golf2023.09.01

【ゴルフ5レディス2023レポート】初日午後速報。雨と強風の難コンディションのなか鈴木愛選手が6アンダーで単独首位

「ゴルフ5レディス」初日、10：50に最終組がスタートし、プロ92人、アマチュア9人の計101人によるプレーが行われました。

天候は雨で、午前中は強く降る時間もありましたが、全体的には降ったりやんだりを繰り返すハッキリしないお天気。プリファードライのローカルルールも適用されました。

そして天気予報どおり午後からは風雨が強くなり、選手たちを苦しめます。

瞬間最大風速12.9ｍ、櫻井心那選手が「今年いちばんハードだった」と言うほどの強風雨コンディションのなか、ボギーを打ちつつもバーディでそれを取り返すという選手が多い展開。1番や10番などはフォローで距離が稼げるせいでバーディが量産される一方、9番、18番ホールは真っ向からのアゲンストとなったせいでかなり難易度が上がり、この2ホールは過半数の選手がボギー以上のスコアとなるほどでした。

上位陣でも安定したプレーを続けられない選手が多く、一時4アンダーで単独首位に立ち試合を引っぱった鶴岡果恋選手は、17、18番を連続ボギーとして2アンダー4位タイに後退。

吉田優利選手も3アンダーまで伸ばして2位グループにつけていましたが、16番、17番と連続で池に落としてダブルボギーを続けてしまい、1オーバーの27位タイまで後退してしまいました。

一時は4アンダーで単独トップに躍り出た鶴岡果恋選手は後半2つ落として4位タイ

注目が集まる吉田優利選手。後半は苦しいゴルフだったが笑顔で初日を終えた

そんななか、小祝さくら選手が５バーディ1ボギーの4アンダーで単独2位、櫻井心那選手が4バーディ1ボギーの3アンダーで単独3位とします。両選手は苦しいなかでもボギーを1つにとどめた粘りが光り、底力を感じさせました。

悪天候の中でも安定したプレーを見せた小祝さくら選手

櫻井心那選手は3アンダーで単独3位

そして6アンダーの単独首位で初日を終えたのが鈴木愛選手。13～16番の4連続バーディを含む7バーディを奪うゴルフは圧巻で、17番ホールでついにボギーを打ってしまいますが、最終18番は5ｍほどの長いパーパットを沈めてパーセーブ。2位に2打差をつけてホールアウトしました。

「ティーショットでフェアウェイを外したのは2ホールだけだったので、プリファードライの恩恵も受けられました。風は強かったですが、低い球を打つのは得意なので、フルショットはあまりせずにコントロールショット主体で攻め、いいゴルフができました。パットはこのところ好不調の波が大きかったのですが、今日はとても調子がよかったです」（鈴木選手）

先週の「ニトリレディス」の後も、北海道に残らず地元に戻ってトレーニングやマッサージを行ったという鈴木選手。その効果もあって体のコンディションがいいことも、今日の好調につながったのだろうと言います。