雨の日用に防水のランニングシューズを用意しよう! 選び方のポイントを解説
雨の日のランニングは、シューズやウェアが濡れて不快感を覚えやすいというデメリットがあります。悪天候が続く時期は、ランニングを中断するランナーの方もいらっしゃるでしょう。そこでおすすめなのが、雨の日用に防水性に優れたランニングシューズを用意しておくことです。
ここでは、防水性に優れたランニングシューズを選ぶ際のポイントや、シューズ以外に雨の日に用意しておきたいアイテムの例をご紹介します。
【目次】
■防水対応のランニングシューズを用意しよう
濡れてしまうからと、雨の日に使い込んで古くなったランニングシューズを使用している方もいらっしゃるでしょう。しかし、ソールがすり減った古いシューズを使っていると、滑って転んだり怪我をしたりする可能性があります。転倒に気をつけて走ったとしても、靴の中まで濡れると不快に感じるはずです。
雨の日のランニングを快適に楽しみたい方は、防水性を備えたランニングシューズを用意しておきましょう。防水性だけでなく、通気性やクッション性といった機能が一般的なスニーカーよりも高く、走りやすさや使いやすさに優れている点も魅力です。
また、トレイルランニング向けのシューズは、過酷な環境で使用することを想定して防水性や撥水性、グリップ力に優れている商品が多くあります。幅広いシーンで使いたいという方は、トレイルランニング用のシューズを用意するのもおすすめです。
■防水ランニングシューズを選ぶ際のポイント
防水性を備えたランニングシューズは、各メーカーがさまざまな商品を販売しています。どのようなシューズを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。
防水ランニングシューズを選ぶ際に確認したいポイントをご紹介するので、参考にしてみてください。
・通気性の高さ
前提として、優れた防水性を備えているシューズを選ぶことが重要です。シューズのアッパー部分に、防水性や撥水性に優れた素材が使われているか確認しておきましょう。
ただし、防水性に優れていたとしても、通気性が悪いと汗や熱でシューズの中が蒸れてしまいます。防水性と通気性を両立している商品を選ぶのが、快適にランニングを楽しむためのポイントです。
・フィット感
ランニングシューズを選ぶ際は、フィット感の確認も欠かせません。足とシューズのサイズが合っていないと、靴擦れやマメができたり、怪我をしたりする恐れがあります。自分の足の長さや横幅、甲の高さに適したサイズのシューズを選ぶようにしましょう。
長さに関しては、かかとを靴にしっかりつけた状態で、つま先部分に1cm程度の余裕ができるくらいが目安です。かかとからつま先までの長さや、足幅のサイズなどは、事前に測っておくのがおすすめです。
試し履きが行える場合は一度試着してみるのも良いでしょう。その際は、ランニング時に使用するソックスを着用すると、より正確なサイズを知ることができます。
・グリップ力や衝撃吸収性
雨で濡れている路面は、普段よりも滑りやすくなっています。ランニング中に転んでしまうリスクが高まるため、シューズのグリップ力も重要です。グリップ力が高く、地面をしっかりと捉えられるシューズなら、雨の日でも安心して使用できます。
また、ランニング中は着地の衝撃で体に負担がかかります。クッション性が高く衝撃をしっかり和らげてくれるかどうかも確認しておきましょう。
・シューズのカラーも重要
雨が降っている日は、晴れた日よりも暗く視界が悪くなりがちです。視認性を高めるために、明るいカラーリングのランニングシューズを選ぶことをおすすめします。
また、自分が好きなカラーリングやデザインのシューズを選べば、ランニングに対するモチベーションを上げることにもつながるでしょう。
■雨の日のランニングで他に用意しておきたいアイテム
雨の日のランニングを安全・快適に楽しむには、ランニングシューズ以外にもいくつか専用のアイテムを用意しておくのがおすすめです。
雨の日のランニングで用意しておきたいアイテムや選び方のポイントをご紹介します。
・防水加工のジャケットやウェア
ランニングシューズが防水性を備えていても、ウェアが濡れてしまっては快適にランニングを楽しめません。体が冷えてしまう恐れもあるため、水を吸わない素材でできたジャケットやウェアを用意しておきましょう。
防水性や撥水性に加えて、通気性や透湿性(水を弾き湿気は逃がす性質)などに優れているジャケットを用意しておけば、ジャケットの内側が蒸れるのを防げます。
また、パンツも防水性に優れたものなら、全身を濡らすことなくランニングを楽しめるでしょう。
逆に、綿(コットン)素材などの吸水性に優れた衣類は乾きにくいため、雨の日の使用には適していません。
・ランニングキャップとサングラス
雨が降っている中でランニングを行うと、顔に水滴が当たって視界が遮られます。歩行者などにぶつかる危険性があるので、つば付きのランニングキャップも用意しておきましょう。つばが長いキャップを着用しておけば、顔に雨が当たるのを防いで視界を確保しながら走れます。
頭部を雨から守ることにもつながるため、サンバイザーではなくキャップを着用するのがおすすめです。
ただし、キャップだけでは雨を完全に防ぐことは難しいかもしれません。併せてサングラスも用意しておくと、より快適に雨の日のランニングを楽しめます。
この時、光を通しにくいサングラスだと視界が余計に悪くなってしまうため、可視光線透過率が高い商品を選ぶのがポイントです。可視光線透過率はサングラスが取り込む光の量を表し、数字が大きいほど光をたくさん取り込みます。天候や明るさに左右されますが、雨の日は30~50%くらいの数値を目安にすると良いでしょう。
■防水スプレーを活用するのも手
シューズの防水性が落ちてきたと感じる場合や、水が内側に入りやすいメッシュ素材のシューズを履いている場合は、防水スプレーを使うのもおすすめです。防水性のないシューズも、防水スプレーを使えば濡れるのを軽減できる可能性があります。
防水スプレーを使用する際は、事前にシューズ用の柔らかいブラシなどで表面のごみを取り除いておきましょう。その後、シューズ全体にまんべんなくスプレーを吹きかけます。事故につながる恐れがあるため、風通しが良い屋外など、十分な換気を行える環境でスプレーを使うようにしてください。
また、防水スプレーは主成分から大きく「フッ素系」と「シリコン系」に分けられ、適した素材が異なります。ランニングシューズに使用する場合は、幅広い素材に対応できるフッ素系のスプレーを用意しておくと便利です。
■防水のシューズで雨の日もランニングを楽しもう
防水加工が施されたランニングシューズを用意すれば、雨の日のランニングを快適に楽しめるようになります。防水性に加えて、グリップ力やカラーなどの確認も重要です。
また、サングラスやキャップ、防水性の高いウェアなども用意しておく必要があります。雨の日用のアイテムを用意して、雨が多い季節も快適にランニングを楽しみましょう。
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