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running2025.01.11

神野大地と最高の相棒(ランニングシューズ)を見つける試履きイベント!はじめてマラソンに挑戦するなら『FT5/36』がおすすめ

12月22日(日)、最高の相棒(ランニングシューズ)を見つけるための試履きイベントがAlpen NAGOYAで開催されました。

イベントには、『三代目山の神』の異名を持つスポーツデポ・アルペンランニングアンバサダーの神野大地さんを招き、先着30名限定でシューズの選び方やランニングパフォーマンスを高める動的ストレッチ法、正しい走り方などを指導していただきました。


※FT5/36(写真奥)


試履きに使用されたシューズは、アルペングループのプライベートブランドTIGORAの『FT5/36』、アシックスの『NOVABLAST 5』、ニューバランスの『Fresh Foam X 1080v14』の3モデルです。

本イベントは、これからマラソンに挑戦してみたい方や、記録更新を目指している方にとって、神野さんから直接アドバイスを受けられる貴重な機会となりました。

イベントの詳細やランニング時に意識するポイントなどを交えながら、マラソンの魅力をお伝えしていきます。

イベント終了後には、神野さんへの独占インタビューを実施。さらに、TIGORA by BEAMS DESIGNでディレクターを務める牧野英明さん(以下、牧野さん)にも『FT5/36 TIGORA by BEAMS DESIGNモデル』のシューズについてお話を伺いました。


■早朝から集まるランナーたち

イベント当日、Alpen NAGOYAのランニングコーナーには、マラソン好きが続々と集まってきました。まだ開店前ということもあり、店内は静かで、ランナーたちは神野さんの登場を今か今かと待ちわびていました。緊張感が漂い、昼間とは異なる空気が流れていました。


■神野大地さん・牧野英明さん登場

神野さんと牧野さんが登場すると、温かい拍手が起こり、張り詰めた空気が一気に和らぎました。


神野さん:「神野大地です。現在、スポーツデポ・アルペン ランニングアンバサダーを担当しています。TIGORAの『FT5/36』は僕もかかわらせていただいていますので、多くの方に履いていただけたら嬉しいです。試履きイベントは初めてなので、僕自身も楽しみにしてきました。ランニングシューズの良さを体感していただき、ランニングへのモチベーションを高めてもらえたらと思います。短い時間ですが、よろしくお願いします。」


牧野さん:「BEAMSの牧野です。アルペンのプライベートブランド『TIGORA by BEAMS DESIGN』を担当しています。今回の『FT5/36 TIGORA by BEAMS DESIGN』では、デザインを担当させていただいたご縁で、イベントに参加しています。よろしくお願いします」


白川公園への出発前、イベントの景気づけにAlpen NAGOYA前で集合写真を撮影しました。肌寒さが残る中、ウォーキングと会話を楽しみながら心と体をほぐしていきます。


■紐の結び方から正しい走り方のポイントを伝える

神野さんがシューズの紐の結び方を指導。つま先側はしっかりと締め、足の甲に向かうにつれて自分に合った強さで結ぶことをすすめていました。


神野さんを中心に動的ストレッチを行い、体を温めていきます。上半身から下半身までじっくりと動かし、ランニングに適した体へと仕上げていきました。

ストレッチを終えた後は、各自が選んだシューズの感触を確かめながら公園内を走りました。 参加者からは「走っていて安定感があります」「反発が思ったより良いです」といったリアルな感想が寄せられました。


今回のイベントでは、シューズの試履きだけでなく、神野さんから正しい走り方のポイントも教わりました。神野さんの言葉に真剣に耳を傾け、実践しようとする参加者の姿が印象的でした。


■より良い走りをするための指導

少人数で列を組む参加者に対し「手に力は入れず、卵を持つイメージで走りましょう」「足が地面につく時間は短いほうが速く走れます。着地したらすぐに離すよう意識してください」など、神野さんから細かいアドバイス。 参加者の中には「難しい!ちゃんとできていますか?」と苦戦する方もいましたが、時間が経つにつれてコツを掴み、参加者同士の会話も弾みました。


神野さんは「ランニングはジャンプの連続です。腕のポジションは、足が地面に着いたときに真横にあると、体に力が伝わりやすい」と、速く走るコツを伝授しました。


イベントの最後15分は、シューズの感触を確かめながら、神野さんの指導を意識して公園内を楽しく自由に走りました。


■ランニングシューズ相談会

Alpen NAGOYAに戻ると、シューズ相談会が開かれ、憧れの神野さんと記念写真を撮る参加者の姿も見られました。「これでサブスリー狙えますか?」と、本気で記録更新を目指す参加者も現れ、神野さんはその意気込みを感じ取りながら、おすすめのシューズを丁寧に紹介していました。

約2時間にわたるイベントは、シューズ選びの楽しさや走りのコツなど、ランニングの奥深さを体感できる貴重な時間となりました。参加者たちは大満足の表情を見せ、今後のランニングライフで神野さんのアドバイスを意識しながら、それぞれの記録更新やマラソンの魅力をさらに広げていくことでしょう。

後半では、イベントを終えた直後の神野さんと牧野さんへの独占インタビューの様子をお届けします。


■神野大地・牧野英明 独占インタビュー

――さっそくですが、本日行われたイベントの感想をお聞かせください。

神野さん:「僕自身、試履きイベントをするのは初めてでした。最初はどうなるかと少し不安もありましたが、とても新鮮で楽しい時間でした。こういったイベントを通じて、自分に合ったシューズを見つけやすくなるのは素晴らしい取り組みだと感じました」

牧野さん:「神野さんの人気を改めて実感しました。RETOの練習会では一緒にいることが当たり前になっていますが、こうしたイベントで神野さんが登場すると、多くの人が集まるんだなと感じました。日頃のありがたさを再認識しました」


――試履きを行った3足について、それぞれの特徴を教えてもらえますか?

神野さん:「3足ともエリート選手が勝負レースで履くようなシューズではなく、市民ランナーや初めてのマラソン挑戦者、サブフォーや5時間切りを目指す方向けのシューズです。普段のジョギングにも適していると思います。僕も開発に関わっているので詳しく知っていますが、特に安定性と反発力の高さが特徴です。TIGORAの『FT5/36』は、かかとのクッション性と反発力に加え、横ぶれを防ぐ黄色のレイヤーがある2層構造になっています。機能がシンプルで、初マラソンの方にもおすすめですね」


――他のシューズの特徴についても教えてください。

神野さん:「ニューバランスのシューズはクッション性がしっかりしていて、走るペースに応じて反発の感覚が変わります。幅広いランナーにフィットするシューズです。アシックスも同様で、ジョギングから後半のペースアップまで対応できる点が魅力ですね」


――ランニングシューズを選ぶ際、意識すべきポイントを教えてください。

神野さん:「今は各メーカーから質の高いシューズがたくさん出ています。大切なのは、自分のレベルに合ったシューズを選ぶことです。店員さんに相談して、自分に合う一足を見つけてください。初マラソンでいきなり『アディオス プロ』のようなトップモデルを履くのは違いますからね(笑)。『これならモチベーションが上がるな』と思えるシューズと出会えると良いですね。また、メーカーによってサイズ感が異なるので、店頭でしっかり試履きしてから購入することをおすすめします」


――牧野さんはTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターとしてデザインに携わりましたが、一番苦労した点とこだわった部分を教えてください。

牧野さん:「これまでもシューズデザインに関わったことはありましたが、今回のような本格的なランニングシューズは初めてでした。本格的とは言いつつも、本当にフルマラソンが走れるシューズになってるの?と疑いましたが、予想以上にしっかりしたもので驚きました。アレンジ面で一番苦労したのは、デザイナーへの伝え方です。ビームス的ディレクションのモットーは、デザイナーではなくアレンジャーなので、サンプリングの組み合わせが幾重にもなるため、共通認識がしっかりしてないとズレが出てしまいがちなんです。その点では苦労をかけてしまいましたが、でも結果的には納得のいくものができました」


「特にこだわったのはクイックシューレースです。個人的に好きなディテールで、脱ぎ履きがしやすい割に、ちゃんとホールドできるので走りにもバッチリ。アッパーの素材もデザイン性を意識しながら、機能性を損なわないように工夫しました。メッシュの質感を調整して、スポーティーになりすぎないようにしています」


■FT5/36 TIGORA by BEAMS DESIGNでもフルマラソンで走れるシューズとして実証済みというのは本当でしょうか?

牧野さん:「そうなんです。実は今もここに富士山マラソンのチップが付けっぱなしです。これがフルマラソン完走の証です。僕がペースメーカーとして、ビームスの若いメンバーが初マラソンに挑戦したんです。その結果、2人とも5時間切りで完走しました!男の子は4時間15分切り、女の子は4時間45分切り。このシューズのスペックなら、5時間36分どころか4時間切りも全然いけるんですよ」

富士山マラソンでの牧野さんによる「FT5/36」の着用レポートは こちら!


――現在、神野さんはM&Aベストパートナーズでプレイングマネージャーとして活動しています。次々に新しいことに挑戦されていますが、その意欲はどこから来るのでしょうか?

神野さん:「周りの人から『よくそんな選択をしたね』と言われます。でも、僕自身はそれを大きな決断とは思っていません。ワクワクすることや後悔しないことを大切にしていて、純粋に『やってみたい』という気持ちが強いんです。プロになったときも今回も、チャレンジする機会をもらえたら『これはやるしかない!』と思うんです。挑戦しないと、結果が出たときの満足感が得られないですからね。少し難しいかなと思うことに挑戦して、それを成功させることで人生の充実度が上がると思っています。この気持ちは常に持ち続けていますし、自然と湧いてくるものなのかもしれません」


――お二人が人生で一番チャレンジしたときのことを教えてください。

神野さん:「僕にとっては中京大学附属中京高等学校を選んだときです。中学の先輩に誘われて練習に行ったら、正直自分のタイムが遅かったんです。でも高校の監督に『君は絶対速くなるから中京に来ないか?』と言われました。実は地元の公立高校に行くと親と約束していたので、公立高校に進学するつもりでした。でも監督の言葉を聞いて、どうしても行きたくなりました。親には猛反対されましたが、3ヶ月粘り続けました。最終的に『そこまで言うなら行ってみたら』と許可をもらえたおかげで、今の僕があります。もしあのとき地元の公立高校を選んでいたら、今の自分はなかったと思います」


牧野さん:「大きなチャレンジはまだしていない気がします。というか、そのタイミングではチャレンジだったかもしれないと思うことはいくつかありましたが、それが失敗だろうと成功だろうと、もう忘れてるってのが正直なところかもです(笑)これから人生の中できっともっとすごい帰路が訪れるはずです、たぶん(笑)。

ただ、1つだけ思うのは『もし走っていなかったら…今の自分はどうなってたんだろう』ということで、想像しただけでもゾッとします(笑)。もし走ることを始めていなかったら、今のように毎日楽しく仕事もプライベートも過ごせている自分はいなかったと思います。ビームスには入っていたかもしれませんが、このTIGORA by BEAMS DESIGNのようなランニングに関わる仕事はできていなかったでしょう。僕の人生は走ることで変わりました。大きなチャレンジはこれから訪れると信じています。それが谷なのか山なのかはわかりませんが、きっと何かがあるはずです。」


――最後に、これからマラソンを始める方々へメッセージをお願いします。

神野さん:「マラソンは、自分が練習した分だけ成長を実感できる、わかりやすいスポーツです。特に大人になると、仕事で成果を出しても評価されなかったり、達成感が薄れたりすることが多いと思います。でもマラソンは何歳から始めても、タイムを伸ばすことができ、達成感を得られます。そういう点で、人生を豊かにしてくれるスポーツだと思います。ぜひ多くの方に走ることを通じて、より充実した人生を送ってほしいです」


牧野さん:「スポーツデポやアルペンには、ランニング関連の商品がたくさん揃っています。道具を揃えてモチベーションを高めるのも良い方法です。僕自身、ビームスで働いていますが、正直、シューズやウェアが生きるうえで絶対必要というわけではありません。でも、何事にもモチベーションを高めることは大切です。ビームスが一番大切にしているのは、気持ちが上がることや、ワクワクすること。今回、アルペンさんと一緒に物作りをする中で、同じ感覚を共有できました。ぜひ、自分に合った道具でモチベーションを上げて、楽しくランニングを始めてほしいですね」

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