【ゴルフ5レディス2023レポート】初日最難関はホール予想通り9、18番。パーを取るのにひと苦労
昨日9月1日に開幕した「ゴルフ5レディス」。
初日は朝から雨の降る悪天候で、昼ごろからは風がどんどん強くなり選手たちを苦しめました。
なかでも9番、18番の2つのパー4は、完全なアゲンストとなったこともあり、予想どおり最難ホールとなりました。
9番ホールの平均スコアはなんと4.64で難易度1位。ここでバーディを奪ったのは青木瀬令奈選手1人だけでした。そしてパーの人数(44人)をボギーの人数(46人)が上回り、ダブルボギー以上も9人という結果。
9番ホールは390ヤードと距離が長いため、このアゲンストでは2打目の番手が3Wや5Wとなる選手もいました。しかもティーショットの落としどころも狭く、グリーン周りも難しい。平均パット数も2.09と18番に次ぐ2位の難しさで、大きなミスがなくてもパーをセーブするのが難しいホールでした。
390ヤードと距離の長い9番ホール。
グリーン周りが窪地。落としどころも難しい
実は9番ホールで唯一バーディを奪った青木選手は、「ツアーでもっとも飛ばない選手」と言われています。飛距離の不利を補う経験と技術はさすがと言うほかありません。
18番ホールは平均スコア4.50で難易度2位。バーディはわずか2人。仁井優花選手とエイミー・コガ選手でした。そしてパー49人、ボギー46人、ダブルボギー3人。
18番ホールは382ヤードと距離が長いことに加え、フェアウェイ右側の池との間のラフが伸びていて、ここに入れると2打目がバンカー越えになることもあり「出すだけ」になる選手が多く見られました。グリーン手前には左右にバンカーがありますが、左バンカー手前の窪地に入れるとアプローチが寄らず、ボギーを打つ選手が続出。
18番ホールも382ヤードと距離の長いパー4
さらに18番ホールは平均パット数2.12とグリーンの難易度が1位。苦しい場面をしのいでグリーンにたどりついても、3パットでスコアを落とすケースも多く、見ているほうも苦しくなるようなフィニッシングホールでした。
パーオンしても3パットで落とす選手が多く見られた
一方でアゲンストの風に対抗するために、低い球を打ったり、上野菜々子選手のように2打目を「直ドラ」で打ったりと、風に対抗するために選手たちがどんな工夫をしていたかを見るのは面白く、その意味ではやはり今大会の「見どころ」のひとつと言えるかもしれません。
アゲンストで番手選びに苦戦する選手が多かった
上野菜々子選手は2打目で直ドラを選択
【YouTube『ゴルフ5チャンネル』で練習場中継をライブ配信(予定)】
9月3日(日) 8:00~10:00 https://youtube.com/live/xc4F80H4FN8
【第28回ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 関連動画はこちら】