「SIM2」が登場！「飛んで曲がらない」がさらに進化した！

年が明け、今年も各社から新製品が発表される季節がやってきました。

昨年は、テーラーメイドがニューブランド「SIM」シリーズを立ち上げドライバー市場を席巻しましたが、今年のテーラーメイドはどんなクラブを送り出してくるのか、多くのゴルファーが早くから注目していました。

そんななかついに発表されたニューモデル「SIM2」。その名のとおり「SIM」の後継モデルとして正統進化したクラブと言えます。

まずドライバーから見ていくと、ラインアップされているのは「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM2 MAX D」の３モデル。これは前モデル「SIM」シリーズの流れを引き継いだ設定となっています。

「SIM2」はコントロール性と寛容性を兼ね備え、中弾道の強い球で飛ばせるモデル。「SIM2 MAX」は「SIM2」よりも寛容性が高くやや高弾道の直進性の高いボールが打ちやすいモデル。そして「SIM2 MAX D」はドローバイアス設計で球のつかまりがよく、ハイドローを打ちやすいモデルと、それぞれ「SIM」「SIM MAX｣「SIM MAX D」の後継モデルとなっています。

操作性の高い「SIM2」。ヘッド後方を縁取るように青いアルミ素材「フォージドミルドアルミニウムリング」が見える

寛容性の高い「SIM2 MAX」。ソール後方のウェイトは24ｇもあり、慣性モーメントが大きい

つかまりのいい「SIM2 MAX D」。ヒール寄りにウェイトが配されているのが特徴的

３モデルに共通した特徴としては、クラウンとソール両面にカーボン素材を使用していることに加え、ヘッド後方のフレームに「フォージドミルドアルミニウムリング」というチタンよりも軽いアルミを使った新構造を採用したことで、ヘッドの余剰重量が「SIM」シリーズよりもさらに大きくなっています。

その結果、イナーシャジェネレーター後方の「ヘビーバックウェイト」が、「SIM2」で16ｇ、「SIM2 MAX」で24ｇ、「SIM2 MAX D」で22ｇと拡大され、より大きな慣性モーメントを獲得しています。

チタンよりも比重の軽いアルミニウムを使ったフレームで余剰重量がさらに大きくなった

フェース側はボディ一体型の「ミルドバックカップフェース」となっており、トウ側に「スピードインジェクション」を配置するほか、「貫通型スピードポケット」「ツイストフェース」など、「Mシリーズ」以来培われてきたテクノロジーが継続的に採用されています。

これらによって高い反発性能による高初速を実現するとともに、「SIM」シリーズから実用化された「イナーシャジェネレーター」とフルカーボンソールの空力性能でヘッドスピードアップ効果も加わり、「飛んで曲がらない」性能がさらに向上しました。

「SIM」からさらに進化した「SIM2」は、３つのバリエーションで幅広いゴルファー層をカバーし、既成概念を打ち破る新次元の飛びと寛容性を、誰もが享受できるドライバーとなっています。


フレーム一体型のフェースで慣性モーメントの増大とスイートエリアの拡大が実現

なお、フェアウェイウッドもドライバー同様「SIM2」「SIM2 MAX」「SIM2 MAX D」の３ラインで展開。

こちらも「SIM2」は「SIM」と同様チタンフェースを採用しており、低・深重心かつ高反発の圧倒的な飛距離性能と高い操作性を備えています。「SIM2 MAX」はヘッドが大きめでやさしく飛ばせ、「SIM2 MAX D」はつかまりがいいモデル。

いずれも往年の名器に由来する「Vスチールソール」を備えて抜けがよく、高い実戦力を備えています。

「SIM2 FW」はチタンフェースを採用。やさしく飛ばせる「SIM2 MAX FW」、つかまりのいい「SIM2 MAX D FW」の３モデル

ユーティリティは「SIM2レスキュー」「SIM2 MAXレスキュー」の２モデル。

「SIM2レスキュー」はトウ側にボリュームのあるアイアンライクな顔をしたコンパクトヘッドで、高いコントロール性と寛容性を兼ね備えています。「SIM2 MAXレスキュー」は、球を拾いやすいウッドライクな顔で、高弾道でグリーンを狙っていけそうです。

これらのユーティリティも抜けのいい「Vスチールソール」を備えています。


アイアン的な「SIM2レスキュー」とウッド的な「SIM2 MAXレスキュー」の２モデル

アイアンは、前作「SIM」シリーズ同様「SIM2 MAX」と「SIM2 MAX OS」の２モデル。前者はオーソドックスな飛び系アイアン、後者は「OS＝オーバーサイズ」の名のとおり大型ヘッドの寛容性の高いモデルとなっています。

バックフェース部分が樹脂になってよりやさしさを増した「SIM2 MAX」アイアン

「SIM 2MAX OS」アイアンはヘッドサイズが大きくミスへの許容性が高い

両モデルに共通しているのは、バックフェースの「キャップバックデザイン」。前モデルの「スピードブリッジ」と似た、たすき掛けデザインのバックフェースですが「SIM2」シリーズではここが軽量のポリマー素材となっており、高い耐衝撃性を確保しながらヘッドの重量増を抑制し、より高い寛容性を実現しています。


バックフェースに軽量ポリマーキャップを採用した「キャップバックデザイン」

ヘッドは５～８番アイアンが450ステンレス、９番アイアン～AWが17-4ステンレス、SWが431ステンレスと、番手によって異なる素材を使用するとともに、貫通型スピードポケット（５～８番アイアン）の効果を生かし、高い反発性能で高初速を実現しています。

一方で、「フルレングスエコーダンピングシステム」でインパクト時の振動をコントロールするとともに、ポリマーキャップ部の接着剤にも振動吸収性能を持たせることで、高い反発性能を備えながらも気持ちいい打感・打音を実現しています。


「エコーダンピングシステム」でインパクト時の余計な振動を抑えてソフトな打感を実現

ロフトは「SIM2 MAX」アイアンでは28.5度（７番アイアンで）、「SIM2 MAX OS」アイアンではなんと25.5度（７番アイアン）というストロングロフトですが、ネック部を軽量化できるフルーテッドホーゼルと中空構造ならではの低重心設計でやさしく球が上げられ、高弾道でグリーンに止まる球を打つことができます。

両モデルともミスヒットに対する寛容性は非常に高いですが、オーバーサイズ設計の「SIM2 MAX OS」アイアンはより広いスイートエリアを備えており、アベレージゴルファーでもノーストレスでやさしく飛ばせるアイアンとなっています。

プロ、アマ問わず高い評価を集めた「SIM」がさらに進化した「SIM2」シリーズ。すでにPGAでは多くのプロが使用しており、このニューモデルもかなり期待できそうです。

ゴルフ５ の各店舗では、スタッフが万全の体制でお待ちしておりますので、ぜひ試打をして体感してください！ ※試打クラブは１月22日入荷予定。
 

＜「SIM2」シリーズの試打動画はこちら！＞

https://youtu.be/RwIU95mRuQ8