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golf2021.12.11

試打データで解析!前作を凌駕する2022年【ゼクシオシリーズ】進化のポイントに迫る

12月11日に発売され、今年の新商品の目玉となっている「ゼクシオ」シリーズ。スタンダードモデルの「ゼクシオ12」と、ヘッドスピード速めのゴルファーをターゲットとした「ゼクシオエックス」がラインアップされている。

ゴルフ5では発表直後から試打クラブを用意し、全国のゴルフ5店舗の各地域を統括する地区担当フィッター達による実験試打を行ってきた。今回その膨大な試打データを、前モデルの「ゼクシオ11」「ゼクシオエックス(初代)」と比較すると、明らかに飛距離がアップしているという。それらの数値をベースに、ニューモデルの優位性を分析してみた。

まず何といっても絶対的な優位性としての「飛距離」。ゴルフ5ではこれを、トータル飛距離を試打者のヘッドスピードで割って、「ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離」として算出したところ、ゼクシオ12、ゼクシオエックスともに全体で前モデルよりも0.1ヤード以上アップしていることがわかった。


表1:ヘッドスピード1m/sあたり飛距離の比較(ゼクシオ11 vs ゼクシオ12)

※グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表2:ヘッドスピード1m/sあたり飛距離の比較(旧ゼクシオエックス vs 新ゼクシオエックス)

※グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


とくにゼクシオ12ではヘッドスピード36~40m/sのゾーンで、ゼクシオエックスでは38~44m/sのゾーンで他ヘッドスピード帯よりも伸び幅が大きく、0.2ヤードほどアップしていた。

つまり、前モデルと比べて全体的に4~5ヤード飛距離が伸びており、とくにゼクシオ12はヘッドスピード40m/s未満の遅めのゴルファーに、ゼクシオエックスではそれよりもヘッドスピード速めのゴルファーに大きなメリットがあることが明らかになった。

ゴルフ5が蓄積してきたデータを振り返ると、ゼクシオシリーズ自体、この10年で26ヤードもの飛距離アップに成功しており、ダンロップの技術力の高さが窺われる。

この飛距離アップの内情を分析していくと、やはりミート率のアップは重要な要因といえそうだ。ゼクシオ12、ゼクシオエックスともに、ニューモデルでは「飛びの翼」と名付けられた「アクティブウイング」を採用。これによってインパクト時のトゥダウンの軽減を目指したが、これが明確に結果に表れている。


インパクト時のトゥダウンを軽減する「アクティブウイング」の効果で、ヘッドのブレが抑制されミート率の向上につながっている


これもゼクシオ12ではヘッドスピード38~40m/sのゴルファーで、ゼクシオエックスでは40~44m/sのゴルファーで顕著になっており、飛距離アップの効果が大きい層と一致している。


表3:ミート率の比較(ゼクシオ11 vs ゼクシオ12)


※グラフ縦軸:ミート率 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表4:ミート率の比較(旧ゼクシオエックスvs 新ゼクシオエックス)


※グラフ縦軸:ミート率 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


飛距離アップの要因としてもう1つ注目したいのが、バックスピン量。

ゼクシオ12、ゼクシオエックスともに全ヘッドスピード帯でバックスピン量が200~300rpm減少しており、強く前に飛び、ランの多い球が出やすくなっているのも飛距離アップに貢献しているといえそうだ。


バックスピン量の比較(ゼクシオ11 vs ゼクシオ12)


※グラフ縦軸:スピン量 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表6:バックスピン量の比較(旧ゼクシオエックスvs 新ゼクシオエックス)


※グラフ縦軸:スピン量 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


こちらもゼクシオ12ではヘッドスピード40m/s以下のゾーンで、ゼクシオエックスでは40~44m/sのゾーンで低スピン化の傾向が強く表れるとともに、ゼクシオエックスの効果がとくに大きい点に注目したい。ヘッドスピード速めのアベレージゴルファーにとってはスピン量の抑制が飛距離アップに大きな意味を持つだけに、ゼクシオエックスのターゲット層にとってこれは非常に大きなメリットになりそうだ。

もちろん、飛距離において「低スピン」とセットとなる「高打ち出し」の性能についても両モデル確実に向上しており、とくに打ち出し角を確保しにくいヘッドスピードが遅めのゴルファー層において打ち出し角のアップが確認されている。


表7:打ち出し角の比較(ゼクシオ11 vs ゼクシオ12)


※グラフ縦軸:打ち出し角度 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表8:打ち出し角の比較(旧ゼクシオエックス vs 新ゼクシオエックス)


※グラフ縦軸:打ち出し角度 グラフ横軸:ヘッドスピード帯


さらに左右のブレを見ると、全体的につかまりがアップしている傾向が出ており、両モデルともヘッドスピード遅めの層に大きく表れている。ゼクシオ12はもちろん、ゼクシオエックスにおいてもこういった傾向が出ている点は、上級者向けのスリクソンとの大きな違いといえそうだ。


表9:左右ブレの比較

(左)ゼクシオ11 vs ゼクシオ12  (右)旧ゼクシオエックス vs 新ゼクシオエックス


※グラフ縦軸:左右ブレ グラフ横軸:ヤード数 赤数字:ヘッドスピード帯


こうやってデータを網羅してみると、両モデルとも飛距離性能が飛躍的に向上していることがデータとして明確にわかる。さらに、ゼクシオ12がヘッドスピード40m/s未満のスライサーという一般的なアベレージゴルファーに大きなアドバンテージがあることと、ヘッドスピード40~44m/sのゴルファーにとってはゼクシオエックスが非常に大きな強みを持っていることも明らかになった。

ゼクシオ12、ゼクシオエックスともに、これらドライバーの飛距離アップに貢献している「アクティブウイング」はFW、UTにも搭載されており、またアイアンまで含めた全クラブに「ウエイトプラステクノロジー」が搭載されている。その点を考慮すれば、新しいゼクシオシリーズはフルセットで使ってこそ最大の効果が発揮できると考えていいだろう。



グリップエンドに配された、スイング軌道を安定させる「ウエイトプラステクノロジー」がシリーズ全クラブに採用されている

いずれにしても、百聞は一見に如かず。実際に ゴルフ5  で試打してみれば、これらのデータが示す飛距離アップ効果を実感できるはず。早速今度の休みは最寄りの店舗へ行って試打してみよう!
 


<ゼクシオシリーズの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/xxio_new_series/


<ゼクシオシリーズ新作一覧はこちら>

https://store.alpen-group.jp/f/dsd-011008001051-1-1ST=

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