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outdoor2023.01.19

キャンプで重宝されるロストルの魅力とは? 使い方や選び方を解説

キャンプなどのアウトドアシーンで、火起こしをして焚き火やバーベキューを楽しんでいる方は多いかもしれません。アウトドアで焚き火や炭を使った料理を楽しむ際に、用意しておくと便利なのが「ロストル」です。ロストルがあれば、薪や炭の燃焼効率を良くしたり、ダッチオーブンを使った料理を行いやすくなったりします。
しかし、ロストルがどのようなものなのか良くわからないという方も多いでしょう。
ここでは、ロストルの魅力や使い方の例、選び方のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■ロストルとは?

■ロストルの使い方

■ロストルの選び方

・素材

・軸の太さや間隔

・サイズ

・スタンドつきもおすすめ

■焚き火やバーベキューにはロストルを活用しよう

 

■ロストルとは?

ロストルとは、焚き火台やグリルなどで使う、耐久性に優れた金属製の網や台のことです。空気の通り道があるため、ロストルを焚き火台に敷けば燃焼効率が良くなり、効率的に火起こしを行えます。

本来は焚き火台の底に敷いて炭床(炭を燃えやすくするアイテム)として使うのが主な使い方ですが、他にもさまざまな用途で活用できる点が、ロストルの魅力のひとつです。
安定した火力で焚き火やバーベキューを楽しむために、ロストルは欠かせないアイテムということになります。

 

■ロストルの使い方

ロストルの使い方

 

形状やサイズなどによって異なりますが、ロストルは非常に多くの使い方ができる点が魅力です。ロストルの使い方として、考えられる例をいくつかご紹介します。
 

【炭床や火床として使う】
焚き火台などの底にロストルを敷き、その上に炭を置くのが本来の用途です。複数の穴が空いていて空気を循環させられるので、効率的に火を起こすことができます。
また、焚き火台に直接炭や薪といった火種が当たるのを防げるため、焚き火台の保護につながる点もメリットです。


【焼き網として使う】
網目状のロストルなら、バーベキューなどの食材を載せる焼き網として使うことも可能です。焚き火台の上にロストルを載せれば、そのまま料理を楽しめます。
また、ロストルは強度が高く歪みにくいため、ダッチオーブンや鍋、ケトルといった重量のあるクッカーを置く架台として活用できる点もメリットです。
形状によっては、底網としてダッチオーブンなどクッカーに敷いて使えます。底網としてロストルを敷いておけば、食材が焦げつくのを防ぐことが可能です。

このように、ロストルは形状や工夫次第で多くのシーンで活躍するアイテムです。焚き火や料理を楽しみたい方は、1枚用意しておくと重宝するでしょう。

 

■ロストルの選び方

ロストルの選び方

 

ロストルと一口にいっても非常に多くの種類があり、それぞれ見た目や使われている素材が異なります。商品ごとに適している使い方が異なるので、ポイントを踏まえたうえで選ぶようにしましょう。
ロストルの選び方のポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

・素材

ロストルに使われている素材は、主にステンレスと鉄の2種類です。素材ごとに特徴が異なるので、使い方から素材を決めると良いでしょう。それぞれのメリットやデメリットは、以下の通りです。


【ステンレス製ロストルの特徴】
ステンレス製のロストルは、サビや汚れ、焦げつきに強くお手入れが簡単なのが魅力です。ブラシでこするなど、簡単なメンテナンスを行うだけで汚れを落とせます。
また、鉄製のロストルに比べると軽く持ち運びしやすい点もメリットのひとつです。手軽に扱えるアイテムが欲しい方や、できるだけ荷物を軽くしたい方は、ステンレス製のロストルをおすすめします。


【鉄製ロストルの特徴】
ステンレス製のロストルに比べると重量のある商品が多いですが、その分耐久性に優れています。見た目に重厚感があり、キャンプサイトの雰囲気作りにも役立ちます。
重たいダッチオーブンや鍋などを載せる架台として使いたい方や、雰囲気を重視したい方は、鉄製のロストルを選ぶと良いでしょう。熱伝導率に優れているため、おいしい料理を作りたい場合にも最適です。
ただし、鉄製のロストルはサビに弱く、こまめなお手入れが欠かせません。

 

・軸の太さや間隔

ロストルの軸の太さや間隔なども、確認しておきたいポイントのひとつです。どのような用途で使いたいかを踏まえて、軸の太さなどを決めるようにしましょう。

例えば、鍋などの重たいアイテムを載せて使いたい場合は、軸が太いものを選ぶ必要があります。軸が細いと、重いものを載せた際に歪んでしまう恐れがあるため注意が必要です。焚き火に直接当てたり、炭床として使用したりする場合も、軸が太く頑丈なロストルを用意することをおすすめします。

一方で、食材を載せる焼き網としてロストルを活用したい場合は、軸の間隔が狭いタイプが最適です。軸と軸の間隔が広いと、隙間から食材が落ちてしまう可能性があります。
間隔が狭く太いタイプなら、食材を焼きながらクッカーを載せることもできて便利です。

また、焚き火台の底に敷くロストルは、炭受け専用のものを選ぶことがポイントです。空気を送れるように複数の穴が空いているので、効率的に火を起こせます。

 

・サイズ

ロストルの形状やサイズも、忘れずに確認しておきましょう。架台や焼き網として使用するのがメインの場合は、調理器具や食材を載せるのに不自由がない程度のサイズを選ぶのがおすすめです。
サイズが大きすぎると、焚き火台に載せた際にバランスが崩れたり邪魔になったりする可能性があります。

ダッチオーブンの底に敷いて使いたい場合は、底の大きさに適したサイズのロストルを用意するのがポイントです。形状が合わずに使えない恐れがあるため、基本的にはダッチオーブン純正のロストルの使用をおすすめします。
純正の付属品がない場合は、ダッチオーブンの底の内径よりも小さめのロストルを選ぶようにしましょう。

焚き火台の炭床として使用する場合も、基本的には焚き火台純正のオプションを用意すると、サイズが合わないといった失敗を防げます。

 

・スタンドつきもおすすめ

スタンド(脚)がついていて、火をまたぐように設置できるロストルもおすすめです。高さを調整できるものが多く、火との距離を変えて細かな火加減を調節したり、ロストルを2段にしてたくさんの料理を一度に作ったりできます。グループキャンプやファミリーキャンプなど、大人数の料理を作りたいシーンに最適です。

また、スタンドを折りたたむようにしてコンパクトに持ち運べるものや、スタンド部分が風防になっているものなど、機能性を高めているものも展開されています。

 

■焚き火やバーベキューにはロストルを活用しよう

頑丈で熱に強いロストルは、炭床や焼き網、鍋の底網など、多彩な使い方ができるのが魅力です。焚き火やバーベキューといったアウトドアシーンでは、欠かせないアイテムといえるでしょう。

ただし、ロストルの形状やサイズによっては、考えていた使い方ができないこともあります。どんな用途で使いたいのか、焚き火台やダッチオーブンはどれくらいの大きさなのかといったことを踏まえて、適切なロストルを選ぶことが大切です。
純正オプションとしてロストルが売られている場合もあるので、確認しておくことをおすすめします。

キャンプシーンで火を使ったアクティビティをより楽しみたい方は、これを機にロストルを用意してみてはいかがでしょうか。

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