キャロウェイ「新・EPIC」シリーズを伊藤プロと試打軍団が打ってみた！モデル別のフェース設計で誰でもやさしく飛ばせる！

１月20日の発表以来、2021年モデルドライバーの目玉の１つとして注目を浴びているキャロウェイの新しい「EPIC」シリーズ。

スタンダードモデルとなる「EPIC SPEED」に加え、「EPIC MAX」「EPIC MAX LS」の３モデルがラインアップされているが、各モデルの特徴はどうなっているのか。その実態を探るべく、ゴルフ５契約の伊藤元気プロが、ゴルフ５試打軍団の２人とともに実際に打ち比べてみた。

試打するのは、HS48ｍ/s前後の伊藤プロのほか、HS45ｍ/s前後のドローヒッター松村直樹フィッターと、HS40m/s前後のスライサー三須得至フィッターの３人。

早速伊藤プロが「EPIC SPEED」の試打を始めたが、１発目から初速の速さに驚きの声をあげる。

「これはすごい！ フェースの弾きがメチャクチャよくて初速が出ています！ これなら距離も出ているでしょう？」（伊藤プロ）

「そうですね！ キャリーで280Y、トータルなら300Yを超えてきています！」（松村さん）

まずは伊藤元気プロが試打。フェースの弾きと初速の速さは前モデル以上だと１発目から驚く

弾道計測器の数値を見ていた三須さん、松村さんも驚く飛距離だ。

「この初速は、やっぱり新技術『JAILBREAK AIスピードフレームテクノロジー』の効果でしょう。従来のフェース内側の『２本の柱』をさらに強化して枠状のフレーム構造にしたことで、インパクトでのエネルギーロスがさらに減って、反発性能が高まっているそうです」（三須さん）

フェースだけでなく、「JAILBREAKテクノロジー」にもAIの設計を取り入れたことで、もともとボール初速の面で評価の高かったキャロウェイの長所をさらに伸ばす進化を遂げたということだ。

フェースの奥には枠状の「JAILBREAK AIスピードフレーム」が内蔵されており、ソール側には４カ所の接続部が見える

「この『EPIC SPEED』、ヘッドも460ccにしては締まって見えて、すごくシャープに振れます。空力効果も大きいんでしょうか？」（伊藤プロ）

「はい。『MAVRIK』シリーズで高く評価された『サイクロン・ヘッドシェイプ』を採用しているので、空力性能も高くなっています」（三須さん）

続いて「EPIC MAX」を手にする伊藤プロ。「EPIC SPEED」よりもつかまりやすく球が上がりやすいモデルだが、伊藤プロは構えた顔にかなり好感を持った様子。

「構えたときにやさしく感じて、安心して振れる。左が怖くなるようなイヤな顔ではなく、顔の印象と出球のイメージが一致するのですごく心地いいんですよ。個人的にはこの顔がいちばん好きかな」（伊藤プロ）

実際に打ってもほどよいドロー系の球筋でビッグキャリーボールが出ている。アマチュアにやさしい「つかまって上がる」ドライバーだが、とてもバランスよく仕上がっていることでプロにとっても扱いやすいクラブになっている。

やさしそうな顔と弾道が一致するので安心感があり扱いやすいと、伊藤プロも「EPIC MAX」がお気に入り

最後に、低スピン弾道が売りの「EPIC MAX LS」。叩いても吹き上がらない強い弾道に加え、しっかりした打感で飛ばせるドライバーだと伊藤プロ。

「個人的に『MAVRIK』シリーズは打感がやわらかく感じたんですが、この『EPIC MAX LS』は少ししっかりしていてすごく好き。スピンが少なくて叩けるし、本気で１発の跳びを求めるならコレかな。でも顔が好きな『EPIC MAX』も捨てがたいし、悩んじゃいますね」（伊藤プロ）

しっかり叩ける「EPIC MAX LS」は、HSの速い人が１発の飛びを求めるには最高

ここで松村さん、三須さんも３モデルを打ち比べてみる。

ドローヒッターでHSも速い松村さんだが、実際に打ってみたフィーリングは「EPIC SPEED」がいちばんよかったと言う。

「『EPIC MAX LS』の低スピンも捨てがたいですが、球の高さやつかまり具合を総合すると、僕は『EPIC SPEED』がいちばん飛びました。『EPIC MAX』だとちょっとつかまりすぎる感じがあります。『EPIC SPEED』はトータル280Y超えの飛びが出ていて自分でも驚きました！」（松村さん）

松村さんのお気に入りは「EPIC SPEED」。つかまった高弾道のビッグボールが出た

一方スライサーの三須さんは、「EPIC MAX」がお気に入り。最高値では、トータル241Yのドローボールが出ている。

「スライサーの僕でも簡単に球がつかまって、強い球が出ます。スライサーにありがちなヒールヒットが出ても曲がりが小さくて、これならOBまでは行かないという安心感もあります。伊藤プロも絶賛していたように、構えた顔も安心感があって、僕は断然『EPIC MAX』ですね」（三須さん）

スライサーの三須さんは、つかまって上がる「EPIC MAX」がマッチ。伊藤プロがバランスのよさを絶賛したようにスライサー以外にもハマりそうだ

こういったオフセンターヒットへの強さは、AI設計の「FLASHフェースSS21」の効果だ。各モデル別に独自設計されているので、かゆいところに手が届く。

「実際私が試打したときもそうでしたが、スライサーはヒールへのミスが多い。その点、スライサー向けのつかまりのいい『EPIC MAX』はとくにヒール側や下側のミスヒットに強い設計になっているので、コースで結果が出やすいんです。こういうところはさすがですね」（三須さん）

AI設計のフェースならではのオフセンターヒットへの強さも「EPIC」シリーズの強み

最後に、伊藤プロがカスタムシャフトをテストしてみた。伊藤プロのHSでは、純正シャフトではちょっと頼りない。それでも300Y超えのショットを連発していたのだから、カスタムシャフトならどうなるのか。

「伊藤プロでしたら、『VENTUS』はどうでしょうか。先端がしっかりしていて、思い切って叩いても暴れず、吹き上がらないはずです」（松村さん）

「EPIC MAX LS」に「VENTUS6（S）」を装着して試打してみたところ、松村さんの予想どおり、さらに飛距離が伸び、バックスピン2300rpmの低スピン弾道でトータル320Y超えの球が出た。

「これは思い切って振れますね！ でもこれだけしっかりしたシャフトなら、あえてやさしい『EPIC MAX』に装着してみても面白いかも。つかまるヘッドにつかまりすぎないシャフトという組み合わせって、案外アリなんです。それでスピンが多いようならフレックスをXにしたりもう少し重めにするという選択肢もあります。夢が広がりますね」（伊藤プロ）

やさしいヘッドとつかまりすぎないシャフトの組み合わせもおすすめだ

「はい。ゴルフ５は試打シャフトのラインアップも豊富ですから、この３モデルのヘッドにいろんなシャフトを組み合わせれば、誰でもマッチする１本が見つけられます。最新クラブを試打するなら、ぜひシャフトも含めて、 ゴルフ５ にお越しください！」（松村さん）