【グッと深掘りゴルフギアVol.2・ローグ ST MAX FASTアイアン編】ハマるゴルファー続出!?ただの軽量アイアンではない、その秘密はライ角にあり
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深掘りゴルフギア】。第2回はキャロウェイのアイアン「ローグ ST MAX FAST」だ。
「ローグ ST MAX FAST」は、ドライバー、FW、UT、アイアンとフルラインアップが揃うシリーズだが、基本コンセプトは「軽量」。スタンダードモデルの「ローグ ST MAX」よりもドライバーで約30g、アイアンで約25gも軽い軽量モデルだ。
パワーのない人でも気持ちよく振り切れるうえ、ヘッドも低重心で球が上がりやすいため、シニア層や女性ゴルファーに人気のモデルだが、実はアイアンに関してはちょっと個性的な味付けがなされていて、それが一部のゴルファーにハマるという。
「MAX」よりも7番アイアンで25gも軽く振りやすい「MAX FAST」
「ローグ ST MAX FAST」アイアンの大きな特徴の1つは、顔のシャープさ。「ローグ ST MAX」や「ローグ ST MAX OS」と比べるとトップブレードが薄くネックのオフセットもきれいで明らかにシャープ。構えたときのイメージはむしろ中・上級者向けの「ローグ ST PRO」に近い。
一方でライ角がフラットというもう1つの特徴も持つ。「ローグ ST PRO」のライ角が62度(7番アイアン)なのに対して「ローグ ST MAX FAST」は61.5度。アイアンのライ角はつかまりに強く影響するため、この0.5度の差は大きい。
つまり「ローグ ST MAX FAST」アイアンは、低重心で軽量というやさしさ要因と、シャープな顔でつかまりすぎないという上級者にも好まれる要因を兼ね備えているアイアンなのだ。
構えた印象は「ローグ ST PRO」に近いシャープな顔
ライ角は「ローグ ST MAX FAST」のほうが0.5度フラット
そのため、パワーは落ちてきたがアイアンの顔にはこだわるという中・上級シニア層から厚い支持を受けているが、これは応用すればもっと幅広いゴルファーのニッチなニーズを拾うことができるということでもある。
とくにゴルフ5プレステージではカスタムシャフトにも対応しているので、「ローグ ST MAX FAST」に重めのシャフトを装着することで、「ローグ ST PRO」では少しつかまりすぎると感じている人にピッタリのアイアンを作ることができる。
「ローグ ST MAX FAST」のロフトは「ローグ ST PRO」よりも3.5度(7番アイアン)ストロングだが、これは1番手ズラして考えればOK。「ローグ ST PRO」を#5~PWの6本セットで考えるなら、「ローグ ST MAX FAST」の場合は#6~PWの5本セットの下に単品のウェッジを1本足せばいいのだ。
ソール幅は「ローグ ST MAX FAST」のほうが広く、ロフトもストロング仕様
実際にはこれに打感やバウンス角などさまざまな要因を加味していくことになるが、「ローグ ST MAX FAST」の単なる「やさしい軽量モデル」ではない面白さは、ぜひチェックしてみてほしい。
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https://www.youtube.com/watch?v=p6DnrV1gylg
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