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running2024.02.26

おもてなしが神!にしおマラソン出走レポート

愛知県の県南に位置する西尾市で開催される「にしおマラソン」に、この度特別協賛社のスポーツデポさんの協力のもと出走してきました。

ちょうどその前の金曜日に、スポーツデポの母体であるアルペンさんで商談があったため、2泊3日の行程で参加。西尾市は名古屋市から電車で約1時間。現地に7時半到着目がけて5時起きで当日のスタート。

機会がないとなかなか訪れることがない土地ではあったのですが、来るのはこれで二度目。

実はスポーツデポ西尾店で無料試走会が昨年末に開催され、そこにも参加していたので、まずはその模様に少し触れたいと思います。

スポーツデポおよびアルペンでは「スポーツをもっと身近に」というパーパスのもと、全国各地のマラソン大会のスポンサードを今年から強化し、大会だけでなく事前イベントなどにも力を入れています。

以前にレポートした「富士山マラソン」の事前イベントや大会と同様に、こちらのにしおマラソンも現地のお店を利用して無料試走イベントを開催しました。


開催は2023年12月2日のレース1ヶ月半前。


ゲスト兼講師に、元100kmマラソン日本代表の高田由基さんと、ランニングタレントの波崎共子さん。そこに自分もおまけ参加させていただきました。


高田さんの走る前の準備運動のあとに、


スタート地点となる西尾市役所から、コースの一部を試走しました。


スタートから7km地点くらいまでの川沿いコースを試走。この日は晴れていましたが風も強くかなり肌寒かったです。これは天候次第ではなかなかハードになるかもしれない…そんな体験ができた会でした。


そして迎えたレース当日。

極寒で雨――――泣

コンディションとしてはなかなか厳しめではありましたが、自然を相手にするスポーツ、これも受け入れて楽しんだもん勝ちです。


ちなみにこちらがコース全体図。

折り返しのないラウンドワンウェイで、海沿いも走るコースにワクワク。


スタート前に、同じく出走する株式会社アルペンの役員である二十軒さん(右)と平原さん(左)ともお会いすることができました。こうやって会社の人たちも現場に参加されているのはいいなと思いました。

それではレースの模様をコース写真に沿ってご紹介。


こちらは、試走会でも通った川沿いにある名物の茶畑。


最初の10kmくらいまでは、のどかな田園風景の中をひたすら進みます。


こちらは15kmを過ぎたあとの海岸線の模様。


天気が良ければこんな景色が見られたはずが…


ど、どよーん。

「晴れていたらなあ」などと思ったりもしましたが、走っている我々ランナー以上に過酷な状況でコース誘導をしてくれている地元の子供たちが、かなり細かい配置について応援してくれていたんです。極寒の中で立ち止まっていることの方が、私たちランナーよりも辛いだろうに…と、そんな子供たちを見たら落ち込んでなんていられない!心から、ありがとう。


こんな悪天候の中なのに、本当に多くのボランティアさんと予想以上の観客の応援があり、とても勇気づけられました。小さいお子さんたちも寒い中がんばってお手伝いしていて、おじさんほんと感動しました(涙)


そしてこのレースは給食も特徴的でして、


名物のうなぎの蒲焼き!


イカフライ!


豚汁に、


塩おにぎりまで!

もはやすべてがお皿で揃えば立派な食事です(笑)

タイムを気にしなければ、これらをお腹いっぱい食べ歩き、もとい、食べ走りするのも楽しみの方法だと思いました。給食ポイントを事前にチェックしておけば、おかずをストックして白飯と一緒に食べられるかもしれませんね(笑)

そんなこんなで走りを進めていたところ、30kmを過ぎたところで突如現れた急坂!


え?なんだこの坂、聞いてないよ〜、と思ったのですが、私の事前チェック漏れ。

あらためてコースマップをみてみるとちゃんとコースマップに載っていました。それにしても、ここまで走ってきてのこの坂はエグい。


そんな気持ちが折れそうになったときに、後ろから聞いたことある明るい声が。

元マラソン日本記録保持者(当日は現日本記録保持者)の野口みずきさんが、皆を応援しつつ超ハイペースで追い越していきました。

野口さんは、アシックスのイベント登壇でもご一緒したりと知り合いでしたので、追い抜かれざまにちょっと小話しつつ、写真もパチリさせてもらいました。

それにしても後ろから見た野口さんの走りは、ほんとダイナミックでかっこよかったです。これが金メダリストの走りかー。


こちら第二の激坂。いやあ、堪えました。

30kmまでは3時間ちょいのペースで進んでいたのですが、この二つの坂で撃沈してしまい、残り10kmは足重で所々で歩いて写真を撮りながらなんとかゴール。


最終ゴールタイムはぎりサブ3.5でした。

修行あるのみ。

そしてゴールした後に雨が止んで晴れてきました。んだよ〜(笑)


大会MCのケチャップさんが、皆のゴールを盛り上げてくれていました。悪天候のところエネルギーある掛け声ありがとうございました!

なかなかのハードコースでタイムを狙うにはむずかしいかもですが、ボランティアさんの手厚いフォローや充実したエイドステーション、そして海や山や田園風景を堪能することができる自然あふれるコースは、マラソン大会としてとても楽しいものでした。

正直タイムは出にくいですが、観光がてら楽しみながらの参加や、本命レースに向けてのトレーニングの一環で出場するレースとして、今後の選択肢にぜひ入れたい大会だと思いました。

快晴のときにもう一度走りたいので、またどこかのタイミングでチャレンジしたいです。


西尾市よいとこ、一度ぜひ皆さんも行ってみてください。

駅を降りてすぐお出迎えしてくれたお母さん方のおもてなし、嬉しかったです。

西尾市の皆さん、本当にありがとうございました!
 


<著者プロフィール>

牧野 英明

BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。

自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。

「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。

ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。

Instagram: @makinohideaki

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