チームゴルフ5沖縄合宿レポート。穴井詩プロと伊藤元気プロが5番アイアンでバンカーショットに挑戦!
今年1月末から2月初旬に沖縄・かねひで喜瀬CCで行われたチームゴルフ5の沖縄合宿。契約選手たちが一堂に会しシーズン前の練習・調整を行ったなか、練習ラウンド中の穴井詩プロと伊藤元気プロが、「曲打ち」に挑戦。その内容をお届けする。
場所はグリーン脇のガードバンカー。目玉のライなうえ、左足がバンカー外になるようなアゴに近い位置からのショットで、プロにしてみればSWで脱出するだけなら容易な状況だが、「これって5番アイアンでも打てるの?」と、穴井プロ伊藤プロの2人でトライ。2人が交互に打って合計で10球チャレンジし、最適な打ち方を導き出した。
目玉のガードバンカー。5番アイアン縛りで、伊藤元気プロと穴井詩プロが相談しながら最適解を探していく
まず最初に打ったのは穴井プロ。
「目玉とはいえ、左足上がりですからボールは上がりそう。5番アイアンでも目いっぱいフェースを開けば何とかなるんじゃないかな。ちょっとハンドレート気味にインパクトしてみようと思います」(穴井プロ)
大量の砂と一緒に打ち出されたボールは、右方向に出てピンをオーバー。グリーンはフックラインなのでやや右を狙って打ってはいたが、フェースを最大限に開いたぶん、イメージよりも右に出てしまった。
5番アイアンでも、いとも簡単に脱出するのはさすがプロ
それを見た伊藤プロは、もう少し球をつかまえるイメージを出してショット。ピンの少し右、イメージ通りの方向に打ち出されたが、距離が足りず手前で止まってしまった。
「当てに行くと、穴井プロみたいに右に出ちゃう。僕は少しボールを包み込むようにインパクトしたんですが、厚く入って“出ただけ“になっちゃった。もっと寄せられるはず」(伊藤プロ)
フェースは開くが右に飛ばしすぎない工夫がポイントとなった
3、4球目は、最初のショットをアレンジしながらトライしたが、穴井プロはホームラン、伊藤プロはややショートで、傾斜に運ばれて左に流れ、寄せ切れなかった。
5球目、「もう少しダフらせてみる」と言った穴井プロのトライはピンハイに落ちるナイスショット! しかし球は止まらず5mほどオーバー。
ベストショットが出たのは伊藤プロの8球目だった。フワリと出てピン奥2mにつけるナイスアウト。
「スイングをかなりフラットに横振りにして、感覚的には後ろに飛ばすくらいのイメージ。でもしっかり球はつかまえて、やっとあの球。でもこれはいい練習になりますね」(伊藤プロ)
伊藤プロのイメージで穴井プロもトライしたところ、伊藤プロの8球目に当たるナイスアウト。どうやらこれが「最適解」のようだ。
「フェースは目いっぱい開いて、ハンドレートにインパクトすることでロフトを増やし、球を上げます。バックスイングからインパクトまではフラットだけど、ボールを包み込むようにとらえると、ボールが右に逃げずにフェースに砂が乗ってくれます」(穴井プロ)
インパクトまではフラット。フォローはアップライト。球を包み込むイメージだという
「インパクト後、グリップエンドを支点にクラブを立てていく感じ。フェースに砂を乗せて、それが自分にかかるようなフォローをイメージしてください。こういう練習は、ヘッドの入口・出口のイメージを養うのにすごく有効ですね」(伊藤プロ)
グリップエンドを支点にクラブを立てていき、フェースに砂を乗せたまま振り抜くイメージ
あえて目玉にしなくてもいいので、アイアンでバンカーショットする練習は、アマチュアにもおすすめ。まずは7~8番アイアンくらいでぜひ挑戦してみよう!
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