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outdoor2024.01.30

気になるキャンプ場のトイレ事情。問題にはどう対処すれば良い?

キャンプに行く時に、多くの方が気になるのが水回りの使い勝手ではないでしょうか。特に、利用頻度も高いキャンプ場のトイレ事情は、キャンプ初心者から経験者まで気にしやすい問題です。自宅や公共施設のきれいなトイレに慣れている方だと、「キャンプ場のトイレが苦手」という理由でキャンプを避けてしまうことも考えられます。
ここでは、キャンプ場のトイレ事情や、考えられる問題点の解決方法などをご紹介します。

 

【目次】

■キャンプ場にあるトイレの問題点

■キャンプ場のトイレ問題を解決するには?

・設備の整ったキャンプ場を探す

・携帯トイレを用意する

■夜間トイレに行く時の対処法

・複数人で行動する

・懐中電灯やランタンを持って行く

・貴重品を持ち歩く

■キャンプ場選びから気をつけることが大切

 

■キャンプ場にあるトイレの問題点

キャンプ場にあるトイレの問題点

 

多くのキャンプ場がトイレを備えてはいますが、設備の充実度は場所によってさまざまです。自宅や商業施設のトイレとは異なり頻繁に掃除が行われておらず、汚いこともあります。基本的には、きれいでないことも多いと想定しておくと良いでしょう。

また、キャンプ場のトイレは自然に囲まれた野外に設置されていることがほとんどです。大きな虫を見かけることもあるため、虫が苦手な方は落ち着かないかもしれません。
その他にも、以下のような点が問題になることも考えられます。

【設備が古い】
和式便器しかない、仮説トイレが置かれているだけ、トイレットペーパーがないなど、設備が古かったり、不足していたりするキャンプ場もあります。洋式便器に慣れている方は、抵抗感を持つかもしれません。

【周囲が暗い】
裸電球があるだけ、電灯が切れているなど、トイレ内が薄暗いこともあります。消灯後は周囲が真っ暗になるため、トイレに向かう時も注意が必要です。

【キャンプサイトからの距離が遠い】
キャンプサイトからトイレまでの距離が遠いと、トイレに行くたびに何分も歩かなければいけません。小さな子どもがいる時は、トイレに近いサイトを選ぶのがおすすめです。
また、山奥のキャンプ場や野営が許可されている河川敷など、場所によってはそもそもトイレがないこともあります。

 

■キャンプ場のトイレ問題を解決するには?

キャンプ場のトイレ問題を解決するには?

 

キャンプ場のトイレに関する悩みを解決するには、どうすれば良いのでしょうか。個人でできる対処法の例をご紹介します。

 

・設備の整ったキャンプ場を探す

トイレに関する悩みを解消したい方は、設備が整っていてトイレのきれいなキャンプ場を予約しましょう。汚れている、設備が足りないなど、トイレに関する多くの問題は、キャンプ場の選び方ひとつで回避できます。
キャンプ場によっては、ホームページでトイレ設備の充実度を明記していることもあるので、参考にしてみてください。WebサイトやSNSで、他のキャンパーの口コミを確認するのも有効です。

和式便器が苦手な方は、新しくできたキャンプ場を選ぶのも良いでしょう。子どもが来ることを想定して作られているファミリー向けのキャンプ場も、トイレ設備が充実している傾向にあります。

また、テント泊にこだわらないのであれば、施設内のトイレを利用できるコテージを予約するのもおすすめです。トイレ以外の家具や家電といった設備も充実しているので、気軽にアウトドアを楽しめます。

 

・携帯トイレを用意する

キャンプ場にある共用トイレではなく、携帯トイレを使用する方法もあります。排泄物の処理を自分で行う手間はありますが、衛生面や距離の問題はクリアできます。災害時や登山といったシーンで役立つのもメリットです。
携帯トイレを使用する時は、目隠し用のテントやカーテンといったアイテムも忘れずに用意しましょう。

ただし、キャンプ場の規則で携帯トイレの使用が禁止されている可能性があります。事前にホームページでルールを確認しておくと安心です。
問題がない場合も、共用部からは少し離れた場所でトイレを済ませる、用を足した後のごみは必ず持ち帰るなど、他のキャンパーに迷惑が掛からないように心がけてください。

他にも、おむつとビニール袋を使って即席のトイレを作ることも可能です。トイレを済ませた後はビニール袋を閉じるだけと、処理を簡単に済ませられますが、ビニール袋が悪臭の元になる恐れがあります。あくまで緊急時に使用するのがおすすめです。

 

■夜間トイレに行く時の対処法

前述したとおり、消灯後のキャンプ場は真っ暗になります。基本的には、消灯時間までにトイレを済ませておくことがベストです。
とはいえ、排泄は生理現象なので自分の意志で我慢するにも限界があります。事前に済ませておいたとしても、消灯後にトイレに行きたくなることもあるはずです。夜間トイレに行きたくなった時は、どうすれば良いのでしょうか。

 

・複数人で行動する

暗闇の中、一人でトイレに行こうとするのは避けましょう。テントのロープや木の根などに足を取られて転んだり、不審者に狙われたりする恐れがあります。テントからトイレまでの距離が遠いと、道に迷ってしまうかもしれません。
グループキャンプやファミリーキャンプの時は、必ず複数人で行動することをおすすめします。

ソロキャンプの時は複数人で行動できないため、できるだけトイレの近くにテントを設営するのがポイントです。トイレまでの距離を短くすることで、転倒などのトラブルのリスクを減らせます。

 

・懐中電灯やランタンを持って行く

市街地と異なり、キャンプ場は光源が少ないため、消灯時間を過ぎると真っ暗になります。天気の良い日は美しい夜空を眺められる反面、トイレからの行き帰りに周囲の状況が見えにくいことも考えられます。
周囲や進みたい方向を照らすために、懐中電灯やランタン、ヘッドライトといった光源を用意しておきましょう。明かりを照らして先に何があるのか把握すれば、転倒などのリスクも減らせます。

また、キャンプ場によってはトイレの中が常に薄暗いこともあります。懐中電灯やランタンを持っておけば、万が一トイレが暗くても安心です。

 

・貴重品を持ち歩く

トイレに行く時は、財布などの貴重品を離さずに持ち歩くことも大切です。トイレに行っている間にキャンプサイトやテント内に侵入され、盗難被害に遭う恐れがあります。

特に、ソロキャンパーがトイレに行っている最中は、キャンプサイトが無防備な状態になりやすいです。テントの前に靴を置く、テント内のLEDランタンをつけっぱなしにする、盗まれたくないアイテムはテント内や車の中に隠すといった防犯対策を徹底する必要があります。
共用トイレの近くは人の出入りが多いため、トイレの近くにテントを張るのも防犯対策として有効です。

 

■キャンプ場選びから気をつけることが大切

キャンプ場は自然の豊かな場所にあるため、トイレに虫がいたり、汚れていたりといった問題があることも多いです。慣れていない方は不快感を覚えてしまうかもしれません。
トイレに関する問題を解決するには、キャンプ場選びの段階で設備の充実度を確認しておくことが大切です。

また、夜間にトイレに行く時は転倒や盗難被害など、さまざまなトラブルに見舞われることも考えられます。ランタンを用意する、貴重品は持ち歩く、大切なギアを隠すなどの対策も欠かせません。
ご紹介した内容を、キャンプ場ならではのトイレに関する悩みを解決するのにお役立てください。

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