大人気【オデッセイ】パターおすすめ5選!パターを探すなら、まずは打つべき厳選5モデルを一挙紹介
パッティングは、スコアの40%を占めると言われるほどウェートが大きく、当然、そこで使われるパターも、スコアを左右する重要なクラブだ。
しかしパターは、あらゆるクラブのなかでももっともバリエーションが豊富で、ヘッドの形だけでなく、フェースインサートやネック形状などが実に様々。アマチュアにとってはどれを選べばいいかわかりにくいクラブでもある。
そういうクラブは、やはり人気のモデルを選ぶのがいちばん安心。アマチュア、プロを問わず人気の高いオデッセイが鉄板だ。そこで今回は、ゴルフ5の地区担当クラフトマンとして多くのフィッターを指導する立場の三須得至さんと、ゴルフ5川崎野川店のフィッター野本周資さんに、オデッセイの中からおすすめの5モデルを紹介してもらった。
おすすめパターを紹介してくれた野本さん(写真左)と、試打して感想を話してくれた三須さん(写真右)
【2ボールTENトリプルトラック】
最初におすすめするモデルは、『2ボールTENトリプルトラック』。ヘッド上部に白いボールが2つ並ぶお馴染みのデザインだ。
「これは、オデッセイのパターの集大成とも言える『全部乗せ』の欲張りパターです。構えやすい2ボールのなかに、3色の『トリプルトラック』のラインが入っています。ヘッドは中央部が軽く左右両サイドが重い構造になっているため、慣性モーメントが大きく、ミスヒットしてもヘッドがブレません。フェースは『マイクロヒンジ・インサート』が採用されていてスムーズな順回転が得やすく、さらにシャフトは手元と先端が重い『ストロークラボ』なのでストロークも安定します」(野本さん)
ヘッドの左右後方に重量配分されており、深重心で大慣性モーメント
スムーズな順回転を促す「マイクロヒンジ・インサート」を採用
先端と手元側に重さが配分され、ストロークが安定するストロークラボシャフトを採用
オデッセイがこれまで培ってきたテクノロジーが全部詰まった高性能パター。これを三須さんに打ってもらい感想を聞いた。
「ストロークもボールの転がりも、本当に安定しますね。とくに『トリプルトラック』のボールとセットで使うとすごく構えやすく、ショートパットに強そうです。フェースの開閉の少ない真っすぐなストロークで、テンポがゆっくりの人に合いやすいパター思います。慣性モーメントが大きいので、打点のズレが大きめな人にもおすすめですね」(三須さん)
2ボールとトリプルトラックを組み合わせ、抜群の構えやすさを誇る
【ホワイトホットOG】
2つ目のおすすめは『ホワイトホットOG』。オーソドックスなブレード型のパターだ。
「『ホワイトホットOG』は過去の人気モデル、初代『ホワイトホット』を再現したフェースインサートが特徴です。ホワイトホットの20周年を記念して復刻したので、当時のソフトな打感をそのままに、ヘッドには最新のテクノロジーが搭載されたブレード型のパターです。ソールのトウ・ヒールにウェートが埋め込まれていて慣性モーメントが大きくなっているだけでなく、ブレードの中間部分にミーリングが施されるなど随所に“ひと手間”がかけられているので、細部にこだわるパター好きにはたまらない一品だと思います」(野本さん)
初代ホワイトホットを再現したやわらかい打感のインサート
ブレード中央部のトウ・ヒール側にミーリングが施されている
実際に打った三須さんは、細部の仕上がりの良さを絶賛する。
「打感はあの懐かしのホワイトホットそのままで、とてもやわらかくて気持ちいいですね。ヘッドのミーリング部分が不要な反射を防いでヘッドがキレイに見えますし、とても構えやすい。操作性が高いのにミスヒットには強く、少しフェースの開閉を使ってストロークするセミアークタイプの人に合うと思います」(三須さん)
ブレード型で重心角が大きく、フェースの開閉を使うセミアーク軌道と相性がいい
【TEN】~ショートスラントネック
3つ目のおすすめは『TEN』のショートスラントネックバージョンです。
「『TEN』は、深重心なうえトウ・ヒールにも重量配分がなされています。その『TEN』の大慣性モーメントヘッドに、重心距離の長くなるショートスラントネックを組み合わせたハイブリッドパターです。このミスマッチとも思われる組み合わせは、実はミスヒットに強いのにフェースの開閉も使えるという“いいとこ取り”的な性能を備えており、プロの間でも使用者が増えているタイプなんです」(野本さん)
シャフトの太さ半分ほどのオフセットがついたショートスラントネック
深重心で慣性モーメントが大きい『TEN』のヘッド
試打した三須さんは、意外な扱いやすさに驚きの声をあげた。
「大慣性モーメントなのに、フェースを開閉してアーク軌道で打ちやすいので驚きました。ブレードタイプのパターが好きだけれど方向性やタッチに難があるという人は、一度試してみてほしいですね」(三須さん)
大型ヘッドだがフェースの開閉をともなうアークタイプのストロークと相性がいい
【TEN】~センターシャフト
4つ目のおすすめは、【TEN】のセンターシャフトタイプ。
「この『TEN CS』は、ヘッド形状は先ほどの『TEN』と同じですが、ネックがセンターシャフトタイプなんです。センターシャフトのパターはシャフトの延長線上でボールをヒットする感じが出やすいうえ、フェースバランスになるので、フェースの開閉をせずに真っすぐストロークするのに向いています。一方で、ミスヒットするとシャフト軸を中心にヘッドがブレやすいのが弱点でしたが、大慣性モーメントの『TEN』ならばそのブレを最小限に抑えられるので、とても相性のいい組み合わせだと思います」(野本さん)
オフセットがなく、シャフトよりもフェースが前にある形状
フェースバランスかつ大慣性モーメントで、真っすぐストロークに最適
三須さんが打ってみると、センターシャフトの意外な効果に気づいたという。
「センターシャフトは、他のネックのようにオフセットがついておらず、シャフトの軸線よりも前にフェースがあります。そのためストロークのなかでフェースとボールが接触するタイミングが早く、引っかけが出にくいという特徴があるのです。真っすぐ系のストロークの人で、引っかけのミスが多い人には絶対におすすめの1本ですね」(三須さん)
シャフトの延長線上でボールをしっかりヒットしやすい
【DFX】
最後におすすめするのは『DFX』という最新モデル。
「『DFX』は、2003年に発売されて人気を博した黒いフェースインサートですが、その名を復刻して新たに開発されたインサートを搭載しているのが『DFX #7』です。打感は以前のDFXよりもソフトになっています。ヘッドは人気の#7タイプで、大きくて安心感のあるヘッドに、低・深重心になりやすい2本の“ツノ”を備えています。大慣性モーメントのヘッドにネックは通常のベントネックが装着されているので、真っすぐストロークしやすいパターと言えると思います」(野本さん)
オデッセイファンにはなつかしい「DFX」が復刻された
ツノ形状で構えやすく、深重心でやさしいパター
試打した三須さんは、打感のソフトさが心地いいと話す。
「打感は現行モデルではいちばんやわらかいかもしれません。ソフトな打感にこだわる人は、ぜひ一度試してみてほしいですね。#7形状のヘッドは、慣性モーメントが大きいうえヘッドを低く真っすぐ動かしやすいので、ショートパットには絶対の強さを発揮できると思います」(三須さん)
打感は「現行モデルで最もやわらかいかもしれない」と三須さん
「ゴルフ5ではパターフィッティングを行っており、お客さまのストロークタイプやミスの傾向、テンポなどさまざまなデータを計測し、ひとりひとりに最適なパターをご提案させていただいております。自分のストロークの特徴を知るのは上達のためにもとても有効ですので、すぐに買う予定がない方も、ぜひご来店いただき、体験してみてください」(野本さん)
「CAPTO」を使って、ストロークタイプや三須の傾向、テンポなどを計測して最適なパターを提案。(※「CAPTO」は一部店舗のみ設置、他の計測器を使ったパターフィッティングは全国の店舗で実施)
今回おすすめしたパターは、
ゴルフ5
各店舗で実際に試打することができる。ゴルフ5の商品知識が豊富なフィッター達に相談して、あなたに最適な1本を見つけてみてはいかがだろうか。
<オデッセイパター おすすめ動画はこちら>
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