キャンプを行う季節も確認する必要があります。気温が低くなる秋から冬にかけて使用する場合は、保温性と通気性を併せ持つ、コットンやポリコットンと呼ばれる素材でできたテントを用意すると、快適に過ごしやすいです。
地面から冷気が入るのを防ぐために、スカートがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

反対に、日差しが強い夏場はテント内部の温度が上がったり、眩しさを感じたりすることが考えられます。メッシュが多く風通しの良い、生地の遮光性が良く日差しを防げるといった作りのテントを選ぶのがおすすめです。

■テント以外に用意しておきたいアイテム

デイキャンプは、テント以外にもアウトドアアイテムを用意しておくと、より快適に楽しめるようになります。
テント以外に用意しておきたいアイテムの一例は、以下の通りです。必要なアイテムはキャンプスタイルによって異なりますが、ぜひ参考にしてみてください。

・テーブルやチェア

テーブルやチェアは、物を置いたり、食事をしたり、休憩したりと、さまざまなシーンで役立ちます。キャンプ場で快適に過ごしたい方は、用意しておくのがおすすめです。
選ぶ際は、折りたたんでコンパクトに収納できるか、軽く持ち運びしやすいか、物を置いても安定感があるか、の3点を基準に選ぶと良いでしょう。
チェアに関しては、長時間座っても疲れにくいかを確認しておくと、快適に過ごしやすくなります。

また、テーブルとチェアは、それぞれの高さを合わせることもポイントです。天板が高いテーブルに座面が低いローチェアを合わせても、物を取るために立ち上がる必要があり、使い勝手が悪くなります。
テーブルとチェアがセットになっているタイプや、天板の高さを調整できるテーブルを用意するのもおすすめです。

⇒テーブルを探す

⇒チェアを探す

・調理器具

お弁当などを買って済ませることもできますが、よりデイキャンプを楽しみたい場合は、調理器具（クッカー）やバーナーなどを用意して、キャンプ料理にチャレンジするのがおすすめです。

ただし、キャンプ場で料理を楽しもうとすると、食器やカトラリー、食材を保存するためのクーラーボックスなど、荷物が増えてしまいます。食器としても活用できる調理器具を用意する、折りたためるカトラリーを選ぶなど、荷物をコンパクトにまとめる工夫を行うと良いでしょう。

また、作る料理によっては工程が多く、時間がかかることも考えられます。下処理は自宅で済ませておいて、キャンプ場での作業を減らすことも、デイキャンプで料理を楽しむためのコツです。

⇒調理器具を探す

■デイキャンプでもテントを用意すると快適に

日帰りのデイキャンプは、テント泊を伴うキャンプよりも荷物を用意しなくて済むのが魅力です。テントがなくても十分に楽しめますが、キャンプ場で快適に過ごしたい場合は用意しておくことをおすすめします。
ただし、デイキャンプはどうしても使える時間が限られます。設営に手間がかかりにくい、ワンタッチテントやポップアップテントなどを用意すると良いでしょう。

今まではテントなしで行っていた方も、一度テントを使ったデイキャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

⇒テントを探す