outdoor2023.12.15

人気YouTuber「TENT MONSTER」さんに聞く、秋冬キャンプの楽しみ方【後編】

今回は、YouTubeチャンネル登録者数3万人以上（2023年10月現在）の人気YouTuber「TENT MONSTER」のDおじさんにインタビュー。後編では、秋冬のキャンプやアウトドアファッションの楽しみ方を中心に、お話を伺いました。

――これまで様々なキャンプ場に行かれていると思いますが、特におすすめのキャンプ場はありますか？

山梨にある「ほったらかしキャンプ場」ですね。キャンプができるだけでなく、カフェやバー、温泉も楽しむことができるんです。山の頂上に位置しているので、夜景もめっちゃ綺麗なんですよ。全てが詰まっているし、スタッフさんも多くてきちんと整備されているので、初心者の方でも安心して行けると思います。ただすごく人気で予約が取れないので、キャンセル待ちを狙うのがおすすめです！

――それはぜひ行ってみたいです！キャンプ場や道具選びは、お子さんが生まれてから変わりましたか？

子供が生まれてから、すごく変わりましたね。子供が小さいと、お母さんは常に子供を見ていなきゃいけないので、お父さん1人でも設営できるテントを選ぶようにしたり、安全性の高い道具を選ぶようにしています。キャンプは道具を揃えるまでにお金がかかるけれど、火を起こしたりバーベキューをしたり、外で走り回ったりと、お金では買えない、貴重な経験ができると思うんです。今後は子供が走り回っても安全な場所を選択していきたいですが、そういったキャンプ場も自分たちの目で確かめながら、自ら得た経験をYouTubeでも伝えていければと思っています。

――お子さんと一緒にキャンプをする上で注意されていることはありますか？

安全性には気をつけていますね。特にランタンは火を使うものなので、LEDで楽しめるもので代用するようにしています。ただ、LEDだと火に比べてアウトドアならではの雰囲気が減ってしまうので、その分見た目で楽しめるデザインのものを取り入れて、いいバランスをとりながらモチベーションを上げています。

――あらゆる部分にこだわりを持たれていて素敵ですね！アウトドアファッションについても教えてください。服を選ぶ際に気をつけていることやこだわりはありますか？

キャンプはテントを立ててゆっくり過ごす時間だと思っているので、キャンプというカテゴリーに縛られずに、普段も着れる、汚れてもいいものを選んでいます。寒い冬はホッカイロを中に仕込んで、できるだけ服は軽量で動きやすいかどうかを重視していますね。

僕のこだわりは、サンダルです。サンダルは一見アウトドアと相性が悪いと思われがちですが、キャンプ場では敷地内に車を停めて荷物を運んでくるだけで、激しい動きはしないので、全く問題ありません。むしろ、テントに出入りする頻度が多いので、すぐに脱ぎ履きができて便利なんです。夏は素足に濡れてもいいサンダル、冬場は厚手の靴下に冬用のサンダルを履いています。これまで不便だと思ったことは一度もないですね。

――ご自身の中で、特におすすめのブランドはありますか？

「GRIP SWANY」というアメリカのアウトドアブランドがお気に入りです。このパンツは、サイドに大きなポケットがついていて、ペグやハンマーを入れることができるんです。しかもすぐに取り出せるので、テントの設営時にもすごく便利。何より軽くて動きやすいので、色違いで3本ぐらい持っています。妻は「THE NORTH FACE」のものをよく着ていますね。

――これから寒い時期になりますが、冬のキャンプで欠かせないアイテムはありますか？

キャップは年がら年中、基本的に被っています。冬場はやっぱり耳が寒いので、耳をしっかりとカバーできるファー素材の帽子を被っています。耳までしっかりと覆ってくれるので、すごく温かいんです。あとは、手が悴むとペグも打てなくなってしまうので、手袋も欠かせませんね。

――冬ならではのキャンプの楽しみ方はありますか？

テントの中で過ごす、「おこもりスタイル」がおすすめです。テントの中で石油ストーブを焚いておけば、中は20℃以上になるので、家にいる時と同じように快適に過ごせます。最近はビニールカーテンを付けられるテントも増えていて、中で過ごしていても外にいるような感覚になれたり、サイドや天井に窓が付いているテントだと、星空を眺めることもできるんです。あとは、鍋や土手焼きなど、温かい料理を食べるのも秋冬キャンプの醍醐味ですね。

――等身大で飾らないスタイルがTENT MONSTERさんの魅力だと感じます。今後チャレンジしてみたいことはありますか？

自然に囲まれながら好きなようにキャンプを楽しんでいたいですし、これからも自然体でいることを大切に、発信を続けていきたいと思っています。ゆくゆくは、自分たちがやりたい事の一つとして、キャンプ場を運営してみたいです。「自分が作りたいものを作りたい」というのが、僕の大きな夢です。