雨宮 綾音(パーツモデル) RUNNING TICKET Vol.9
彼女は、なぜ走るのか。
ランニングを日常の中に取り入れて生きる女性たちに「走る理由」をお聞きするインタビュー企画、「RUNNING TICKET」。第九回となる今回は、パーツモデルとして活躍する雨宮綾音さんにインタビューを行った。
【ランナープロフィール】
雨宮綾音(あまみや あやね)
ジャズモデルエージェンシー所属のパーツモデル。学生時代、ネイル雑誌で手のパーツモデルをしたことがきっかけで、キャリアをスタート。現在はパーツモデルとして、手を中心にTVCMや雑誌といった分野で活躍。趣味は美容・読書・アニメ。
■周りから「生き生きしているね」と言われるようになった
「ランナーの聖地」といわれる皇居前で、ピンクと黒のランニングウェアに身を包んだ雨宮さんに会った。
今回、雨宮さんには編集部が用意したいくつかの最新ランニングシューズの中から、気になるシューズを1点選んでいただき、実際に履いて走ってもらった。なぜランニングをするのか、その理由も彼女にうかがう。
-パーツモデルである雨宮さんは、どのような毎日を過ごされているのですか?
雨宮:パーツモデルとしてTVCMや雑誌の撮影に入ることが多いです。手をメインに活動しています。どうしても待機する時間が長くなることもありますので、早朝から深夜までかかることがあります。撮影がない日はオーディションへ行くことが多いですね。
–ランニングをはじめたきっかけは?
雨宮:とにかく体力がなくて、階段を登るだけでも息切れしてしまったり、長丁場の撮影ですぐ疲れてしまったりしていて。何かしなければいけないと思い、2年ほど前からランニングをはじめました。
数あるスポーツの中でもランニングにしようと思ったのは、かわいいウェアとシューズがたくさんあったからですね。いつもは着られないような派手なデザインの服でもランニングウェアなら着られるし、コーディネートする楽しさがあるんじゃないかなと。少し不純な動機かもしれません(笑)。
-普段どのくらい走っているのですか?
雨宮:大体週に2回ほど、早朝に皇居外周を1周から1周半走っています。距離でいうと5~7キロぐらいですね。今年に入ってから友だちと一緒に皇居ランを始めたのですが、1周が5キロとわかりやすいのと、平坦な道と坂道のバランスがちょうどよくストレスなく走れるところがいいところですね。なにより皇居はいろんな景色を楽しめるので、走るのがさらに楽しくなりました!
-ランニングを始めてから、体や心境になにか変化はありましたか?
雨宮:さきほどお話しした体力面ですが、ランニングを始めてからとにかく疲れにくくなったなと実感しています。パーツモデルの仕事をしていると、日常生活ではしない体勢を2~3時間キープしなければいけないことがあり、体力勝負のところもあるんですが、あまり苦ではなくなりましたね。
メンタル面での変化としては、早朝にランニングすることで気持ちにゆとりができるようになりました。早起きして時間に余裕ができたぶん、いつもより丁寧にメイクをしようとか、朝ご飯をしっかり食べようとか、いつもないがしろにしていたことをちゃんとするようになると、すごく明るい気分になるんですよね。
周りからも最近「生き生きしているね」とか「何か良いことあったの?」と聞かれるようになりました。
■ 今回選んだのはNEW BALANCEの「FRESH FOAM ZANTE W WW4」
-今回は数あるランニングシューズの中からNEW BALANCEの「FRESH FOAM ZANTE W WW4」を選んでいただきました。その理由は?
雨宮:私はピンクが大好きなので、大体ピンクが入っているシューズを選ぶのですが、これは側面に入っているピンクのカラーリングがいいなと思いました! 派手にピンクがあると合わせるのが難しいのですが、差し色として入っているので、ウェアとも合わせやすそうだなと。ランニング以外でも使いたくなるかわいさですね。
-実際履いて走ってみてどうですか?
雨宮:すごく軽いのと、クッションの反発が強いので、疲れにくいですね! あとフィット感が最高で、ピッタリとフィットしながら、足先にゆとりがあるので、ストレスなく走れます。
-ほかに普段使っているアイテムはありますか?
雨宮:手袋はかかせませんね。手のパーツモデルをしている以上、日焼けと手の乾燥にはとても気をつけていて、一年中、例え室内でも手袋をしています。料理用や睡眠用などと使い分けているのですが、手袋だけで、30種類ぐらいあるかもしれません。
この手袋はスポーツ用で、通気性があって、汗を吸収してくれるんです。スマホが触れるようになっているので、とても便利ですね。
■気持ちよく、楽しみながら走ることで活力が湧いてくる
-ランニングする際に心がけていることは?
雨宮:気持ちよく楽しんで走るということを心がけています。もちろん目標を持って走るのも素晴らしいことなんですが、私の場合はストイックになると続かなくなってしまうので「痩せたらラッキー!」ぐらいの気持ちで、あまり結果を求めないようにしています。
皇居は気持ち良く走るのにうってつけの場所で、変化する景色を楽めるので、「見て! 白鳥がいる!」と友だちと喋りながら、ランニングできるんですよね。そんな、ゆるい気持ちで走れていることが続いている秘訣なのかなと思います。
-これからランニングをはじめるみなさんにメッセージをください
雨宮:私はランニングを始めてから「気づいたらポジティブ」になっていました。それまでは気分に波があったんですが、朝焼けを見ながら走ったあと、ゆとりを持って生活をするようになると、悩みごとがあっても自然とポジティブに置き換えられるようになっていったんですよね。
気持ちよく、楽しみながら走ることで活力が湧いてくる。これからランニングはじめる方にも、ぜひそういう実感を味わっていただきたいです!
雨宮綾音公式Twitter: @ayane__amamiya
Instagram:ayane__amamiya