冬もバーベキューを楽しもう! 寒さ対策が快適に過ごすコツ
バーベキューのような、屋外で飲食を楽しむイベントのハイシーズンは夏です。気温が低くなる冬場は、バーベキューを行わないという方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、冬に行うバーベキューも、夏とは異なる魅力がたくさんあります。春や夏にしかバーベキューを行ったことがないという方も、冬バーベキューにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ここでは、冬のバーベキューならではの魅力や、用意しておきたいアイテムなどをご紹介します。
【目次】
■冬バーベキューならではの魅力
バーベキューは春夏に行うイメージの強いアクティビティですが、冬も季節ならではの楽しみ方ができます。
冬バーベキューの主な魅力は、次の3点です。
・冬の味覚を楽しめる
冬に旬を迎える食材を楽しめるのは、冬バーベキューの大きな魅力のひとつです。白菜やカボチャ、牡蠣(カキ)、カニ、タラなど、さまざまな冬の味覚を味わえます。焼きリンゴやサツマイモなど、この時期ならではのデザートを楽しむのもおすすめです。
鍋料理や煮込み料理、チーズフォンデュ、おでんといった体が温まる料理を作るのも良いでしょう。
また、気温が高い夏に比べて、冬場は食べ物や飲み物の管理に手間がかかりにくい点もメリットです。夏の場合、飲み物はクーラーボックスに入れておかないとすぐにぬるくなってしまいます。
一方で、冬なら飲み物を外に出しておいても問題ありません。
寒さは冬バーベキューのデメリットではあるものの、逆手に取ればバーベキューの手間を減らせます。
・火の暖かさを感じられる
気温が高い日に、焚き火やバーベキューコンロといった熱源の近くにい続けるのはつらいものです。しかし、気温が低い冬場なら、焚き火の近くで暖を取ることができます。
火を囲んで温まりながら食事や会話をのんびりと楽しめるのも、冬バーベキューの魅力といえるでしょう。
・人や虫が少ない
基本的に、冬はバーベキューのオフシーズンにあたります。バーベキュー場やキャンプ場が比較的空いていることが多く、のんびりと過ごしやすい点もメリットです。
冬場は人だけでなく虫も少ないため、念入りな虫よけ対策も必要ありません。虫刺されに悩まされる心配がないので、虫が苦手でアウトドアを敬遠していた人でも、冬のバーベキューなら快適に楽しめます。
また、バーベキュー場の場所によっては、スキーやスノーボード、ソリといった雪遊びを楽しめる点も、冬バーベキューならではの魅力といえるでしょう。
■冬のバーベキューは寒さ対策がポイント
冬ならではの魅力や楽しみ方がある反面、冬バーベキューは寒さが厳しく快適に楽しめないことも考えられます。標高が高く気温も低くなりやすい山間部のバーベキュー場やキャンプ場は、特に注意が必要です。
焚き火で暖を取ることができるとはいえ、長時間動かずに過ごしていると寒さがこたえるものです。温かい服装をして参加することを心がけましょう。
暑さ・寒さに応じて脱ぎ着できるように、インナー・ミドルレイヤー・アウターの3層で重ね着(レイヤリング)を行うのが、冬バーベキューの基本です。
より万全に寒さに備えたい方は、ネックウォーマーやニット帽なども用意しておくことをおすすめします。
バーベキューの最中に火の粉が飛んでくることもあるため、燃えやすい素材でできた服装は控えて、難燃性素材でできたアウターを着用すると安心です。
ただし、難燃性素材も燃えにくいというだけで、火の粉で穴があいてしまうことはあります。火の粉対策は欠かさずに行ってください。
また、準備や後片付けのことも考慮して、動きやすく汚れても問題ない服を着用すると、快適にバーベキューを楽しめます。
■冬のバーベキューで用意したいアイテムは?
冬のバーベキューを快適に楽しむには、暖かい服装を心がけるだけでなく、アイテムを活用して寒さ対策を行うことが大切です。
冬のバーベキューシーンでは、焚き火台やコンロといった基本的なバーベキュー用品に加えて、次のアイテムも用意しておきましょう。
・防寒対策グッズ
防寒性・保温性に優れた服を着るだけでなく、防寒グッズも用意すると、さらに快適に過ごしやすくなります。例えば、ブランケットのような掛け物を用意しておけば、ひざ掛けにしたり、座布団として使ったりできて便利です。足元が冷えるのを防ぎやすくなります。
指先やお腹などを温めるために、カイロを用意しておくのも良いでしょう。
通気性に優れているアウトドアチェアを使う予定の場合は、チェアカバーがあるとお尻や背中の冷えを防ぎやすくなります。
また、使用できる場合は、石油ストーブのような暖房器具を用意しておくのもおすすめです。焚き火台やバーベキューコンロから離れた場所でも、暖まることができます。
・風よけ
風が強い日ほど、体感温度は下がります。特に、冬場は冷たい風が吹くため、体感温度が低くなることもあるでしょう。
風を防ぐために、テントやタープといった風よけに使えるアウトドアギアを用意しておくと安心です。
ただし、火の粉が舞ってテントやタープに穴があいたり、火事につながったりする可能性もあります。火元との距離を十分に取る、風下に設営するのは避ける、難燃性に優れた素材のテントを使うなどの対策を行ってください。
また、一酸化炭素中毒などの事故につながる恐れがあるため、密閉されたテント内で火を使うのも厳禁です。
■冬のバーベキューならではの注意点
冬は温度だけでなく、湿度も低い季節です。空気が乾燥しているので、火が普段よりも大きくなりやすい傾向にあります。枯れ葉も水分が少ないため燃えやすいなど、火事のリスクが高いため、火の取り扱いには十分に注意してください。
風で火の粉が舞うのを防ぐためにウインドスクリーン(焚き火リフレクター)を設置する、風が強い時は火の使用を控える、燃えやすいものはできるだけ火元から遠ざけるといった配慮は必須です。
周囲に枯れ葉が多い時は、コンロを置く周囲の枯れ葉を掃除しておく、焚き火シートを敷いて引火を防ぐといった対策を行うのも良いでしょう。
持ち物に余裕がある時は、万が一の事態に備えて、消化スプレーのようなアイテムを用意しておくと安心です。
■万全の寒さ対策で冬もバーベキューを楽しもう
冬は、夏とは違うバーベキューを楽しめる季節です。バーベキューは春や夏に行うものというイメージもありますが、季節の食材を楽しめる、焚き火で暖を取れるなど、冬バーベキューならではの魅力はたくさんあります。
ただし、基本的には気温が低いため、寒さで体調を崩してしまうことも考えられます。快適に楽しむために、防寒対策は欠かせません。夏よりも火の勢いが大きくなりやすいので、防火対策も万全に行いましょう。
ご紹介した内容を参考に、冬もバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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