【ゴルフ5レディス2022レポート】注目ホールレポートVol.2 15番は最難関パー4。16番パー5はバーディがほしい!
明日ついに大会初日を迎えるゴルフ5レディス。開催コースとなる千葉県市原市の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」の見どころを、トーナメントディレクターで今大会のコースセッティングを担当した中野晶プロに解説してもらいました。
今回は前回に続いて、テレビ中継ホールである15、16番の2ホールをご紹介します。
解説は中野晶プロ。ツアー9勝の実績をもち、いまはトーナメントディレクターとして活躍
15番ホールは380ヤードのパー4。左が池、右がOBととにかく狭いうえ、グリーン周りもハード。中野晶プロは「女子ツアーで歴代ベスト10に入る難関パー4」だと言います。
「とにかくフェアウェイがタイトで、狙いどころが狭いホールです。距離は短くありませんが、ティーショットも飛ばすというよりしっかりとフェアウェイに“置く”こと、セカンドショットもきちんとグリーンに“止める”という技術が求められます。とくに左からのアゲンストが吹いたら池方向に打ち出していく勇気も求められ、さらに難しくなります」(中野プロ)
狭く真っすぐのフェアウェイから左に張り出した位置にグリーンがあるレイアウト
距離があるうえ、2打目は打ち上げ。グリーンの左サイドは崖になっていてその下は池なので、引っかけたらアウトですが右も狭い。ボギー以上を叩く選手も多く出るでしょうし、勝敗を分けるホールになるかもしれません。この難関ホール、各選手が大叩きしないためにどう保険をかけて攻めるかに注目したいところです。
グリーン手前から左にかけては大きくえぐれて池になっている
続く16番ホールは最後のパー5。プレーイングディスタンス535ヤードと長いため、2オンできる可能性は高くありません。しかしそれゆえに3打目勝負にかけるマネジメントが問われるホールです。やさしくはないですが、バーディを獲ってほしいホールだと中野晶プロは言います。
「長いパー5ですが、フェアウェイはタイトです。理想はティーショットを右サイドいっぱいから薄いドローボールで、2打目も同様に薄いドローで右から攻めるのがベストルートだと思います。いずれにせよ3打目勝負になるので、各選手が2打目をどこに置き、3打目をどこから打つかに注目してください。3打目は打ち上げのライから縦長のグリーンを攻める形。グリーンの傾斜も強いので、ウェッジで無造作に打つとスピンバックしてしまいます。このホールを制するには、落ちたところにボールを止めるキャリーコントロールができる技術が求められると思います」(中野プロ)
ティーショット、2打目ともに左右からの圧迫感があり狙いどころは狭い
グリーン手前にバンカーがあり、距離的に届いたとしても2オンを狙うのは難しい
このホールに限らず、縦長で傾斜の強いグリーンの多い「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」を攻略するには、このキャリーコントロールが重要だと中野晶プロは言います。
「点」で狙うことを求めるレイアウトが多く、ランが出てしまう選手は苦しい。転がりすぎず、戻りすぎず、しっかりと落ちたところに止められるショットを打っているショットメーカーが上位に来ることが予想されます。
縦長の段グリーンで傾斜もキツイ。「落ちたところに止めるショット」が求められる
【YouTubeゴルフ5チャンネルで練習場中継をライブ配信(予定)】
9月2日(金)08:30~10:30 https://youtu.be/nWqKZ-nfz1M
9月3日(土)08:30~10:30 https://youtu.be/wMi64cpPNcA
9月4日(日)07:30~09:30 https://youtu.be/J_hkjcfHgCA
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