キャンプにはアウトドア用のまな板を持参しよう! 選び方や洗い方のコツをご紹介
解放感がある屋外で食べるご飯は、キャンプの醍醐味のひとつです。アウトドアシーンで料理をする際に必要なアイテムはいくつかありますが、後回しにしがちなのがまな板(カッティングボード)ではないでしょうか。
自宅用のまな板をキャンプ場で使用している方もいらっしゃるかもしれませんが、キャンプをより楽しみたい方は、アウトドア専用のまな板を用意するのがおすすめです。
今回は、アウトドア用のまな板の魅力や選び方、お手入れ方法をご紹介します。
【目次】
■キャンプ用にまな板を用意しよう
キャンプ場で料理を作る際は、基本的には自宅で食材をカットしておくと手間を省けます。しかし、現地調達した食材を使った料理を楽しみたいという方も多いはずです。そのような際は、まな板と包丁の準備が欠かせません。
アウトドア用のまな板(カッティングボード)にはおしゃれな見た目のものもあるため、食材を切る用途だけでなく、料理を盛り付けるトレイとしても活用できます。
また、家庭用のまな板に比べるとコンパクトで持ち運びしやすい商品が多く、荷物がかさばりにくい点も魅力です。
よりおいしいキャンプ飯を楽しみたい、見た目にもこだわりたいという方は、アウトドア用のまな板を用意してみてはいかがでしょうか。
■アウトドア用のまな板の選び方
一口にまな板といっても、素材や形状の異なる商品が多く販売されています。アウトドアでは、どのようなものが適しているのでしょうか。
アウトドア用のまな板を選ぶポイントをご紹介します。
・まな板の素材
アウトドア用のまな板は、木製や竹製、樹脂製などに分けることができます。素材ごとに特徴が異なるので、用途に適したタイプを選ぶようにしましょう。
【木製】
木製まな板は、適度な柔らかさがあり、包丁を傷めにくいのが特徴です。食材が滑りにくく、適度な厚みがあって安定感にも優れています。見た目もおしゃれな商品が多いため、トレイとして使っても食卓に映える点も魅力です。さまざまな樹種が使われていますが、ヒノキやキリ、アカシアなどが代表的です。
使い勝手に優れる一方で、厚い分重量も増す傾向にある点はデメリットといえます。
【竹製】
抗菌作用があり水にも強いなど、耐久性に優れているのが竹製まな板の魅力です。見た目も素材感をいかしたおしゃれなものが多く、実用性とデザイン性を両立しています。
【樹脂製(プラスチック製)】
ポリプロピレンなどで作られたタイプです。木製のまな板よりも軽量かつ安価で、サイズやカラーリングなどのバリエーションも多い傾向にあります。水はけが良いので、お手入れの手間もあまりかかりません。
ただし、包丁で傷つきやすい点がデメリットです。
・持ち運びやすさ
アウトドアシーンは、たくさんの荷物を持ち運ぶ必要があります。持ち運びやすいかどうかも確認しておきましょう。
例えば、折りたたんだり丸めたりしてコンパクトに収納できるタイプなら、荷物がかさばりにくくなります。作業スペースが取れなかった際に、折りたたんだ状態で調理を続けるといったことも可能です。
ただし、折りたたむ部分があるせいで切りにくさを感じることも考えられます。使用するシーンも考えて検討することが大切です。
・サイズ
まな板のサイズや重さ、形状も確認しておきましょう。コンパクトなものは狭い調理スペースでも設置できますが、場合によっては使いにくさを感じるかもしれません。キャンプで使用するテーブルの広さも考慮して、まな板の大きさや形状を考えると良いでしょう。
また、重さの確認も必要です。荷物を軽くしたい場合は、樹脂製で軽量なタイプを選ぶことをおすすめします。ただし、食材を切る際にまな板がズレるのを防ぎたい場合は、適度な重量がある木製が便利です。
使いやすさと持ち運びやすさのどちらに比重を置きたいかに応じて、重さを決めてみてください。
・調理器具が収納できるタイプもおすすめ
アウトドア用まな板には、包丁などの調理器具を収納できるくぼみがついているタイプもあります。まな板の中に調理器具をしまえるので、荷物をコンパクトにまとめやすく、忘れ物の心配も減らせるのがメリットです。包丁以外にも、缶切りやトングといったアイテムを収納できる場合もあります。
これからキャンプ用品を揃えたいという方は、調理器具とセットになっているまな板を選ぶのもおすすめです。
■まな板のお手入れ方法
まな板を長持ちさせるためには、しっかりとお手入れを行うことが重要です。ただし、具体的なお手入れ方法は素材によって異なります。
ここでは、木製と樹脂製のまな板のお手入れ方法をそれぞれご紹介します。
・木製まな板のお手入れ
まずは、木製まな板のお手入れ方法を手順ごとにご紹介します。
1.使用前のお手入れ
まな板を使う前に一度水にさらしておきましょう。表面に水の膜を作ることで、食材のにおいや油、色などが移りにくくなります。
2.使用後はすぐに洗う
使い終わったら、においなどがこびりつくのを避けるために、すぐに水洗いを行ってください。金属製以外のたわしを使ってこすると、木目の隙間の汚れもしっかりかきだせます。
天然素材には洗剤を吸収しやすいものがあるので、汚れが酷い場合を除いて洗剤を使うのは避けましょう。洗剤を使う場合は優しくなでるように洗って、丁寧にすすぐのがポイントです。
また、汚れが落ちにくくなるので、洗剤で洗う前に熱湯をかけるのも厳禁です。
3.日陰で乾かす
水洗いを済ませたら、風通しが良い直射日光の当たらない日陰で乾かします。日の光で一気に乾燥させると、ひび割れや反りの原因になるので注意が必要です。
この時、万が一カビが生えてしまったら、重曹やクレンザーを使って洗うようにしてください。
乾燥させた後は、オリーブオイルなどの植物油を塗って乾かすと、ひび割れやカビの発生を防げます。
また、どうしても汚れやにおいが気になる場合は、塩とレモンでまな板をこすってからオイルを塗りましょう。
・樹脂製まな板のお手入れ
樹脂製のまな板も、使用する前に一度水にさらして、水の膜を張ることを心がけましょう。
使用後のお手入れは木製ほど手間がかかりません。洗剤とスポンジを使って、汚れをしっかり落として、乾燥させれば完了です。
黒ずみが気になる場合は、漂白剤を使って漬け置き洗いを行ってください。それでも色移りが落ちない場合は、買い替えるようにしましょう。
また、木製のまな板と異なり、たわしの利用は避けるのがポイントです。まな板に傷がつき、汚れが溜まりやすくなってしまいます。
■アウトドア用のまな板でキャンプ料理を楽しもう
キャンプなどのアウトドアシーンでより料理を楽しみたい方は、専用のまな板を用意しておくと便利です。デザイン性に富んだおしゃれな商品なら、料理をおいしくきれいに見せることもできます。
素材やサイズ、収納方法などは商品によって異なるので、使用するシーンなどを踏まえて、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
これまでは自宅で食材を切っていたという方も、まな板を用意してキャンプ場に出かけてみてはいかがでしょうか。
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