golf2021.03.15

『PING』はアリゾナから生まれ、日本で新たな装いを生む！ギアだけでない、新たなる『PING』アパレルの世界へ！

この春、最も注目されそうなブランド。それは「PINGアパレル」だ。

PINGのアパレルはこれまでも存在していたが、ゴルフアパレルのトレンドセッターである(株)TSIが手掛けイメージを一新。2021年の春夏シーズンから本格展開することになった。

PINGといえば言わずとしれた、世界を代表するクラブメーカー。真摯なモノづくりから、どちらかというと硬派印象を持っている人も多いだろう。一方の(株)TSIは、パーリーゲイツやジャックバニーに代表される、遊び心を取り入れたウェアづくりの達人。その両者が融合した話題の「PINGアパレル」とは、一体、どんな感じなのか？

担当者である(株)TSIの岡田崇さんを訪ね、ブランドの概要や今季お勧めのアイテムなどを伺った。

「以前、PINGのアパレルは、ギアとリンクするようなシンプルでスポーティな商品がメインでしたが、昨年、我々(株)TSIがライセンス契約を結び、“遊び心”をプラス。より楽しい雰囲気にしたのが『PINGアパレル』です」（岡田さん）

(株)TSI ピン事業部MDチーフの岡田崇さん

「象徴的なのは、柄物ですね。例えば、この春夏は『ROAD TO ARIZONA』をテーマにし、『PING』の発祥地であるアメリカ・アリゾナ州を連想させるアイテムをいくつか作りました。なかでも、サボテン柄やネイティブ柄をモチーフにしたシャツやパンツは、今までにない装いなので、新鮮に感じていただけると思います」という岡田さん。

「PING」の発祥地であるアリゾナ州を連想させる、サボテン柄やネイティブ柄のアイテム

“遊び心”と言えば、(株)TSIの真骨頂。色合いも以前よりカラフルなものが増え、見ているだけでワクワクする、そんなラインアップとなっている。

ただし、PINGらしさが、全くないわけではない。随所にPINGのDNAを感じる部分が残されているので、お洒落ゴルファーだけでなく、硬派なゴルファーもすんなり受け入れられそうだ。

「ギアの雰囲気をそのままアパレルにしたのでは、我々が関わった意味がありません。けれど、PINGがこれまで培ってきたイメージを、まったく覆すことはしたくないんです。特にPINGの象徴であるロゴは、多くのゴルファーに馴染みがありますので、大切に扱いたい部分です。実際、ロゴが大きく入った商品は、とても評判もいいです。それは、PINGが何十年も築いてきたブランド力のたまものなので、我々も大事に継承していきたいと思っています」（岡田さん）。

「PING」ブランドが持つ質実剛健なイメージを踏襲しつつ、ファッション要素も強めに

当然、機能面も充実しているので、ギアユーザーがPINGに抱いている信頼感が覆されることはないだろう。特に、重要視しているのが、ストレッチ性、とのこと。

「スムーズにスイングできるよう、一部のシャツには、肩甲骨あたりに、“アクションプリーツ”という縦に切り替えを設けました。また、ボールを拾ったり、ティアップするときに窮屈感がないよう、パンツの腰部分にピンポイントでジャージー素材を採用したモデルもあります」（岡田さん）。

ウェアに惑わされず、プレーに集中したい人は、一度試着し、その真価を確かめてみるといいだろう。

後ろのヨークが双方向に伸縮し、しゃがみ動作などがスムーズに。機能面も充実している

最後に、今季イチオシの着こなしについて聞いてみた。

「今の時期なら、ネイティブ柄のパンツにフーディー（パーカー）がおすすめです。フーディーは季節の変わり目や、重ね着にも重宝するので1枚あると便利ですよ。シャツはパンツにINして綺麗に着られるようにしていますが、出して着てもOKなよう、長すぎないようにはしているので、シーンに応じてアレンジしてみてください。」（岡田さん）

メンズ・レディスともに、大人カジュアルなコーディネートに

「あと、もう少し暖かくなったら、ぜひ、『PINGゴルフ』自慢の柄物のショートパンツにも挑戦してみてください。普段、柄物はあまり着ないという人も、ベーシックなポロシャツと合わせると、違和感なく着られると思いますよ」と岡田さん。組み合わせ次第で、エンジョイゴルフにも、競技ゴルフにもマッチした着こなしになるのも「PINGアパレル」の魅力のひとつかもしれない。