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football2018.09.27

堂安律 レアルやバルサの背中を追って【インタビュー前編】

――初めにサッカーを始めたきっかけを教えてください。

堂安 地元の尼崎にある浦風FCというクラブでサッカーを始めました。
僕の兄貴2人(長男・次男)がやっていて、そこについて行ったら僕が一番上手かったんです(笑)

――サッカーを始めたのはいつからですか?

堂安 3歳くらいから小3まで浦風FCでやって、小4から小6まで西宮SSでやりました。

――小学校の時にこんな練習をしていたとかありますか?

堂安 西宮SSで面白い練習はありましたよ!
この部屋の大きさくらいのスペース(20人くらいの人が入る)の四隅にマーカーを置いてその中に、30人くらいの選手がそれぞれボール1つ持って入ります。
ずっとそこでドリブルです。

――満員電車みたいな感じですね。

堂安 狭い空間でずっとドリブルです。
細かく触って、他の選手にぶつからないようにボールをコントロールしないといけません。
それを休憩を挟みながら一時間半もやらされていたんで。
全く面白くなかったですよ(笑)

――狭い局面のドリブル力が培われますよね。そこで今のドリブルは養われたんですね?

堂安 それは間違いないです!
西宮SSはパス禁止っていう試合があるんですよ。
誰かがボールを持ったらみんな前に行かないんですよ。パスをもらえないから後ろにいるんです。
ボールを取られたらすぐ自分で取り返して、また取られたら取り返して。
それが西宮SSの良さ、ウリにしているところでした。
小4になったら一人抜いたらパスしてもOK。
小5になったら戦術を覚えて、パスをして良くなりました。小6になったら自由になり、僕らが最強でしたね。

――素晴らしい指導ですね。

堂安 すごく良い指導やったなと今は思えますし、そこが原点です。

――ガンバのジュニアユースにはセレクションを受けに行ったんですか?

堂安 いや、練習参加で行っていました。その結果「来てください」と言われて入りました。

――その時の面白い練習とかはありますか?

堂安 ボール回しじゃないですかね。
ガンバは徹底的に4対2とかの鳥かごをするので。最初のアップで30分くらいやります。
みんなふざけてやってましたけど、それが今になっては身に付いていますね。
 

――めちゃくちゃレベルが高いパス回しなんでしょうね。

堂安 プロになってからガンバユースのOBが集まってサッカーをする機会がありました。
ほんまに太ってしまったOBなどとボール回しとかするんですけど、めちゃくちゃ上手いんですよ。
ガンバの血が繋がっている人は感じ合えるようなプレーだなと思います。

――足元の技術は錆びないんですね。中学の時(アンダー15)に三冠ですよね?

堂安 はい。僕が中2の時に、初瀬とか市丸とかがいる代に上がって中学三冠です。春・夏・冬と三回全国大会があるんですよ。全部優勝したんです!

――すごい。

堂安 春に優勝したら世界大会に行けるんです。
それで世界2位になりました。その一年間で僕らは二回しか負けてないんですよ。
世界大会の決勝と、関西リーグのヴィッセルにしか負けてないんです。

――その後にトップチームに上がって試合に出ていますよね。ガンバでそのままやるという選択肢もあった中で海外に出ようと思ったきっかけは?

堂安 中3の頃にガンバでスペイン遠征に行って、その時から海外に対する夢がありました。
自分の歳を考えるとU20のワールドカップがあるので、そこで活躍して海外へ行くという明確な目標を3~4年前くらいから持ってプレーしていました。
中2、中3、高1と毎年ガンバの遠征でスペインに行きました

――どういうチームと試合をやるんですか?

堂安 バルサ、レアル、エスパニョールとかです。

――通用するんですか?

堂安 通用するんですよ。若い頃はそんなに差がないし。
正直日本人の方が上手いから。ただ今の僕の歳である19歳から彼らとの差が開くんで。
だからこそ、オランダを選んで試合に出て、彼らに離されないように、追いつけ追いこせで進む為に海外を選びました。
 

――小中高生に「こんな練習やっておいた方が良いよ」というものがあったら教えてください。

堂安 シュート練習ですね。それに尽きると思います。

――まさにオランダに来て点を取らないと始まらないと思ったんじゃないですか?

堂安 そうですね。僕は点を取らないと。
生きるか死ぬかの感じでやっていたから。シュート練習はした方が良いですよ!
僕はオランダに来てシュート練習の数はめちゃくちゃ増えたので。

――今季、カップ戦も入れたら10得点取れたのもシュート練習の成果ですよね。

堂安 自分でも驚くようなゴールがありました。
練習を重ねていたら無意識に打てるようになってたり、練習を続けていたら、たまに練習で出来ないことが試合で出来るんですよ。
それが楽しくて、努力して練習することの大事さを感じています。
 

――ゴールを決める為にはスパイク選びも重要だと思いますが、1番のこだわりは?

堂安 見た目です!
小学生のような考えでしょ(笑)足元を光らせてプレーしたいですし、試合中は目立ちだがり屋です。
足に合うことが前提で目立つものを履いています。

――今のスパイクは?

堂安 今はナイキのヴェイパーにハマっています。
やっぱ、僕のスタイルでアタッカーでガンガン仕掛けるタイプはヴェイパーかなって。
めっちゃ軽くて良いんですよ。


後編: 言葉の壁を越えた江南スタイル につづく

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