絶好調・穴井詩選手が全英女子オープンへの意気込みを語る「自分の限界を超えていきます！」
8月10日から、今年最後の女子メジャー「AIG全英女子オープン」が始まる。
今年の会場はイングランド、ロンドンの南西にある「ウォルトンヒース」。1903年開場の伝統あるコースで、過去にはライダーカップや全英シニアオープン、欧州男子ツアー「ブリティッシュマスターズ」などが行われた実績がある。
今大会は16人の日本人選手が出場予定だが、ゴルフ5所属の穴井詩選手もメルセデスランク上位の資格で出場する。
開催に先立ち、穴井選手本人に意気込みを語ってもらったので、その様子をご紹介する。
今季すでに2勝をあげてメルセデスランキングでも8位につけている穴井詩選手（8月7日現在）
――穴井選手は、今回が全英初挑戦ですね。実は2020年にも出場資格を得ながら辞退されました。
穴井 「前回はコロナ禍での開催だったので、帰国後に2週間の隔離が必要だったんです。その間、国内ツアーを休まなければならず、ホステス大会のゴルフ5レディスも隔離期間にかかってしまうこともあり、出場を断念しました。最後のチャンスかもしれないと思っていましたし、ギリギリまで悩んだのですが、国内ツアーを優先することにしたんです」
――今回は満を持しての出場ですね。
穴井 「はい。今年は2勝していて調子もいいですし、自分でも楽しみです」
「AIG全英女子オープン」に初挑戦となる穴井詩選手
――今季はベスト10入りも6回あり、うち2勝で2位タイも2回。好調の要因はどんなところにあるのでしょうか。
穴井 「今年は、そのときそのとき、できる限りのベストコンディションで試合に臨めているところだと思います。昨年は体力や筋力の低下でコンディショニングが上手く行かず、練習量を増やしてもそれが結果につながりませんでした。トレーニングもトレーナーさん任せで、オフに仕上げてもらったら『これで大丈夫だろう』とそれっきり。いろいろなことが噛み合っていませんでした」
昨年は体のコンディションが整わず、結果に繋がらなかった
穴井 「ですが今年は開幕前からハードなフィジカルトレーニングを行ってきましたし、開幕後も部屋での自主トレーニングに取り組み、どうやってコンディションを維持するかを考え、自分と向き合う時間を作れています。こういう部分は自分自身、成長できているなと感じていますし、好調の要因だと思います」
調整方法を変えて自分自身と向き合うことでコンディションを維持し、好調に繋げている
――方向性のアップにも成功したそうですね。
穴井 「前半戦で2勝できたのも、フェアウェイキープ率がアップしたことは大きかったと思います。オフから取り組んできたスイング改造が、実を結びました。それに、ギアの面で迷いがなくなったことも大きいですね」
――クラブですか？ 具体的には？
穴井 「アイアンです。昨年はアイアンが決まらず、とくに前半戦は毎試合のように違うアイアンを試していました。フィジカル面の不安とアイアンが決まらないことがメンタルにも悪影響を及ぼしていて、精神的に不安定になっていたと思います。ですが、今シーズンはアイアンも決まってそれらが解決したことは大きいと思います」
アイアンはミズノ「JPX921ツアー」を使用。アイアンが定まったことも好調の要因だという
――最後に、全英女子オープンに対する意気込みをお聞かせください。
穴井 「もちろん結果は出したいですが、海外ならではのコースの難しさを楽しんできたいと思います。トレーナーさんと『限界を超える』ための訓練を積んできたので、そういうプレ－ができたらいいなと思います。いつも『限界は自分で決めてしまうもの』と唱えているので、言葉どおり、限界を乗り越えていきたいです」
――周囲の期待も集まっています。がんばってきてください！
「初の全英を楽しんできます！」と穴井選手（左：石井雄二コーチ 右：田子元治プロ）
自分と向き合い「限界を超える」そう力強い言葉で語ってくれた穴井選手。
初挑戦の全英女子オープンでも我々の期待を上回る活躍をしてくれそうだ。
アルペングループでは「AIG全英女子オープン」に初挑戦する穴井選手の応援企画として、8月10日(木)～ 8月21日(月)までの期間で「穴井選手応援セール」を実施する。
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ぜひこの機会にチェックしていただき、一緒に穴井選手を応援しよう！
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