進化を遂げた『MIZUNO α II(ミズノアルファII)』、最速のその先へ挑む新時代のスピードブーツ。
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ミズノ独自のテクノロジーを結集し、現代フットボールに求められる「ハードワーク」と「スプリント」の機能を兼ね備えたミズノ史上最速の“スピードブーツ”『MIZUNO α( ミズノアルファ)』。
登場からわずか2年で確固たる“支持”と“認知”を獲得し、いまやMORELIA、MORELIA NEO、MONARCIDAに並ぶ「4本目の柱」として成長を遂げつつあります。
そのMIZUNO αが次世代モデルへとアップデート。さらなるスピードとパフォーマンスの向上を目指し、アルペングループの社員がトライアルセッションに参加。実際にスパイクを履いて体感した「進化のポイント」や「プレーで感じたリアルな魅力」をレポートとしてお届けします。
■MIZUNO α II JAPAN(ミズノアルファII JAPAN))――史上最速を超えた、その革新のすべて
ミズノフットボール史上、最速のDNAを受け継ぎながら、さらなる進化を遂げた『MIZUNO α II JAPAN』が誕生。卓越したスピード性能と圧倒的なフィット感を両立し、プレーヤーの限界を引き上げる新次元のスパイクです。
シューズの命とも言えるラストには、Engineered Fit Last NEOを採用し、足に吸い付くようなフィット感を実現。さらに、ZEROGLIDE α MESHの採用エリアを前足部まで拡大することで、足との一体化を追求しました。これにより、プレー中のズレを最小限に抑え、瞬間的な動き出しでも安定感を発揮します。
新たに設計された6層構造のアッパーは、柔らかさとホールド感の絶妙なバランスを実現。スピードとフィット感の融合が、あなたのプレーに新たな次元の加速をもたらす。
MIZUNO α II JAPAN
進化した6つのテクノロジーを紹介!
(1) Engineered Fit Last NEO――究極のフィット感
シューズの「心臓」ともいえるラストには、前作同様のEngineered Fit Last NEOを採用。日本人の足型にフィットすることで、圧倒的な安定感と履き心地を実現しました。
(2)アッパー構造――さらに柔らかく、しなやかに
従来の5層構造から6層構造へアップデート。足首周りのパターンも改良し、より繊細なフィット感と柔軟性を生み出します。
(3)ZEROGLIDE α MESH――軽さとフィット感の融合
かかと部分に使用していたZEROGLIDE α MESHをアッパー全体に拡張。軽量化だけでなく、プレー中のズレを最小限に抑えるフィット感を提供します。
(4) KaRVO RS™ 中底――反発性としなやかさのバランス
中底の厚みを1.2mmから0.9mmへと薄型化。これにより、反発性と柔軟性を両立し、瞬時の加速とスムーズなステップワークをサポートします。
(5) MIZUNO ENERZY――クッション性の新基準
かかと部分に搭載されたMIZUNO ENERZYが衝撃吸収性能を向上させ、激しいプレーでも足への負担を軽減。ハードワークにおいても圧倒的な安定感を維持します。
(6)インソール――キレのある動きをサポート
インソール表面にもZEROGLIDE α MESHを採用。滑りにくい素材が、急激な方向転換やストップ&ゴーの動作時でも高いグリップ力を発揮し、キレのある動きを支えます。
MIZUNO α II JAPANは、スピードだけでは終わらない。加速、安定性、フィット感、すべてを兼ね備えたこの一足で、ピッチの誰よりも速く、誰よりも自由に駆け抜けろ。スピードのその先へ――次のプレーは、あなたの足元から始まる。
■圧倒的なスピードと安定感を体感!MIZUNO α IIシリーズの試し履きレポート
ステップワークで感じた“軽さ”と“グリップ力”
ウォーミングアップでは、ステップワークやサイドステップを通じて、MIZUNO αならではのアジリティ性能を実感。特筆すべきは、一歩目の加速力と地面をしっかり捉えるグリップ力です。
ピッチにしっかり食いつくスタッドが、素早い方向転換や切り返しの際に抜群の安定感を発揮。さらに、無駄な遊びのない高いフィット感により、細かいステップもキレよく踏め、特にサイドステップ時の横ブレの少なさは圧倒的でした。
対面トラップ&パス――“最初の一歩”の鋭さが光る
対面でのトラップ&パストレーニングでは、パスを出してからの「最初の一歩」の加速力をチェック。パス直後の動き出しがとにかく鋭く、まさにスピードを武器にするプレーヤーに最適な感覚。
ロングキック――踏み込み時の安定感とパワフルなインパクト
ロングキック練習では、軸足の安定感が際立ちました。スタッドがピッチにしっかり食いつき、「立ち足のブレなさ」がパワフルなキックを支えます。
特に人工芝では、スパイクの滑りによるパワーロスが課題ですが、アルファはその不安を解消。スタッドがしっかりと地面を捉えることで、強く正確なボールを蹴ることができました。
シュート練習――スピードブーツならではの爆発力
シュート練習では、アルファの真価を存分に発揮。「軽さ」と「優れたグリップ力」の組み合わせにより、素早い動作からでも力強いシュートが可能です。
踏み込みの際の安定感がインパクトの質を高め、無駄な力を使わずとも鋭く振り抜けるのが特徴。硬めのアッパー設計も相まって、ボールへのパワー伝達がしっかりと感じられました。
総評!「スピード × グリップ × フィット感」の理想形がここに
今回の試し履き会を通じて、MIZUNO α IIが持つ圧倒的なポテンシャルを再確認しました。特にスピードを武器にするプレーヤーにとっては、一歩目の鋭さや俊敏な動きでアドバンテージを生み出す理想的なスパイクです。
「速さ」を極めたいなら、迷わずこの一足。MIZUNO αが、ピッチでどんな進化を遂げ、どんなプレーヤーの足元を支えていくのか、今後の展開が楽しみです!
最後に、この日のセッションに参加した弊社(アルペングループ)社員の向井風太に、アルファを履いてプレーした印象や、オススメのポイントを語ってもらいました。
向井風太インタビュー「走り出しが変わる瞬間」地面を掴むスパイクの真価とは?
――本日のトレーニングでMIZUNO α IIを履いてみた感想を教えてください。
今日は天気も良く、しっかりと「スピードブーツ」を体感できるトレーニングになりました。
「スピードブーツ」とは最近スパイクを指す言葉としても使われていますが、その名の通り、走りの動きやキックの感覚を試す内容でしたね。
トレーニング自体はかなりハードで、しっかり走り込んだ上でキックの動作も試したので、スパイクの特性を十分に感じられました。
――履いてみて、特に良かった点はどこですか?
前作と同様にアウトソールの仕様は変わらず、これはMIZUNO αの大きな特徴ですね。
特に感じたのは、人工芝でのグリップ力の強さ。走るときにしっかりと地面に刺さるし、僕はキックが得意なので、立ち足がしっかりと固定される感覚がありました。この安定感とグリップ力は、MIZUNO αならではの魅力だと思います。
――スピードブーツといえば「軽さ」「一歩目の速さ」「アジリティ」などがポイントになりますが、そのあたりの動きはどうでしたか?
踏み出しの反発力をしっかり感じられます。特に一歩目の加速力があり、走り出しがスムーズでした。また、スタッドの形状も良く、地面にしっかり刺さることで、動きの切り返しや方向転換でも安定感がありました。「スピードブーツ」としての特性をしっかり実感できるスパイクでした。
――アッパーのフィーリングについてはどうでしたか?
今日の質疑応答の中でも話がありましたが、若干滑る感じがあるのは正直なところです。
ただ、このスパイクはそもそもタッチ感を重視したモデルではないので、そこを求めるなら他のミズノのシューズを選ぶほうが良いかもしれません。
しかし、「スピードを活かしたプレー」を求める選手には、間違いなくおすすめです。個人的には、アッパー素材自体は柔らかく、パーツの補強もしっかりしているので、走る動作に関しては横ブレが少なく、安定感があると感じました。
――足入れや中での感覚はどうでしたか?
全然ずれないですね。このシューズはもともと隙間ができないように設計されているので、ピタッと足にフィットする感覚があります。よくある「履いているうちにシュータンがずれる」とか、「中で足が動いてしまう」ということが全くないんです。そこがこのスパイクの大きな特徴かなと思います。
ただ、逆に「フィット感がありすぎるのでは?」と懸念する声もSNSなどで見かけました。
そのあたりは、お客様と相談しながら、履き心地に合った提案をしていきたいですね。
――かかと部分の安定感はどう感じましたか?
ミズノ独自のアウトカウンター構造がしっかり機能していて、個人的にすごく好きですね。
日本人の足型に合わせた設計になっているので、かかとのフィット感がより高いのではないかと思います。
――他社のスピードブーツと比べて、重さはどうですか?
めちゃくちゃ軽いです!特に驚きなのが、MIZUNO α II PROが17,050円という価格帯でこの軽さを実現していることは本当にすごいと思います。
具体的な数値で言うと、このMIZUNO α II PROは約215gの軽量設計。一方、他社製品の同価格帯のスパイクは260g前後のものが多く、10g単位の違いどころではなく、かなりの差があります。重いスパイクだと、走っている時に足の裏が張り付くような感覚が出ることがあるので、スピードを重視するなら、この軽さはかなりの武器になりますね。
――シュートやロングキックも試していましたが、どんな感触でしたか?
立ち足がしっかり固定されるので、強いインパクトで蹴ることができるのが大きな特徴ですね。
個人的にデメリットはほとんどないんですが、気になる点を挙げるとすれば、「グリップ力が強すぎて、人工芝によっては少し埋まりすぎる」ことがあるということ。その点は、他のメーカーのスパイクとは違いがあると感じました。
ただ、それは人工芝の種類によって履き分けをすれば解決できることなので、プレーする環境に応じて使い分けるのがベストですね。
――履いた方の中には「アッパーに少し硬さを感じる」という声もあったようですが、向井さんはどう感じましたか?
確かに、新しいスパイクということもあって、多少の硬さは感じるかもしれません。ただ、「スピードブーツ」として設計されている以上、ある程度の硬さは必要なんです。
何故なら、「次の動作に素早く移るための反発力」が求められるので、ある程度の硬さが必要。
とはいえ、スピードブーツの中では「MIZUNO αは比較的柔らかい部類」に入ると思います。スパイク選びは、単に硬い・柔らかいで決めるのではなく、その人のプレースタイルや競技レベルに合わせた履き分けが大事になってきているなと感じますね。自分たちも適切なスパイクを提案することがますます重要になってきていると思います。
――他に、知っておいてほしいポイントはありますか?
写真 左側=MIZUNO α II JAPAN、右側=MIZUNO α II PRO
そうですね。意外と知られていない点として、スタッドの大きさの違いがあります。
公式サイトなどではあまり明記されていませんが、実際に比べてみると、スタッドの太さや大きさが異なるのがわかります。
高価格帯のJAPANやELITEのモデルではスタッドが細めに設計されていて、よりしっかり地面に刺さる仕様になっています。一方、MIZUNO α II PROでは、土での使用を想定して、より安定感のある設計になっています。
この「スタッドの違いによる履き分け」は、まだ多くのプレーヤーに知られていない部分だと思うので、今後のスパイク選びの提案の中でもしっかり伝えていきたいですね。
――今後のMIZUNO αシリーズに期待することを教えてください。
やはりミズノのコアファンクションである「素足感覚」は、今後も追求し続けてほしいポイント。特に、人工皮革でこれだけジャストフィットできるスパイクというのは、間違いなくミズノの強みだと思っています。
ただ、次のアップデートとして期待したいのは、「走り」だけではなく、「ボールタッチ」の部分の進化」です。フットボールではやはり、ボールの感触やコントロール性能も重要になってくるので、新素材の開発やアッパー部分の改良は間違いなく進んでいくはずです。
また、アウトソールについても、グリップ力のバランスや「抜け感」の向上が求められてくると思います。今の競技レベルやプレーヤーのニーズに応じたさらに洗練されたモデルが登場することを期待しています。
――続いて、「ゼログライドネオショートソックス」についてもお聞かせください。
これまでのゼログライドソックスに比べて、より素足感覚に近い履き心地を追求したモデルになっています。価格は2,970円で、他社のモデルと比べると約500円の差がありますが、その分、履き心地やグリップ力において新たな選択肢が増えたのは大きなポイントです。
――具体的に、どんな特徴があるのでしょうか?
「ミズノ史上、最も素足感覚に近いソックス」というコンセプトで開発されました。グリップ力と素足感覚を両立させたモデルで、実際に履いてみると、指の動かしやすさやフィット感が圧倒的に違います。今、僕も履いているんですが、指の動きにストレスがなく、しっかりグリップが効いているのを実感できます。まさに「新しいグリップソックスの選択肢」と言えるアイテムですね。
――サッカー以外でも対応できそうですか?
最近ではバドミントンや卓球、フットサルなどの室内競技の選手にも好評のようです。何故なら室内競技では細かいフットワークが重要になるので、グリップ力と素足感覚のバランスがすごく合っているんですよね。
それから、ランニングをする人たちにも人気があります。ランナーの中には5本指ソックスを愛用する人も多いんですが、このゼログライドネオもしっかり足にフィットするので、走るときの安定感が増すという声を聞いています。
――最後に、購入を検討している方へメッセージをお願いします。
このソックスは、履いた瞬間に違いがわかると思います。実際に試した人からも「めちゃくちゃいい!」という声がすぐに出るほど、履き心地にこだわって作られています。
ぜひ試し履き感覚ではなく、実際にプレーで使ってみてください。きっと「もう他のソックスには戻れない!」と感じるはずです。