小さな変化が大きな変化「MIZUNO WAVE RIDER 28(ミズノ ウエーブライダー 28)」
各シューズブランドから続々とアップデートモデルが発表されていますが、ミズノのロングセラーモデル「ウエーブライダー」もしっかり数字を重ねて、今回で28代目に突入です。
今回のキーカラーはこれ。
まさに波!海!青空。
まだ終わらせたくない、夏を感じるカラーリングとデザインです。
キービジュアルは、某化粧水や某スポーツドリンクにもマッチしそうなほどの、超爽やか青春フォントデザイン&カラー。履くだけで若返りそうです(笑)
今回の28は、前回モデルを踏襲したセミアップデートに近い進化ですが、それでも着実に、そしてしっかりとアップデートされているところを、オフィシャルの比較情報と共に見ていきましょう。
驚きのクッション弾性を体感したMIZUNO NEO VISTAの記憶にも新しい、新素材MIZUNO ENERZY NXTをヒール部分に加えることで、前作よりも踵部(ヒール部)の反発性15%UP、クッション性も20%UPしています。
完全に個人的な感想なのですが、数値上ではこのように出ているのですが、最初に履いた時は特に大きな変化は感じなかったんです。その後に前作と比較してみたときは実感できたのですが、いわゆる、おお、変わったぞ、ということには気付けなかったのですが、僕はそれがウエーブライダーの良さだと思っていまして。
ロングセラーモデルは、代々ずっと愛用している方も多いため、大きな変化をしない方がベター。そういう意味では、すんなり受け入れられちゃう履き心地こそ、ウエーブライダーの良さだと思っています。
はい、ここです。
正直、言われないと気付かないし、並べてみないと気付けないほどの変化なのですが、これがまた前作と走り比べてみると、絶妙に変化が感じ取れるんですよ。より安定感が増しており、信頼度もアップ。こんな気の利く仕事ができる人に、僕もなりたいです。
この二つもまさにシゴデキなマイナーアップデート。
「こっちの方が良いかなと思い、勝手ながら整えときました!」と言わんばかりにさらっとやっているところがニクイ。
でもでも、実際に足入れしたところを見ると、シュータンの形状と履き口のカーブのアップデート感がわかります。このさりげないけど確かな仕事ぶりこそ、いぶし銀なウエーブライダーらしさ。
以下全体のまとめです。
解剖図。
ウエーブプレートの下にMIZUNO ENERZY NXTを敷いているので、特にかかと接地のランナーは、クッショニングと安定感を実感できることでしょう。
最後にあらためて、こちらのキャッチコピーに注目。
各社デイリートレーナーの目指すべき目的であり原点こそ、この内容かなと思いました。
スムーズな走りができれば、もっとランが気楽になる。
ケガせず走る距離や頻度が増えれば、ランはどんどん楽しくなる。
勝手にコメントを追加するとこのようになるかなと。
ウエーブライダーの28代目も、変わらず皆さんに安心と安定をお届けするでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
■WAVE RIDER 28特集ページはこちら
https://store.alpen-group.jp/lp/contents1/6270
<著者プロフィール>
牧野 英明
BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。
自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。
「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。
ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。
Instagram: @makinohideaki
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