golf2023.11.14

ついにカスタムシャフトが選べる最新ゼクシオ【グッと深掘りゴルフギアVol.70】ダンロップ「ゼクシオ13」編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深～い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第70回目は、ダンロップの「ゼクシオ13」ドライバーを取り上げる。

ダンロップの「ゼクシオ」は、アマチュア向けの「やさしい」クラブの代名詞ともなっている大ヒットクラブ。多くのゴルファーに愛され、ゴルフ5プレステージでも歴代モデルを数多く販売してきたが、基本的にカスタムシャフトに対応しておらず純正シャフトのみの取り扱いとなっているため、お客さまに合わせて細かな調整をして提案することができないという点で、必ずしも「プレステージ向き」とは言えないクラブだった。

しかし今年12月に発売される最新モデル「ゼクシオ13」は、ついにカスタム対応が可能になるとのことで、その可能性の広がりにプレステージの腕利きフィッターたちは胸を躍らせているという。

ゴルフ5プレステージ神戸店のフィッター濱西剛史さんに話を聞いた。

ゴルフ5プレステージ神戸店勤務のフィッター濱西剛史さん

「全国13の店舗限定ではあるのですが、『ゼクシオ13』は、13代目にして初めてカスタム対応ができるようになるんです。もちろんプレステージの全店舗がここに含まれているので、いままでやりたくてもできなかったカスタムシャフトのゼクシオをお客さまにご提案できるようになります。ゼクシオのヘッドが持つ飛距離性能や球のつかまりのよさ、上がりやすさといった実力を、いまよりもさらに幅広いお客さまに享受していただけるのは、ワクワクしますね」(濱西さん)

飛びの翼「アクティブウイング」が2枚になって安定性がアップ

深重心、アップライトで球の上がりやすさ、つかまりのよさはバツグン

「ゼクシオ13」の純正モデルは、Rシャフトで281ｇ。軽くて振りやすいというのが大きな売りではあるが、現実的にはマッチするゴルファーはヘッドスピード38ｍ/s前後のアベレージゴルファーに限られてしまう。ある程度パワーのある人にとっては軽すぎて、「使いたいけれど合わない」というケースが多いのだ。

しかしここに40ｇ台のカスタムシャフトを装着すればヘッドスピード40m/s前後の人に、50ｇ台なら41～42m/sの人に、さらに60ｇ台なら43～44m/sの人にとっても適正重量で使うことができる。

カスタム対応することで、選べるスペックの幅が拡大

「『ゼクシオ13』は、総重量は軽くてもヘッド重量が軽すぎないので、そういったカスタムがしやすいんです。純正モデルはグリップが31ｇと軽量モデルを採用することで総重量を抑えていますが、カスタムの場合はグリップが50ｇになるので、重量だけでなく振り心地も変わってきます。そういった点でも、カスタムした『ゼクシオ13』は純正モデルとは別物として、面白いカスタムができると思います」(濱西さん)

もちろんカスタムシャフトも、フジクラ「スピーダーNX」シリーズや「ベンタス」シリーズ、三菱ケミカルの「テンセイブルー1K」などの人気のモデルを選べるため、シャフトフィッティングによってより細かな個性を演出できるし、アレンジも可能。