golf2021.09.01

五輪銀メダリスト稲見選手の2連勝なるか!?ホステスプロも気合十分！【ゴルフ5レディス注目選手レポート】Vol.1

今週金曜日、9月3日から始まるゴルフ5レディス。前評判ではバーディ合戦が期待できそうということで、面白い試合展開になりそうですが、開幕を前に今大会の注目選手にインタビューし、意気込みなどを聞いてみました。

まず何と言っても話題の中心にいるのは稲見萌寧選手。先日の東京オリンピックで日本代表としてプレーし、見事銀メダルに輝いたのは記憶に新しいところです。

稲見選手は先週のニトリレディスでも16アンダーの好スコアで今期7勝目を挙げており、賞金ランキングでも2位につけています。稲見選手は4月にも2連勝を挙げるなど勢いに乗ると手が付けられないタイプですので、今季二度目の２連勝なるかが注目です。

先週の勢いそのままに、2連勝に期待がかかる稲見選手

しかし本人としては「調子はあまりよくない」のだそうです。

「実はいまショットの調子自体はあまりよくなくて、思ったようには打てていません。でも先週も優勝できて意外にも結果は出ているので、今週もいけるかもしれません。私はショットで勝負するプレーヤーなので、グリーンを狙うショットをしっかりピンに近づけて、あとはパットが入ればおのずと結果もついてくると思います」（稲見選手）

先週優勝しておきながら驚きのコメントですが、得意のアイアンが「復調」すればビッグスコアでの連続優勝も十分あり得るでしょう。

会場のゴルフ5カントリー四日市コースは、比較的フェアウェイが広く、飛ばし屋有利との声もあります。そんななか注目したいのは、先週のニトリレディスで3位に入った山路晶選手。ツアー屈指の飛ばし屋で、ドライビングディスタンスも現在３位。

本人も「プレーが安定してきていて調子はいい」と話しています。

「真っすぐで広いホールが多いので気持ちよく振れる場面が多いのは確かですが、ヤーデージが短めなので、飛距離がそれほど大きなアドバンテージにはならないかもしれません。私としては、ティショットをフェアウェイに置くことはもちろんですが、そこからの2打目の精度が勝負のカギを握ると思っています。その意味ではショートアイアンやウェッジのショットが大事ですね。しっかりピンデッドにつけられる回数を増やし、バーディをたくさん獲りたいです！」（山路選手）

練習ラウンドからも調子の良さがうかがえる山路選手

飛ばし屋といえば、ゴルフ5所属の穴井詩選手です。ホステスプロとしての責任感もあって、気合が入っている様子でした。

「全部のパー5が、ほぼノーストレスで2オンを狙っていけるホールなので、全部バーディを獲るつもりで攻めていきたいです。できればイーグルも欲しいですね。パー4も距離が短めなホールが多いので、ピンをデッドに積極的に狙っていきたいです。調子自体は悪くはないのですが、まだちょこちょこ嚙み合わないところもあるので、それが嚙み合ってくれれば十分チャンスはあると思います。ホステスプロとして優勝を狙うので、応援してください！」（穴井選手）

ゴルフ5契約の穴井選手。持ち前の飛距離でバーディ量産なるか

今大会は、ゴルフ5契約の選手が勢揃いしており、みな高いモチベーションで試合に臨んでいます。

ベテランのイ・ナリ選手は、休養後でコンディションが上向きだとのこと。

「1カ月試合をお休みして先週から復帰したのですが、疲れが抜けて体調は上向きです。お休みの間、韓国に帰ってレッスンを受けたおかげで、スイングのいいところを見つけられ、自信も出てきましたし、１つでも上の順位を目指してがんばります」（イ・ナリ選手）

ゴルフ5契約のイ・ナリ選手。休養中のスイングチェックで調子はさらに上向きだと話す

武尾咲希選手も調子が上がってきていると自信をのぞかせます。

「このところ、試合で振りすぎたり力んだりして球が曲がっていたのですが、リズムと距離に集中してスイングするようになったらそういったミスがなくなってきて、明らかに調子は上向きです。私は飛ぶほうではないのですが、やっぱりカギはパー5。3打目に70、80、90Yくらいの得意な距離を残してバーディを獲っていきたいです。あとはパットが入るかどうかですね」（武尾プロ）