【キャロウェイローグST MAXシリーズ】FW・UTのお悩み解決!モデルをそろえて距離の階段を整えよう!
フェアウェイウッド(以下、FW)やユーティリティ(以下、UT)はドライバーとアイアンの間をつなぐ重要なクラブで、アイアンセットの本数が減りつつあるいま、その重要性はさらに増してきている。しかし4~5本からなるFWとUTの番手間の距離の階段ができていなかったり、特定の番手が苦手というアマチュアは多く、選び方が難しいのも事実だ。
ゴルフ5では、FWやUTのモデル選びは、基本的にはドライバーをベースに同じモデルでセットでそろえることを提案している。アイアンが番手ごとに別のモデルを買ったりせずにセットでそろえるのと同様、FWやUTも同一モデルでそろえれば重さや長さのフローが自然と整い、距離の階段も整理されて振り心地もそろうというわけだ。
しかし、ツアープロを見ると、多種多様なFWやUTをバラバラに組み合わせてバッグに入れている選手も多い。プロは番手ごとに求める弾道や役割が明確化しており、それを満たすためにあえて個別にモデルを選んでいるからだ。そのうえでシャフトや長さなどを工夫して緻密に重量フローを整えてクラブを組んでいるので、アマチュアが表面的に真似をしてあれこれと手を出して混在させるのはリスクが高いということは覚えておきたい。
そこでFW&UTで悩めるゴルファーのために、ゴルフ5が持つノウハウの一部を紹介し、番手選びのコツを伝授しよう。
今回はプロアマ問わず大人気となっているキャロウェイの「ローグST MAX」ドライバーを使っている人を例に、FWやUTをどう組み合わせればいいか、具体的な番手構成を考えてみる。
「ローグST MAX」は、アイアンが6番からPWまでの5本セットが基本だが、セッティング的にはその下に3本のウェッジが入るため、これにドライバーとパターを加えると10本。14本中の残り4本をFWとUTで構成するのが基本的な考え方だ。
「ローグST MAX」シリーズは、FWは6番手、UTが4番手と合計10もの番手が存在するので、そのなかから最適な4本を選ぶことになる。
アイアンは「ローグ ST MAX」の6番~SWの8本使用を想定
まずひとつめは、ドライバーのヘッドスピードが38m/s前後の人を想定したケース。ドライバーの推奨ロフトは10.5度。あまり球の高さが出せないゴルファーをイメージしてほしい。
ヘッドスピード38m/s前後でドライバーは「ローグ ST MAX」10.5度を使用しているゴルファーを想定する
こういうゴルファーは、3W(15度)、5W(18度)の次の番手は、7W(21度)がおすすめ。FWはUTよりも球が上がりやすいこともあり、ロフト20度の4UTよりも7Wのほうが扱いやすいはずだ。そしてその下にロフト23度の5UT。
ゴルフ5の持つデータを参照すると、ヘッドスピード38m/sであればドライバーの想定飛距離は212ヤード。以下3Wが198ヤード、5Wが183ヤード、7Wが173ヤード、5UTが163ヤードときれいな飛距離の階段が出来上がる。シャフトはいずれも純正のRがちょうどいいだろう。
上記をまとめると、次の表のようなセッティングとなる。
表1:ゴルフ5の推奨セッティング例
(想定ゴルファー:ヘッドスピード38m/s、使用ドライバー10.5度)
一方ヘッドスピード42m/s前後の比較的パワーのあるゴルファーの場合はどうか。
こちらはドライバーの推奨ロフトは9度。シャフトは純正の「VENTUS 5 for Callaway」か「スピーダーNX50」のSを装着している、比較的球が上がりやすい人が想定だ。
次はヘッドスピード42m/s前後で、ドライバーは「ローグ ST MAX」9.0度を使用するゴルファーを想定する
この場合FWは3W、5Wの2本。その下にはロフト20度の4UTとロフト23度の5UTをおすすめしたい。FWのシャフトはドライバーと同じ流れの純正の「VENTUS 5 for Callaway」か「スピーダーNX50」のS、UTは純正の「VENTUS 5 for Callaway」のSか「KK MC 70 for CW」がいいだろう。これで飛距離の階段は、ドライバー237ヤード、3Wが222ヤード、5Wが205ヤード、4UTが193ヤード、5UTが182ヤードときれいにそろう。
こちらの人は比較的パワーもあって球もしっかり上がるので、7Wでは球が上がりすぎてコントロールしにくい可能性がある。そのため同じ飛距離を強い球で狙える4UTをチョイスするほうがセッティングのまとまりがいい。
上記をまとめると、次の表のようなセッティングとなる。
表2:ゴルフ5の推奨セッティング例
(想定ゴルファー:ヘッドスピード42m/s、使用ドライバー9.0度)
同じ距離が打てる番手でも、FWとUTどちらの相性がいいかは、ヘッドスピードやスイングの「ブロー角」が影響している。ヘッドスピードが速い人やブロー角が鋭角な人ほどUTとの相性がよく、ブロー角がゆるやかでパワーがない人ほどFWのほうが合いやすい。
そのため今回は5Wと5UTの間を7Wにするか4UTにするかに違いが出た。ただしこれらはあくまで一例で、持ち球やスイングの特徴などによってもどの番手をどう組み合わせるかは変わってくる。実際の番手やシャフトのチョイスは、ゴルフ5の経験豊富なフィッターが、詳細なスペック含めてご提案できるので、ぜひ相談していただきたい。
似たようなロフト角であっても、スイングタイプなどの要素でFWとUTのどちらに重きを置いたセッティングにするかが変わる
※写真は左が7W(21度)、右が4U(20度)
FWやUTで悩んでいる人、とくに今年「ローグST」シリーズを購入した人は、FWやUTも同じモデルにそろえることでパフォーマンスは確実にアップする。もちろんほかのモデルを使っている人も、ゴルフ5でフィッティングを受けてチェックしてみよう。
<キャロウェイ ローグSTシリーズ一覧>
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