カッティングボードをおしゃれに使いこなそう! おすすめの選び方やお手入れのコツ
カッティングボードは、食材を切る用途だけでなく、お皿としてもマルチに使える便利なアイテムです。料理をおしゃれに見せることができるうえに、アウトドアの雰囲気にも合わせやすいため、キャンプシーンでも広く使われています。
ただし、カッティングボードにはさまざまな種類があります。おしゃれに使いこなすには、用途に適したものを選ぶことが大切です。
ここでは、カッティングボードと一般的なまな板との違いや、おしゃれな使い方、選び方のポイントなどをご紹介します。
【目次】
■カッティングボードとまな板の違い
カッティングボードとは、食材を切るだけでなく、お皿のように料理を盛り付けできるキッチンウェアのことです。木製のものが主流で、アウトドアシーンに合わせやすく、盛り付け方次第で華やかな雰囲気を演出できます。
「おしゃれに盛り付けできるまな板」というイメージが強いですが、カッティングボードと一般的なまな板は、使われている木材が異なる場合が多いです。
まな板は、包丁の刃こぼれを防ぐために、柔らかい素材が使われます。一方で、カッティングボードはブレッドナイフにも耐えられるように、硬く傷つきにくい素材が使われているのが特徴です。
■カッティングボードのおしゃれな使い方
カッティングボードの魅力は、使い方次第でおしゃれな雰囲気を演出できる点です。
例えば、カッティングボードにチーズやナッツ、生ハム、ベーコンなどをのせるだけで、ダイニングバーで出されるような、おしゃれなおつまみセットが完成します。トーストや目玉焼きをのせて、ワンプレートの朝食にするのも良いでしょう。
ラウンド型のカッティングボードの場合は、ピザやホールケーキを盛り付ける用途に最適です。スキレットやティーポット、鍋などをのせる「鍋敷き」として使うこともできます。
幅広い使い方ができるため、アウトドアシーンはもちろん、自宅の食卓でも活躍するでしょう。
■アウトドアで使えるカッティングボードの選び方
カッティングボードと一口にいっても、サイズや形状の異なるさまざまな商品が販売されています。どれを選べば良いのか、悩んでしまうこともあるでしょう。
カッティングボードを選ぶ際のポイントを4つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
・サイズ
カッティングボードのサイズは、どれくらいの料理を盛り付けられるかに関わります。盛り付けたい食材に応じて、適切なサイズのものを選びましょう。
基本的には、盛り付けたい食材や料理よりも少し大きめで、適度なスペースがあくものを選ぶと、おしゃれに見せられます。
例えば、チーズや生ハム、オードブルといったおつまみや前菜をのせる場合は、コンパクトなサイズがおすすめです。スペースを取らないので、他の料理を並べる際に邪魔になりません。
一方で、サラダや汁気のある魚料理、お肉などは、少し大きめのカッティングボードを選ぶのがポイントです。ふちがないカッティングボードでも、食材や汁がこぼれるのを防げます。
・素材
カッティングボードに使われている素材もポイントです。素材ごとに特徴が異なるので、用途に適したものを選びましょう。代表的な素材の特徴は、以下のとおりです。
【オリーブ材】
強度や耐久性に優れていて、長持ちしやすいのが魅力です。水はけ性能や抗菌性も高く、清潔に使うことができます。
【アカシア材】
濃淡のある木目と深みのある色合いが特徴です。丈夫で傷みにくいため、水回りでの使用にも適しています。比較的安価な点も魅力です。
【オーク材】
ナラ材とも呼ばれます。白っぽい色味で木目も控えめなので、さまざまな食材の盛り付けに適しています。経年変化によって色味が変わる点も特徴です。
【ラバー材】
肌触りの良さと白っぽい色味が特徴です。刃当たりが優しいので、包丁やナイフの刃こぼれが気になる方は、ラバー材を選ぶと良いでしょう。パンやケーキの盛り付けに適しています。
他にも、耐久性と軽さを両立した竹や、水はけが良いイチョウ、天然木の合成繊維を使用したセルロース繊維、香りが特徴のヒノキといった材質も使われています。
・形状
カッティングボードの形状もポイントです。長方形のスクエアタイプだけでなく、円形のラウンドタイプ、木材の形をそのまま残したタイプなど、さまざまなデザインの商品が販売されています。
盛り付ける用途でも使用するので、インテリア性や他に使用するアイテムとの相性も考慮して、好みの形状を選びましょう。
他にも、取っ手付きで持ち運びしやすいものや、穴付きで吊るして収納できるものなど、使い勝手に優れているものもあります。
荷物をコンパクトにまとめたいアウトドアシーンの場合は、折りたたんで収納できるカッティングボードを選ぶのもおすすめです。
・リバーシブルかどうか
カッティングボードには、両面を使うことができるリバーシブルタイプもあります。表面で食材を切り、裏面に変えて盛り付けるなど、使い分けできて便利です。
食材を切った面を裏返せば、表面についた包丁やナイフの傷を隠すことができます。
また、肉や魚を切る面と野菜を切る面で分けるなど、衛生的に使用できる点もメリットです。
少ない枚数のカッティングボードをたくさんの用途で使用したい場合は、リバーシブルタイプの商品を選んでみてはいかがでしょうか。
■使用後のお手入れのコツ
カッティングボードを清潔に使うには、使用後にしっかりとお手入れを行うことが重要です。基本的なお手入れのコツをご紹介します。
【基本のお手入れ】
使い終わったら、できるだけ早く洗うことを心がけましょう。長時間放置していると木に汚れが染み込んで、落ちにくくなります。素材によっては変形や変色につながる恐れがあるので、お湯ではなく水洗いするようにしてください。
軽い汚れの場合は、洗剤を使わずにたわしやスポンジを使って洗いましょう。
また、木材でできているカッティングボードはカビやすいです。水洗いをした後は立てかけたり、風通しの良い場所で陰干ししたり、乾いた布で優しく拭いたりして、しっかりと乾燥させることもポイントです。
【長持ちさせるためのお手入れ】
使用を続けるうちに傷がついて、表面のツヤが失われてしまうこともあります。表面の乾燥が気になる場合は、オリーブオイルなどの植物油を表面に塗り込むお手入れを行いましょう。
事前に紙やすりで細かな汚れを落としておくと、きれいに仕上がります。
また、ぬめりや臭いが気になる場合は、塩とレモン(クエン酸)を混ぜたもので表面を軽くこすることで落とせます。
■カッティングボードでキャンプをおしゃれに楽しもう
カッティングボードは、食材を切るだけでなく、盛り付ける用途でも使える便利なアイテムです。木製でおしゃれな雰囲気のものが多く、アウトドアシーンはもちろん、普段の食卓でも活躍します。
商品によって素材や形状、サイズなどが異なるので、盛り付けたい料理や使用する場所などを踏まえることが、カッティングボード選びのポイントです。
おしゃれな料理をアウトドアシーンでも楽しみたい方は、カッティングボードを用意してみてはいかがでしょうか。
RECOMMENDED POSTS
この記事を見た方におすすめの記事