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golf2022.09.01

【ゴルフ5レディス2022レポート】注目ホールレポートVol.3 フィニッシュングホールの2打目に注目!

明日9月2日に開幕する「ゴルフ5レディス」。今年は千葉県市原市の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」で開催されます。デズモンド・ミュアヘッド設計の難関コースですが、どこに注目して見ると面白いかを、トーナメントディレクターで今大会のコースセッティングを担当した中野晶プロに解説してもらいました。

今回は試合の大詰めとなる17、18番の2ホールをご紹介します。


解説してくれたのは、トーナメントディレクターを務める中野晶プロ


17番ホールは169ヤードのパー3。グリーン左手前に「日本一高いアゴ」といわれる名物バンカーがあることで知られています。

2017年の前回大会では、このバンカーにハマって「7」や「8」と大叩きをした選手もおり、大きなドラマがあるかもしれません。


大きなバンカーが周囲を固める17番パー3。プレーイングディスタンスは169ヤード


「17番の左のバンカーは、万一入れてしまったら大事になるのは間違いありませんが、よほど大きなミスショットをしない限り入らない位置なので、それほど大きく試合を左右するとは私は考えていません。ただし、やはり視界には入ってくるので選手のメンタルに影響するでしょうし、手前にピンが切ってあってショートアイアンで打つような場合に右からの強風が吹くと、さらに存在感を増してくると思います」(中野プロ)


アゴの高さが7mあるという左手前のバンカー。入れたらプロでも脱出は困難


バンカーに注目されがちな17番ですが、中野晶プロはピンの切ってあるエリアにどうやって球を止めてくるかに注目してほしいと話します。

17番のグリーンはいくつかの面にセパレートされており、バーディを狙うにはピンの切ってある面に球を止める必要があります。基本的にはピンのある面にしっかりキャリーさせ、「落としたところに止める」ことが攻略のカギになるといいます。手前の面からランを使って寄せるのは至難ですが、パワーのない選手にはその技術が求められるケースもあります。

選手たちがどの番手でどこに落とし、どこに球を止めてくるか。その戦略と技をチェックしましょう。


グリーンは複雑なアンジュレーションがあり、ピンの切ってある面にしっかり止める技術が求められる


最終18番ホールは約400ヤードの長いパー4。しかも打ち上げになっているので2打目は長い距離が残ります。風向きによってはフェアウェイウッドで打つ選手もいるでしょう。フィニッシングホールにふさわしい難関ホールです。


3段グリーンが特徴的な最終18番ホールは、ドラマが起こる気配が漂う


「ここは2打目の距離が長くなるうえ、グリーンが縦長の3段形状。17番同様、ピンの切ってある面にしっかり球を止める技術が求められます。長いパットを残すと3パットの可能性が高まりますし、左右も狭いので、しっかりグリーンの幅に収め、最低でもピンの隣の段には乗せておきたいところ。長い距離が残った場合は、『どこに外すか』まで考えたマネジメントが必要ですが、右の池方向に球がこぼれると、池の手前で止まったとしても難しいアプローチが残りますし、左のバンカーはさらに難しいショットが必要になるので、本当に悩ましいショットになります。各選手が2打目をどう狙ってくるかに注目してください」(中野プロ)


フェアウェイのアンジュレーションもあり、傾斜地から長く正確なショットが求められる


このホールも、やはり「どこに落とし、どこに止めるか」が攻略のカギ。選手の持っている番手と飛距離、ピン位置、風向きなどを総合的に考慮しながらショットを見ると面白いでしょう。最終日、優勝争いのプレッシャー下で繰り出される、素晴らしいショットに期待しましょう。


左のバンカーに入れたら寄せるのは至難。最低限、ピンの隣の段には乗せたい
 


【YouTubeゴルフ5チャンネルで練習場中継をライブ配信(予定)】

9月2日(金)08:30~10:30  https://youtu.be/nWqKZ-nfz1M

9月3日(土)08:30~10:30  https://youtu.be/wMi64cpPNcA

9月4日(日)07:30~09:30  https://youtu.be/J_hkjcfHgCA


<アルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント関連動画>

トーナメント関連動画はこちらをタップ(YouTubeが起動します)

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