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football2019.07.09

サッカーボールの蹴り方の種類とは? 特徴を知ってプレーに取り入れよう!

プロのサッカー選手を見ていると、さまざまな蹴り方でボールを蹴っています。複数ある蹴り方のコツを把握し注意点を考えながら練習することは、上手くなるための近道です。

 

そこでこの記事では、サッカー初心者の方に向けてサッカーボールの蹴り方の種類と特徴をご紹介します。

複数ある蹴り方の種類を知っているだけでも上達に大きく貢献するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

■サッカーボールの蹴り方の名称と特徴

・インステップキック

・インサイドキック

・インフロントキック

・アウトサイドキック

・トーキック

・ヒールキック

・ボレーキック

■サッカーボールの間違った蹴り方に注意

・やってしまいがちな間違った蹴り方

・正しいスパイク選びも大切

■まとめ

 

■サッカーボールの蹴り方の名称と特徴

サッカーボールの蹴り方にはそれぞれ名称があり、ボールの蹴り方によってフォームが異なるため、正しい蹴り方を覚えることが重要です。

 

・インステップキック

インステップキックとは足の甲を使ってボールを蹴る方法です。

インステップキックはゴールキック、シュート、ロングパスなどボールに強いインパクトを与えて遠くに飛ばしたいときに使われます。軸足を深く踏み込んで足の甲を押し出すように蹴るイメージで、蹴り終わってから体のバランスを崩さないようにしましょう。

 

前述した場面のように飛距離やスピードが求められる際は重宝しますが、細かいコントロールが難しい蹴り方なので、ピンポイントで思ったところに蹴るのは難しいでしょう。

しかし、インステップキックを習得することでコートを最大限使えるようになり、プレーの幅が広がります。

 

・インサイドキック

インサイドキックはサッカーにおける基本のキックで、短い距離でパスをする際によく用いられます。

押し出すようなインサイドキックがよいとされ、そうすることで受け手がトラップしやすいボールを蹴ることが可能です。足首を固定して全身をしならせるイメージでスピードをつけて蹴ることがインサイドキックのコツで、これができれば筋力の弱い小学生でもボールに力を伝えることができます。

 

インサイドキックはインステップキックに比べると体重を乗せて蹴ることが難しいですが、蹴る際に足とボールの接触する面がキックの種類の中で一番広いため、コントロールがしやすい蹴り方です。

 

・インフロントキック

インフロントキックはインサイドキックとインステップキックの中間的な蹴り方で、足の親指に近い甲の部分でボールを蹴ります。

キックの中でも特にカーブを効かせやすいのが特徴で、コーナーキックやフリーキックなど、正確さとスピードが求められる中距離のキックに使われます。蹴りたい方向に軸足を向け、体を捻るようにしながら足の親指に近い甲の部分でボールを蹴ることがインフロントキックのコツです。

 

インフロントキックは、フリーキックのように壁が前にあるイメージで蹴るとボールを浮かせやすいです。一定距離にコーンを設置し、そのコーンを超えるようにボールを蹴る練習をしてみるとよいでしょう。

 

・アウトサイドキック

アウトサイドキックは足の外側(薬指の付け根あたり)を使った蹴り方で、走りながらキックができるため、ドリブルの際に多く使われます。

アウトサイドキックのコツは、軸足のつま先へ鋭く振り抜くイメージでボールを押し出すように蹴ることです。

 

敵にパスのタイミングが読まれにくいというメリットがある蹴り方なので、できるようになるとプレーの幅が大きく広がります。

 

・トーキック

トーキックとは足のつま先でボールを蹴る蹴り方で、足の振りが小さいためボールホルダーに余裕がなく、素早くボールを出す必要がある場合に使われることが多いです。サッカーよりもコートが狭いフットサルでよく使用されます。

 

蹴る際の足とボールの接触面が少なく、ボールの真ん中を捉えづらいため、コントロールが難しい蹴り方です。

ボールを蹴る方向に軸足を向け、ボールの真ん中を蹴ることがトーキックのコツです。その際、大振りをしてしまわないように注意しましょう。

 

・ヒールキック

ヒールキックはその名の通りかかとでボールを蹴る蹴り方で、ボールに対して足を前に出すようにまたぎ、素早く後ろへかかとを押し出すようなイメージで蹴るのがコツです。

 

ヒールキックは相手の意表をつきたいときに使われますが、飛距離がでる蹴り方ではないため、味方や相手との距離や位置をしっかりと確認して行うようにしましょう。

 

・ボレーキック

ボレーキックとは空中に浮いているボールを蹴る蹴り方です。

浮いているボールを蹴ることは難易度が高いのですが、トラップなどの動作がない分、相手がコースをふさぎきる前に蹴れるというメリットがあります。

 

ボールを蹴りたい方向に体を向け足首を固定してミートし、さらに体を倒しながら蹴ることが、ボールをふかさずに低い弾道で蹴るためのコツです。

また、浮いているボールをそのままシュートすることをボレーシュートと呼びます。

 

■サッカーボールの間違った蹴り方に注意

ボールの蹴り方はサッカーの基本であり、上達のスピードにも関わってきますが、サッカーを始めたばかりの方は正しいフォームを知らず、間違った蹴り方をしてしまいがちです。

 

間違った蹴り方が癖になってしまうと上達が遅くなるだけではなく、怪我の原因にもなります。怪我なくサッカーを続けていけるよう、正しい蹴り方を身につけましょう。

 

・やってしまいがちな間違った蹴り方

初心者の方がやってしまいがちな間違った蹴り方の筆頭が、力任せなトーキックです。力任せにトーキックをしてしまうと、つま先などの怪我に繋がってしまう可能性があります。

 

筋力のない小学校低学年の子どもであれば、トーキックをしても怪我をしにくいです。しかし、年齢があがり筋力がついてきた状態で力任せにトーキックをしてしまうと、ボールに伝えることができる力が増えた分、足が受けるダメージも増えてしまいます。それにより怪我につながってしまうのです

 

疲れの蓄積も怪我やフォームの乱れの原因になりますので、練習の前後には必ずストレッチを行い、疲労をためないことも大切です。

 

・正しいスパイク選びも大切

サッカーを始める際には、正しいスパイクを選ぶことも大切です。足にフィットするスパイクを選ぶことでパフォーマンスの向上や疲労軽減、怪我の防止といった効果が期待できます。

もしスパイクが足に合っていないと実力を発揮しきれないだけでなく、靴擦れをおこしてしまったり、ボールがうまく蹴れなくなったりと悪影響が生じる可能性があります。

これらの悪影響を予防するためにも、足の幅や甲の高さにも着目して、サイズの合ったスパイクを選ぶことが大切です。

 

スパイクは消耗品であるため、こどもの成長を考えて大きめのサイズを買うという考え方は、怪我のリスクを高めてしまいます。怪我を予防するためにもスパイクは現在の足のサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。

 

⇒サッカーシューズの上手な選び方とお手入れ方法のコツ

 

■まとめ

今回解説した通り、サッカーには蹴り方の種類が複数ありそれらを使い分けることで、さまざまなパスやシュートの選択が可能になります。

筋力がついていない段階では筋力があまり必要でないインサイドキックの練習を多めに取り入れ、少し筋力がついてきたらインステップキックを取り入れるなど、筋力やスキルに合わせて練習を変えていくことが大切です。

 

また練習方法やフォームだけではなく、スパイクもパフォーマンスには大きく影響します。自分の足にあったスパイクで怪我を未然に防ぎプレーするようにしましょう。

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