岡本和真(読売ジャイアンツ)が語るプロ野球への道「上手くなりたいという気持ちが強く、野球を楽しんできた」
2018年、読売ジャイアンツでシーズン途中から4番に定着し、攻守に渡って大活躍をしたのが岡本和真選手(22歳)だ。プロ入りしてからの3年の大半を2軍で過ごすが、昨年は開幕戦から1軍で好調を維持。打率309・本塁打33・打点100を記録し、プロ野球史上最年少で「3割30本100打点」を達成した。沖縄キャンプ中、岡本選手に単独インタビューに応じていただいた。
――アルペングループが運営するスポーツデポをご利用とのこと、ありがとうございます。
岡本:はい。スポーツデポによく行きますよ(笑)。
それと、高1、高2、昨年とアルペンスタジアム(富山市民球場)に3回行って、3回ともホームランを打っています(笑)。
――アルペンと名のつく球場でのでホームランとは、何かの縁を感じますね(笑)。2018年シーズン大活躍をされました!振り返っていかがですか?
岡本:出来過ぎなシーズンとなりました。とにかく毎日食らい付いていった結果、去年やっと成果として出たので良かったです。しっかりと考えながら気持ちの面を整理したことで、試合に出続けることができたと思います。
――野球を始めたきっかけを教えてください。
岡本:2人の兄が野球をやっていたので、自然と自分もやるようになりましたね。
――いつプロ野球選手になりたいと思いましたか?
岡本:野球を始めた頃からとなりますね。
――これまでで1番きつかった練習は何でしたか?
岡本:高校時代ですね。僕は、地元の奈良県五條市にある智辯学園の野球部に入りました。
全ての練習がきつかったです。練習前のウォーミングアップで50mのインターバル走を30本やりましたし、300m走20本もメチャメチャきつかったですね(笑)。
――好きな野球選手はいましたか?
岡本:中学生の時からずっと村田(修一)さんに憧れていました。守備とバッティングが上手でしたよね。今は村田さんが背負っていた25番を付けています。
――プロ野球選手を目指す子供達が行うと良いトレーニングはありますか?
岡本:特に、これというトレーニングはありませんね。変わったことをせずに、素振りをしてきました。僕は上手くなりたいという気持ちが強く、野球を楽しんできたと思います。
――高校野球とプロ野球では何が違いましたか?
岡本:バットが金属製から木製に変わると全然違います。ピッチャーの球速と切れが増し、守備のレベルも高いと思いましたね。プロ野球選手の皆さんの意識の高さに物凄くビックリしました。
――岡本選手はアンダーアーマーのグラブ、バット、スパイクを使用していますね。こだわりはありますか?
岡本:グラブは操作し易いものが良いです。今使用しているものは小さ目なので、もう少し大きくしたいと思います。ポジションがサードなのでグラブさばきが必要となりますし、大きいとキャッチし易いからですからね。
バットは打感が柔らかいものが良いですね。このバットはボールに当たった瞬間、確実に捉えて遠くへ飛ばすことができます。バットの長さは33.5インチで、880g~900gの重さのものを何本か使い分けています。
スパイクに関しては走りやすさよりも安定性を求めているので、重心のバランスを保つことができるものが良いですね。僕はカカトが1番疲れるので、今年から新しいタイプのものを試しています。フィット感が良く、凄く動きやすいですね。
――プロ野球選手となるために、沢山食べてきましたか?
岡本:米とパンをかなり食べてきました。キムチ鍋が好きでして、季節関係なく食べますね。
――睡眠に気を遣っていますか?
岡本:7時間位寝るようにしています。去年からアンダーアーマーのリカバリースリープウェアを着て寝ています。凄く良い商品ですね。
――体のケアを徹底していますか?
岡本:練習の前後に必ずストレッチをやります。三角のストレッチマットを使うと体が伸びますよね。家でも普段からやっています。
――モチベーションの上げ方はありますか?
岡本:試合前にDNSのBCAAとエナジードリンクを飲むと気分が上がるので、良い状態で試合に臨めますね。
――緊張した時に、どのように対処していますか?
岡本:緊張している時は「緊張してるなあ」と口に出すくらいで、あまり深く考えないようにしています。
――今後の展望について教えてください。
岡本:チームとしては日本一を達成し、個人的な数字で言えば40本(本塁打)、120打点を記録したいですね。チームにとってプラスとなるように頑張りたいです。
来年、東京オリンピックがありますし、皆さんに「日本代表と言えば岡本だよ」と言われるようになりたいです。そのために、今年1年も頑張って結果を残していきたいと思います。