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golf2023.08.29

【ゴルフ5レディス2023開幕直前】プレイバック!「ゴルフ5レディス2022」セキ・ユウティン選手がプレーオフを制しツアー初優勝

今年も「ゴルフ5レディス」の季節がやって来ました。

今大会は、北海道の「ゴルフ5カントリー美唄コース」を舞台に、9/1~9/3の3日間で争われます。

開幕を前に、昨年の試合を振り返ってみましょう。

2022年の「ゴルフ5レディス」は、「アルペングループ創業50周年記念大会」として賞金総額も1億円にアップ。千葉県の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」を舞台に行われました。

優勝はセキ・ユウティン選手。

最終日の17番ホールで初めて首位に立ち、吉田優利選手とのプレーオフを制してのJLPGAツアー初優勝でした。

セキ・ユウティン選手は、初日から6バーディノーボギー、合計「66」の6アンダーでスタートダッシュをかけます。この日は、勝みなみ選手が9アンダーというトーナメントレコードを叩き出したためその陰に隠れる形となりましたが、単独2位フィニッシュで、ツアー初優勝に向けて上々の滑り出しとなりました。


セキ・ユウティン選手の初日は6アンダーで単独2位と上々の滑り出しだった


初日は9アンダーで勝みなみ選手が首位に立つ


2日目は、2つスコアを伸ばした勝みなみ選手が10アンダーで首位をキープ。通算9アンダーの2位にはディフェンディングチャンピオンの吉田優利選手がつけます。吉田選手は8アンダーのビッグスコア。セキ・ユウティン選手は2バーディ2ボギーのイーブンパーで、トータル6アンダーのままでトップと4打差の10位タイまで順位を落としてしまいました。


2日目はディフェンディングチャンピオンの吉田優利選手が8つスコアを伸ばし単独2位に浮上


最終日は、首位でスタートした勝みなみ選手がイーブンパーでスコアを伸ばせないなか、目まぐるしく首位が入れ替わる混戦になります。

堀琴音選手が7アンダー、菅沼菜々選手が6アンダーなど好スコアを出し上位に進出しますがいずれも11アンダー止まり。3位タイの8アンダーでスタートした小祝さくら選手も順調にスコアを伸ばしますが14番ホールでダブルボギーを叩きトータル10アンダー。

そんななか、吉田優利選手が6バーディ3ボギーの3アンダーで回って12アンダー。

そしてセキ・ユウティン選手は、1イーグル8バーディ2ボギー1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでしたが6つスコアを伸ばして12アンダーとし、この2人によるプレーオフに突入します。


大混戦の末、セキ・ユウティン選手とディフェンディングチャンピオン吉田優利選手のプレーオフに突入。18番ホールでの対決となった


18番ホールを使ってのプレーオフ。セキ・ユウティン選手はティショットを右に曲げてしまい、2打目はフェアウェイに出すだけのショットとなり3オン。しかし2オンさせた吉田優利選手が3パットし、2パットのセキ・ユウティン選手とともにボギーで、プレーオフは2ホール目へもつれ込みます。

今度は両選手とも2オン。吉田優利選手が左奥10mからのバーディパットを外したのに対し、セキ・ユウティンはピンの右4m。見事これをカップインさせて優勝を決めました。


プレーオフも大混戦となったが、セキ・ユウティン選手が2ホール目でバーディを奪取し悲願の初優勝となった


セキ・ユウティン選手は日本生まれの中国人。アマチュアで活躍した後、18歳で中国ツアーの賞金女王になり、翌2017年から日本ツアーに挑戦しますが日本ツアーのレベルの高さに苦戦。2022年はQTランキング42位で初めてレギュラーツアーにフル参戦でしたが、JLPGA挑戦6年目にして悲願の初優勝でした。


今年はどんな試合展開になるのでしょうか。

注目の「ゴルフ5レディス」は9月1日に開幕します!

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