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football2019.06.05

「タレント揃いのアメリカには組織力で対抗したい」 なでしこジャパン8選手が、フランス大会に向けた抱負を語る

6月7日から開幕する女子サッカー国際大会に先駆け、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の8選手によるトークショーが都内で開催された。
 
この日のイベントに登壇したのは、日テレ・ベレーザに所属する清水梨紗選手、三浦成美選手、宮川麻都選手、籾木結花選手、山下杏也加選手の5選手と、浦和レッズレディースに所属する池田咲紀子選手、菅澤優衣香選手、南萌華選手の3選手の計8名。
 
スポーツメーカーのNIKE主催のこのイベントでは、大会に向けた意気込みや、それぞれがスパイクに刻んだというメッセージの発表、さらにはテニスプレーヤーの大阪なおみ選手からのサプライズメッセージが送られた。
 
冒頭では、サッカー国際大会での対戦が予想される各チームについての印象を、それぞれの選手が語った。
 
グループステージでの対戦が決まっているイングランドについて、南選手は「ヨーロッパのチームならではの強さや速さ、それに加えてパスワークがある相手」とコメント。



続いて、トーナメントで対戦する可能性がある強豪国についても、それぞれの選手が抱く印象について語られた。
 
まず直近の試合でも対戦したフランスについて、 三浦選手は「技術やスピードに加えて、強さや高さを兼ね備えている。前回の対戦では、自分たちのサッカーができなかったのでリベンジしたい」とのこと。
 
続けて、ブラジルの印象について、このイベントの司会でもある平井理央さんに尋ねられると、「独特なリズム感やフィジカルがあり、ボールを奪いにくいチーム」と語った。
 
最後に、前回大会の王者アメリカに対して問われると、「アメリカは体格があり、スター選手が揃っているチームですが、日本チームの組織力で対抗していきたい」と、清水選手。準優勝に終わった前回大会のリベンジを誓った。
 
続いて、選手の皆さんがスパイクに刻んだという自分自身メッセージや、想いを紹介するコーナーへと展開。
 
「まさか、みんなの前で発表することになるとは思わなかった」(菅澤選手)とのことで、選手の皆さんの恥ずかしそうな表情な表情も見受けられた。


池田選手:泰然自若(たいぜんじじゃく)
菅澤選手:全ては自分の胸中から
籾木選手:Just do it
三浦選手:HAKUNA MATATA


イベントの中では、女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手から「なでしこジャパン」の選手達に向けた激励のVTRが紹介される場面も。
 
「ここにいる選手全員が、大坂なおみさんからメッセージをいただけるとは思っていなかったので、ビックリしている」と、籾木選手の驚いた表情が印象的なシーンだった。



この日イベントに招待されたNPO法人スポーツカントリーアンビスタに所属する中学生の皆さんと記念撮影。
 
現在、優勝を目指して頑張っているアンビスタの皆さん。「優勝を目指すチームに大切なもの?」について問われると、「いいチームには一体感が大切」と菅澤選手。終始和やかな雰囲気でイベントは進行した。


 

イベントの終盤には、8選手のサッカー国際大会に向けた抱負が語られた。
 
南選手:「何度も出られる大会ではないので、目の前の試合に全力を出して、優勝できるように頑張りたい」
 
池田選手:「私はGKなので、ゴールを守ることでチームに貢献できるよう、いい準備をしていきたい」
 
宮川選手:「とても緊張している大会ですが、しっかりと自覚と責任を持って戦いたいと思います」
 
山下選手:「初めてのサッカー国際大会なので、注目されると思うので、優勝できるように頑張りたい」
 
三浦選手:「応援してくれる皆さん、お世話になった方々に良い報告ができるように頑張りたい」
 
清水選手:「サッカー国際大会は小さい頃からの夢だったので、思い切りプレーしてきたい」
 
籾木選手:「この数週間、皆さんが応援してくれることを、肌で感じることができた。応援を力に精一杯頑張りたい」
 
菅澤選手:「前回は準優勝で悔しい想いをした。2回目の大会なので、FWとして多く点を取り、勝利に貢献したい」


女子サッカー国際大会は、6月7日(金)~7月7日(日)まで開催される。2011年ドイツ大会以来の優勝を目指す「なでしこジャパン」の熱い戦いぶりに大いに注目したい。

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