ランニングにはバッグを用意しよう。ランニング用バッグの種類と選び方
ランニングを行う際に気になるのが、財布やスマートフォン、鍵といった荷物をどうするかです。ランニングウェアのポケットに入れておくと、中身が揺れてわずらわしく感じることが多く、トレイルランニングや通勤ランといった荷物が多いシーンでは、ポケットに荷物をしまっておくのは難しいでしょう。
そのような悩みを抱えている方は、ランニング用のバッグを用意するのがおすすめです。ここでは、ランニングシーンでバッグを用意するメリットやランニングで使えるバッグの種類、選び方のポイントをご紹介します。
【目次】
■ランニングシーンでバッグを用意する必要性
遠出をして山道でトレイルランニングを楽しんだり、通勤時間に通勤ランを行ったりしたい場合には、行動食や飲み物、着替え、仕事道具といった荷物を入れられるバッグが欠かせません。
自宅の近くでランニングを行う場合でも、財布やスマートフォン、鍵、タオルなど、最低限用意しておきたい持ち物がいくつかあります。
小さいものならポケットの中に入れることもできますが、走っている最中にポケットから落ちそうになったり、揺れて走りづらさを感じたりすることもあるでしょう。
そのため、ランニングを快適に楽しみたい場合は、ランニングを行う場所を問わず、バッグを用意しておくのがおすすめです。
■ランニングで使えるバッグの種類
ランニング用のバッグは多くの製品が販売されています。製品によって形状や容量、着け心地などが異なるため、バッグごとの特徴を踏まえたうえで、自身に最適なものを選ぶことが大切です。
まずは、ランニングで使えるバッグの種類と特徴をご紹介します。
・ウエストバッグ
ベルトのように、腰に巻き付けて装着するのがウエストバッグです。持ち物を収納できる部分が体の前側にある製品が多く、すぐに荷物を取り出すことができます。
また、コンパクトなサイズなので、走る際にバッグを邪魔に感じることも少ないでしょう。持ち運ぶ荷物がそこまで多くない方に向いています。
・ショルダーバッグ
肩に斜め掛けして、タスキのように身に着けるタイプのバッグです。上半身にフィットして走る際に揺れづらく、ウエストバッグよりも容量が大きいタイプも多く販売されています。
財布や鍵、スマートフォンに加えて、飲み物やタオルも持ち運びたい方におすすめです。容量によっては長距離のランニングにも対応できるでしょう。
・アームバンド
腕に巻き付けるように使うタイプで、スマートフォンや音楽プレーヤーを入れるのに適しています。収納量が少なく、必要最低限のものしか収納できないため、ランニングの際はスマートフォンだけ持ち運びたい方や、音楽を聴きながらランニングを楽しみたい方におすすめです。
ただし、音楽を聴いたりスマートフォンを操作したりしながらのランニングは、注意力が散漫になり怪我や事故につながる恐れがあります。音楽は周りの音が十分聞こえる程度の音量にとどめる、道端によって立ち止まってからスマートフォンを操作するなど、必ず安全を確認するようにしましょう。
・バックパック(リュックサック)
背中に背負うタイプの、バックパックまたはリュックサック型のバッグは、比較的容量が大きいものが多く、たくさんの荷物を入れられるのが魅力です。一般的なリュックは背負うと揺れることもありますが、ランニング用のバックパックは体にフィットし、揺れづらいように作られています。
トレイルランニングや通勤ランなど、荷物が多くなりがちなシーンでの使用におすすめです。
また、ハイドレーションシステムに対応していて、チューブが取りつけられたボトルを中にしまえるものもあります。チューブから直接水を飲むことができるので、水分補給の際にバックパックを降ろしたり、ペットボトルを取り出したりする必要がなくなり便利です。
・ベスト型
バッグを背負うのではなく、服を着るような感覚で着用できるのがベスト型の魅力です。体とのフィット感が高く揺れも少ないため、重心が安定して走りやすいというメリットもあります。
容量はバックパックタイプほど多くないので、荷物が少ない短距離のトレイルランニングや近場でのランニングシーン、長距離でも最低限の装備で走り切れる上級者の方におすすめです。
■ランニング用バッグの選び方
ランニング用のバッグは、自身の用途なども踏まえて選ぶことが大切です。ここでは、バッグを選ぶ際に確認したいポイントをご紹介します。
・使用するシーンから選ぶ
ランニング用のバッグを選ぶ際は、使用するシーンや持って行きたい荷物を最初に考えましょう。
例えば、家の近場でのランニングの場合は最低限の荷物でも問題ないことが考えられるので、ウエストポーチやショルダーバッグといった容量の小さなタイプでも十分です。レースシーンも荷物は少ないですが、よりフィット感が高いベスト型が適しています。
一方で、長距離のトレイルランニングや荷物が多い通勤ランでは、たくさんの荷物が入れられる容量の大きなバックパックタイプが必要でしょう。
このように、使用する場所や持ち物から考えると、自然と自分に適したタイプのバッグを把握できるようになります。
・体とのフィット感
ランニング中にバッグが揺れてしまうと、不快感を覚えたり走りづらさを感じたりする場合があります。バッグの形状やストラップの太さなどを確認して、自身の体にフィットするものを選ぶことが大切です。
・荷物が取り出しやすいかどうか
バッグを脱着せずに中の荷物が取り出せる、ポケットが複数あり小物を分けて収納できる、ボトル入れ専用のスペースがあるなど、荷物が取り出しやすいかどうかも重要です。
荷物を簡単に取り出せるバッグなら、水分補給などの際の手間を減らすことができます。
トレイルランニングシーンなど、ハイドレーションを活用して水分補給を行いたい場合は、バックパックがハイドレーションシステムに対応しているかどうかも確認しておきましょう。
・通気性
バッグを背負いながら走り続けると、体とバッグの当たる部分に汗がたまり、蒸れやすくなってしまいます。汗をかきやすい夏場はもちろん、冬場も起こり得るため、蒸れづらいかどうかは大切なポイントです。
体に当たる部分がメッシュ地になっていて通気性が確保されている、吸湿性に優れ汗がたまりづらいなど、蒸れないように工夫されているかどうかも確認しておくと良いでしょう。
・防水、撥水性
雨の日もランニングを行いたい方は、通気性と同時に防水性や撥水性も確認しておきましょう。防水性がないと、汗をかいたり雨が降ったりした際に、リュック本体や中に入れた荷物が濡れてしまうことも考えられます。
また、防水性と同時に撥水性も兼ね備えているバッグは水をしっかりとはじくため、水洗いを気軽に行えて、泥汚れなどを落としやすいのもメリットのひとつです。
■バッグを用意してランニングを快適に行おう
ランニング用のバッグを用意しておけば、荷物をポケットの中にしまっておく必要はありません。ポケットで小銭が揺れたり、スマートフォンが落ちたりする心配がなくなるので、快適に走れるようになるでしょう。
また、容量の大きいバックパックタイプを用意しておけば、トレイルランニングや通勤ランといった荷物が多くなりがちなシーンでも活用できて便利です。
シーンごとに適したランニング用のバッグを用意して、より快適にランニングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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