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running2019.03.05

ナイキ ズーム ライバル フライ誕生ストーリー

■Zoom Fast Family の末っ子、New Zoom Rival Fly 誕生ストーリー

NIKEデザイナーのジョナサンが"ズーム ライバル フライ"のスケッチを始めたのは2016年12月、つまり発表の2年以上も前から開発をスタートした事になります。通常は1年半が平均的な開発期間ですから、かなり長い時間をかけて開発したシューズで、デザイナーは日本の駅伝ランナーを想定してシューズの開発を行いました。
 
ターゲットイメージが定まった段階で、自ずと必要なシューズの要素は決定。選手権レベルの大会に臨めるレーシングシューズであり、同時に優れたトレーニングシューズでもあること。そのためには軽量で通気性を確保しながらも耐久性があり、かつ買い求めやすい靴でなければなりませんでした。軽量性と耐久性、通気性と中足部のロックダウン(安定性)―開発において最も大変だったのは、これらの相反する要素を高次元で両立させることでした。
 
開発担当のテイラーは何度も日本を訪れ、駅伝大会の出場校の練習を視察し、テストを繰り返しました。テストはアメリカと日本の2箇所で行われ、70人を超えるランナーのテスト総走行距離は、25,000kmを越えるまでになりました。
 
高価格帯には更に優れたランニングシューズが存在します。しかし、未来のエリートランナーがレースへの出場を目標にひたむきに練習に取り組む過程では、平均的なランナーより靴を摩耗させやすく、買い替えの頻度が高くなりがちです。多くの学生・部活生にとって高価格帯シューズを購入し続けるのは困難ですが、だからと言って妥協はできない…。新たなズームライバルフライは、まさにそういった若いランナーに選んでもらうことを想定して開発されています。将来、世界大会で活躍する選手が「初めて履いたランニングシューズはナイキズームライバルフライでした」と言ってくれる時がきたら、こんなに嬉しいことはありません。とテイラーは開発に込めた思いを語りました。

※ジョナサンによるスケッチ このシューズのデザインは、エアマックスのデザイナーが担当した。


■デザインと各パーツの詳細について

日本でのナイキランニングレーシングシリーズの歴史は古く、これまでに発表された多くのモデルがNIKE DNAと呼ばれる社内の管理施設に眠っています。NIKE DNAを訪ね、1996年に発売されたNIKE AIR STREAK LIGHT 2を見つけたデザイナーは、このシューズにインスパイアされてスケッチを始めました。


中足部のギザギザのパーツはまさにこのシューズのデザインを踏襲していますが、中足部がぶれないように足をしっかり固定したいというランナーの声に応えるためのロックダウン機構も兼ねています。
 
アッパー前足部には通気性確保のためメッシュが用いられています。前足部から中足部にかけてのメッシュパターンは、よく日本の漫画でスピード感の表現として描かれる流線がモチーフです。デザイナーのジョナサンもデザインワークのために日本を訪れ、色々なカルチャーを学びました。漫画もそのひとつです。また、デザイン上の大きなアクセントである躍動感あふれる大きなSWOOSHは、通気性を加味してベタ塗りのプリントを避け、罫線だけで表現。デザイン上の力強さと通気性を両立させています。
 
かつてのズームライバルは全体にフワッとしたクッションをつけたシュータンでしたが、さらなる軽量化のため必要な部分にのみクッションパーツを施し、足首からぶれないよう左右非対称としたこだわりの形状となっています。
 
耐久性があって軽量、かつ接地面とのグリップ感も必要なアウトソールの開発はもっとも頭をなやませた課題でした。耐久性の高いラバーパーツを全面に使用した前モデルから改良を加え、土踏まず部分から追加パーツを取り除き、前足部と踵部分にのみ高耐久性のラバーパーツを使用。屈折性を持たせるために切り込みのパターンを足しています。度重なるテストと5回にもわたる形状改良を経て、最終形に辿り着きました。
 

ミッドソールは、従来のヒール部分へのズームから、大きく改良しています。より早いタイムを狙うランナーのため、前足部にこれまでの倍近いサイズのズームエアを搭載し、より反発性を生むことができる構造としました。かつては1万円以上のシューズが採用していたような高性能ズームを搭載していることも、ズームライバルフライの特徴なのです。


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