フリーワード検索

golf2022.07.29

ブリヂストンゴルフ【B3ドライバー】はB1、B2とどう違う?最新ドライバーを試打データで解析!

7月29日に発売されたブリヂストンの最新ドライバー「B3」。ゴルフ5では新商品が発表された直後から多数の試打クラブを用意し、多くのお客さまに試打していただいてきた。このビッグデータを分析し、先に発売されている「B1」「B2」と比較することで「B3」の持つ独自の性能が明らかになった。

「B3」ドライバーは、昨年秋にブランドを刷新したブリヂストンの「B1」「B2」に続く第3のモデルで、ヘッドがカーボンモノコックボディで作られた軽量設計が大きな特徴。「B1」が叩けるモデル、「B2」がつかまりのいいモデルなのに対して、試打データからは明らかに差別化された特徴が見えてきた。

「B3」ドライバーは、直進性能が高い「SD(ストレートドライブ)」とドロー設計の「DD(ドロードライブ)」の2モデルがラインアップ。これらを併せて見ていこう。


高慣性モーメントで直進性の高さが持ち味の「B3 SD」ドライバー


つかまりが良く力強いハイドローが持ち味の「B3 DD」ドライバー


「B3」両モデルの最大の特徴が現れていたのは、ヘッドスピード1m/s当たりの飛距離のデータ。どちらのモデルもヘッドスピード36~38m/sのゾーンで「B1」「B2」を上回る数値が出ており、特に38m/s以下のプレーヤーが効率よく飛ばせる性能を備えていることがわかる。


グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離(ヤード)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


これはミート率とも連動しており、「B3」は「SD」「DD」ともにヘッドスピード38m/s以下のゴルファーで非常に高い数値を示している。この点も「B1」「B2」を凌駕しており、ヘッドスピードが38m/s以下の人にとっては明らかに「B3」の飛距離性能が高いモデルといえる。


グラフ縦軸:ミート率 、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


これを裏付けるのが、打ち出し角とバックスピンのデータ。

「B3 SD」「B3 DD」ともにヘッドスピード38m/s以下で非常に打ち出し角が高い。ヘッドスピード36m/s未満のゾーンで言えば「B1」よりも2.5度、「B2」よりも1.25度以上打ち出し角が高いというデータが出ている。


グラフ縦軸:打ち出し角度(°)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


一方でバックスピン量は、ヘッドスピード38m/s以下のゾーンで「B1」よりは多いものの「B2」と同等になっており、ヘッドスピードが遅いプレーヤーでも「高打ち出し・低スピン」の弾道が打てることがわかる。


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


これら飛距離に関する諸データは、ヘッドスピード40m/sを超えてくると「B1」「B2」と逆転してきて効率が落ちるが、「B3」の2モデルはヘッドスピード40m/s以下のゴルファーにとっては明らかにメリットがあり、狙いを定めたターゲット層に対して十分な飛距離性能を備えたドライバーといえるだろう。

最後に方向性のデータとして左右のブレ幅を見ると「B3 SD」と「B3 DD」に明らかな差異が生じている。

ヘッドスピード40m/s以下のゾーンに関しては、「B3 SD」はほぼ「B1」「B2」と同等で、ややつかまりながらも曲がりの少ない直進性の高い弾道。なお、ヘッドスピードが40m/sを超えてくるとシャフト(40g台のオリジナルシャフト)との関係もあり、振り遅れが生じつかまり性能は相対的に低下してくる。

一方「B3 DD」は「ドロードライブ」の名のとおり、全ヘッドスピード帯において高いつかまり性能を示しており、他の3モデルと比べ突出してドロー系で飛んでいる。しっかりと球がつかまる特性が出ており、ヘッドスピード遅めのスライサーにとっては非常に有効な性能を備えていることがわかる。


グラフ横軸:0.0が目標方向でショットの左右ブレ (ヤード) 、グラフ内数字:ヘッドスピード帯(m/s)


こうやって見てみると、「B1」「B2」がヘッドスピード40m/s以上のゴルファーが飛ばせるクラブなのに対して、「B3」の2モデルはヘッドスピードが38m/s以下のゴルファーにとって非常に効率よく飛ばせるクラブであることがわかる。

なかでも、つかまりすぎを抑えて真っすぐ飛ばしたい人は「B3 SD」、スライスに悩む人は「B3 DD」という住み分けも明確で、使うアマチュアにとっても提案するフィッターにとっても、とてもわかりやすいカテゴライズがなされているドライバーだ。

一方で「B3」シリーズはカスタムシャフトのバリエーションも豊富なので、ヘッドスピードがターゲット層よりもやや速い40m/s前後のゴルファーでも、シャフトチョイス次第では十分に扱えるクラブとなりそうだ。「B2」より高めの球を求める人やさらにつかまるクラブが合う人にとっては、カスタムシャフトで「B3」という選択肢もあるだろう。

いずれにしても百聞は一見に如かず。ゴルフ5各店舗には豊富な試打クラブを用意しているので、ぜひ実際に打ってこの性能を確かめていただきたい。
 


<B3シリーズの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/bridgestone_b3/


<B3シリーズの試打動画はこちら>

https://youtu.be/4Qy3oPZxsvI

SEARCH フリーワード検索