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running2023.06.19

ニューバランス Fresh Foam X 880 v13。はじめてのニューバランスランニングシューズならこれがオススメ!

■ニューバランスの誇る定番デイリートレーナーFresh Foam X 880シリーズ

毎年、モデルチェンジが繰り返されるランニングシューズ業界。そんな中、ランナーの変わってほしいニーズと逆に、変わってほしくないニーズをも汲み取った、そんな時代の歩調に合わせるようなスピードで変わっていく、それが定番シリーズの宿命。

そんなニューバランスの誇る定番デイリートレーナーがFresh Foam X 880 v13です。

前回のジャガードアッパーから通気性を優先させたソフトエンジニアードメッシュに変更。カラーリング的にもニット系アッパーだった前回の落ち着きのある雰囲気から、メッシュアッパーは、ポップなランニングシューズらしい雰囲気になりますよね。

そして、このアッパーは50%以上のリサイクルコンテンツで作られていて、サステナブルなテーマにも応えたものになっています。

ランナーのデイリーマイル、ウォーキングや普段履きにも、オーソドックスなランニングシューズがFresh Foam X 880シリーズですね。


■2層構造のミッドソールがスムーズな重心移動をサポート

ランニングシューズの機能性の要、ミッドソールの構造は、前回までと同様、硬度の異なる2層構造に構成されていて、衝撃を吸収するソフトな硬度から、クッション性を返す反発を備えたやや硬度がある方へ、まるで川の流れのように、前方向に向かって蹴り出しをサポート、10mmドロップのソール構造とあいまってスムーズな重心移動が特徴のモデルです。


今回のソフトエンジアードメッシュとの組み合わせ剛性の方が、ミッドソールのクッション性がソフトに感じますね。

そして、ミッドソールの約3%にはバイオベースの素材を使用しています。


■最上級のフィット感を提供するウィズサイジング

ニューバランスと言えば、量産モデルではじめてウィズサイジングを採用したブランド、この定番ベースモデルでももちろん、メンズがD、EE、4E、レディースがB、D、EEのそれぞれ3ウィズ展開になっています。

サイズ合わせをして、幅がきつい、というシチュエーションでどれだけのランナーが、その同じサイズでウィズを変えるというサイズ選びをしているでしょうか?

このニューバランスの取り組みはもっともっとランナーに認知されるべきです。それは、レングス(長さ)だけではなくて、ウィズ(足回り)でも選ぶという発想ですね。


■ニューバランスラインナップと比較してのその存在感

さて、ニューバランスのその他のモデルとの違いはどうか。人気があるFresh Foam X 1080 v12はプレミアムモデル、8mmドロップですが、ロッカー形状になったニューバランスの伝統技術とランニング界の潮流をつかんだモデルになっています。

Fresh Foam X More v4は4mmドロップロッカースタイルのマックスクッションモデルです。デイリーユースでも使いたいですが、むしろLSDなどロングディスタンスでの使用をイメージするシューズです。

それに対して、Fresh Foam X 880 v13は緩やかな下り坂のようにランナーのカラダをガイドする10mmドロップ、オーソドックスなニューバランスのまさにベーシックモデルらしい構造になっています。しかも上述通りウィズが3種類から選べるニューバランスのデイリートレーナーの中心のモデルであるわけです。


■デイリートレーナーとして、ウィーキング、普段履きまで用途の広いモデル

価格的にも¥19,800(税込)のFresh Foam X More v4、¥18,700(税込)のFresh Foam X 1080 v12に対して、Fresh Foam X 880 v13は¥15,400(税込)といちばんリーズナブルなプライスレンジになっています。

ニューバランスと言えば、グレーベースの574とか996とか愛用しているよ、という方も多いのはないでしょうか?基本的にこれらのクラシックモデルも、かつては、その時代の最新のランニングシューズだったわけです。

その現在系がFresh Foam X 880 v13を代表とする現代のランニングシューズなわけですね。

ですからそんなニューバランスに親和感があるランナーは、是非はじめてのニューバランスのランニングシューズにはこちらの880シリーズを選んでみるといいです。そのオーソドックスな履き心地にきっと満足されること間違いなしですよ。

もっと言ったら普段履きだってこちらの方が履きやすいはずです。だって現在系ランニングシューズですからね。普段履きから、ランニングまで、デザイン的にも、サイズ選びのしやすさから言っても一度は履いてみてほしいモデルですね。
 


<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久( FS☆RUNNING(旧 藤原商会)代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン) 

・富士登山競走5合目の部 準優勝(2005)

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