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golf2023.09.11

ヘッドごとに異なる調節機能を搭載。誰もが最適弾道が得られる新「RMX VD」シリーズが発売。

ヤマハは、主力モデル「RMXシリーズ」の最新モデルを10月6日に発売する。

(RMX VD R、Mシリーズのドライバーは10月20日発売予定)


ドライバーは、前モデルではコントロール性の高い「VD」と大慣性モーメントで直進性能が高

「VD59」の2モデル態勢だったが、ニューモデルは「VD/R」「VD/M」「VD/X」の3モデル展開となる。

全体としては、フェースセンターのやや上に最大反発点をもってきた「ブルズアイフェース」を搭載したことが大きな特徴。

従来、ドライバーの打ち出し角やバックスピン量は、フェースセンターよりも「ちょい上」で打ったときに最適になりやすかったが、その一方でフェースの反発性能はフェースセンターがいちばん高いため、両者が一致しないというジレンマがあった。

そこで「ブルズアイフェース」は、最大反発点がフェースセンターの「ちょい上」に来るようにヘッドの構造や肉厚を工夫することで、反発=初速と、打ち出し角、バックスピンすべての最適地が同一点で得られるようになっている。

さらに、構えた際に無意識に認識する「真ん中」がこの「ブルズアイ」と一致するようなヘッド形状とすることで、気持ちよくスイングしたときにいちばん飛ぶ打点でとらえやすく、それがもっとも理想的な弾道を得られるようになっている。


新搭載「ブルズアイフェース」は以前モデルと比べて最も初速が出る場所をセンターより少し上に設定。初速・打ち出し角・スピン量のすべてを最適化する


もうひとつの特徴は、ネックのアジャスタブルスリーブ「RTS」を刷新し、より最適なロフトに調節しやすくなった点だ。

ドライバーの最適ロフトはプレーヤーによって大きく個人差がある。ヤマハの契約プロの最適リアルロフトを見ても、今平修吾プロが8.4度なのに対し、藤田寛之プロは11.1度と、ヘッドスピードだけでは測れない幅がある。

従来のスリーブは、ロフトの調整幅がプラスマイナス1度だったが、新スリーブはこれをプラスマイナス2度に拡大。これによって、9.5度、10.5度のヘッドスペックの選択と併せれば、7.5度から12.5度までのロフト選択ができるようになり、より最適な弾道を得やすくなった。

さらに新スリーブは、従来よりも2gの軽量化に成功し、ヘッド内部の配置位置も低くなって低重心化が可能になったことから、ヘッド自体の性能アップにも貢献している。


新スリーブ構造は打ち出し角を最適化するロフトバリエーション


ヘッド3モデルのうち、「VD/R」はもっとも浅重心で操作性の高いヘッド。ヘッド体積は445ccと小ぶりで、ソールのフェース側にトウ・ヒール方向にスライドする可変ウェイトを搭載。重心位置をトウ・ヒール側にそれぞれ1.5mmずつズラすことができ、好みのつかまり具合を演出できる。


今回発表されたドライバー3機種の中で唯一ヘッド体積が445ccの「VD/R」


スライドウェイトにより繊細なつかまり具合の調整が可能


「VD/M」はアスリート系のど真ん中ともいえるスタンダードなモデルで、ヘッド体積は460cc。ソールのセンターに前後にスライドする可変ウェイトを搭載し、重心深度を浅・深方向に2mmずつズラすことで、打ち出し角やスピン量など弾道の高さを自在に調節できる。


スタンダードモデルの「VD/M」


重心深度をアレンジできるフェース・バック方向のスライドウェイトを配置


「VD/X」は大慣性モーメントで直進性能の高いモデルでヘッド体積は460cc。ソールの後方外縁部に4カ所のウェイト装着箇所があり、そこから選んでウェイトを設置することで最大8度の重心角の調節が可能なモデル。4ポジションはヒール側からそれぞれ「ドロー」、「センター」「慣性モーメントMAX」「フェード」となっており、高い直進性能を確保しつつ、弾道のコントロールが可能になっている。


直進性とオフセンターヒットに強い「VD/X」


スライサーからフッカーどの球にも対応する4つのウェイトポジション


ドライバーと同時に、フェアウェイウッド、ユーティリティも発売。

「VD FW」は、飛ぶ3Wと高弾道が得られる5、7Wと、番手によって最適な性能が得られるような設計。

3Wは82gものタングステンウェイトを内蔵し、前モデルよりも3mm低重心化。重心高さ17mmという超低重心設計で、とにかく飛ばせるFWとなっている。

5、7Wは前モデルよりもわずかに重心位置を高くし、飛距離性能を損なわずに高弾道を得やすくなっている。

「VD UT」は、飛距離とスピン性能をバランスよく両立できる重心設計が特徴。前作同様シャフト径がアイアン径を採用し、アイアン用のシャフトを装着できるUTとなっている。


前作に比べてD飛距離性能とスピン性能が向上された「VD」フェアウェイウッド


こちらもスピン性能が向上。グリーンをより狙いやすくなった「VD」ユーティリティ


発売を前に、ゴルフ5各店舗にはすでに試打クラブが入荷済み。多彩な調節機能も含めて試打し、新機能を体感していただきたい。
 


<YH 24RMXVDシリーズ動画はこちら>

https://youtu.be/Slol8turzc0

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