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football2023.10.21

FC東京25周年特別イベントで長友佑都と荒井悠汰が語った「ファン・サポーターとの絆」

都会のビルの中心にそびえ立つ「Alpen TOKYO」。ここは多くのファン・サポーターが集うFC東京のオフィシャルショップで、特別なイベントが開催された。10月6日、FC東京の長友佑都選手と荒井悠汰選手がクラブ設立25周年を記念して、ファン・サポーターのためにサインや写真撮影に応じ、特別な一日となった。


イベントには、FC東京の熱狂的なファン・サポーターが集結。特に目立ったのは、昨年のW杯で長友佑都選手の圧巻のプレーに魅了され、新たにサッカーの魅力に目覚めたファン・サポーターたちの姿だった。彼らの熱い視線は、サッカーの普及という意味でも、長友選手の影響力の大きさを物語っていた。


イベントの冒頭、長友選手は「今日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。今日は荒井選手も何枚もサインを書くと意気込んでいますので、よろしくお願いします」と挨拶した。


そして、この日のイベントでも、両選手の言葉や態度からファンやサポーターへの深い感謝と愛情が伝わってきた。「ファン、サポーターがいるから僕らは試合ができる」という長友選手の言葉は、選手とファンの絆の深さを象徴していた。


この特別な日、両選手は数十分間にわたり、サインや写真撮影に対応していた。そして何よりもその笑顔と言葉で、ファン・サポーターとの絆をさらに深めた。


最後は記念写真で締めくくり、FC東京の25年の輝かしい歴史を選手とファンが一体となって祝う温かな時間が刻まれた。

イベント後に長友佑都選手と荒井悠汰選手のインタビュー取材を行いました。その模様をお届けします。


長友佑都と荒井悠汰が語るファンの重要性と今後の展望

――長友選手は、コロナ禍でも選手たちにファン・サポーターとふれあうことの大切さを伝えていたと聞きます。そのようにファンを大切にする姿勢は、どこから来ているのでしょうか。

長友:ファン・サポーターの存在があるからこそ、僕たちは試合に出場し、サッカー選手としてのキャリアを築けています。ファン・サポーターがいなければ、僕たちの存在意義はありません。彼らの情熱や応援が私たちの原動力となっています。特に、皆さんが喜ぶ姿を見ることは、サッカー選手の基盤となるものです。その感謝の気持ちは、常に持ち続けていますよ。


――今日、W杯を見て長友さんのファンになったという女性が、サインを求めてきました。その熱意が伝わってきて、驚きました。

長友:本当に嬉しいです。直接、そういった言葉を聞けるのは、「サッカーを頑張ってきて良かった」と感じる瞬間です。コロナの影響でファン・サポーターの皆さんとの交流が少なくなってしまいましたが、このようなイベントを通じて、改めてサッカー選手としての道を選んで良かったと感じます。


――FC東京の25年の歴史の中で最も印象に残った瞬間をお聞かせください。

長友:印象深かった瞬間ですか。僕は、やっぱりナビスコカップ(現ルヴァンカップ)のタイトルですかね。プロになって1番最初のタイトルでしたから思い出深いですね。


――25周年記念ユニフォームを着るというのは、どのような意味がありますか?既に9/23、10/1の試合で記念ユニフォームを着用して試合にのぞまれていますが、どのような気持ちでしたか?

長友:ファン・サポーターやクラブ関係者、そして先輩方が築き上げてきたFC東京の情熱と思いの重みは、自分にとって非常に大きいものです。これからもタイトルを積み上げて、常勝軍団の一員となれるように誇りを持ってユニフォームを着ていきたいですね。


――荒井選手にお聞きします。試合や練習を通じて長友選手からどんなことを学んだり、吸収されているかお教えください。

荒井:佑都さんは世界でも多くのキャリアを経験してきているので様々なアドバイスをいただき、自分のなかで取り入れ、吸収しています。特に前線の選手として、「世界でもスピードが重要だ」ということを言ってくれているので、現在はアジリティのトレーニングに励んでいます


――長友選手は今年、Jリーグでの活躍が目立ち、体力や戦術技術も非常に高まっているように見えます。過去最高の年ではないでしょうか。ご自身ではどう感じていますか?

長友:確かに、年齢を重ねても学び続ける気持ちや成長したいという意欲は変わりません。他の選手や監督の要求にも敏感に対応しています。向上心は年々増していると感じています。30代後半に入っても、20代の頃の体力や動きを保ちつつ、戦術や経験が増しています。今後が非常に楽しみです。


――37歳にして90分間フルでプレイし、若手選手が交代する中、最後までピッチに立っていた長友選手のタフネスについて、荒井選手はどう思いますか?

荒井:37歳でそのようなプレイを見せるのは、自分にとっては想像もつかないことです。今でも厳しい中でプレイしているのに、長友選手のこれまでの努力や献身は本当に素晴らしいと思います。若手選手はその背中から多くを学ぶべきだし、僕もそのような姿勢を持たなければと感じました。

長友:正直、キツイですよ。でも、「ダメだ」という言葉は自分の辞書にはないので。


――今回、日本代表のメンバーには選ばれませんでしたが、最近の好調なプレイを見ると、再び代表に呼ばれるのではないかと思います。長友選手はどう感じていますか?

長友:日本代表への熱意は変わっていません。5回目のW杯を目指しています。いつでも代表に呼ばれる準備はしており、自分の現在のレベルで十分に戦えるという自信があります。毎日、その自信を胸に日々のトレーニングをしています。


――この調子が続けば、期待できますね。

長友:確かに、そうですね。そのための努力を続けていきながらW杯への情熱や目標を忘れずに、日々を過ごしていきたいと思います。


――最後にきたる10/28の記念試合に向けての意気込みや、ファン・サポーターへのメッセージをお願いします。

荒井:チーム全員で勝利を目指し、全力で戦いたいと思っています。試合で良いプレイが出来るように日頃の練習から頑張っていきます。

長友:躍動感あふれるプレイでファンの皆さんに「FC東京を応援してよかった」と感じてもらえるような、心を揺さぶる試合をしたいですね。クラブ設立25周年記念試合に相応しいクオリティのサッカーを届けられるように頑張ります。

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