コンペのスタートホールで最高の球が出るドライバーを提供したい【プレステージのBIGBOSSが語る ~フィッティングとは~ Part8】
他の量販店とは一線を画した高品質な商品展開と、ハイレベルなフィッティング・接客で多くのゴルファーに支持されているアルペングループの「ゴルフ5プレステージ(以下プレステージ)」。
オンリーワンのレアアイテムが手に入り、さらにフィッティングによって自分に合った「最適な1本」を見つけられる接客に、同店を訪れるお客さまはみな感動し、リピーターとなっていくという。いまやゴルフ5の枠にとどまらず、ゴルフ界のトレンドを引っ張る存在と言っても過言ではない。
現在、日本橋、新宿、広尾という東京の3店舗のほかに、名古屋、神戸と国内に計5店舗を展開しているプレステージ。その立ち上げから携わり、土台を作ったキーとなる人物の存在があった。「プレステージのBIGBOSS」と呼ばれる小口貴彦さんだ。
これまでプレステージの哲学とフィッティング理論について7回にわたって話を聞いてきた。最終回となる今回はドライバーフィッティングについて語ってもらった。
プレステージの「BIGBOSS」こと小口貴彦さん
――最後に、ドライバーフィッティングについてお聞きしたいと思います。プレステージではドライバーフィッティングをどのように位置づけていますか?
小口 やはりドライバーの飛びはゴルフの最大の醍醐味のひとつです。しかしどんなに飛んでもOBでは意味がないので、飛んで曲がらないクラブをご提供するという点に尽きます。
――そのベースとなる考え方を教えてください。
小口 この連載の第3回目で話したのですが、インパクト時のフェースの向き、ヘッドの軌道、シャフトの向き、この3つが目標方向に真っすぐ揃う状態を作り出すことです。この3つが全部ターゲットに対してスクエアになっていれば、球は曲がらないしものすごく効率もいい。
ポイントは、これを練習せずにいまのスイングやクセのままで、クラブによって実現することにあります。フェースが開いて当たるクセがあるスイングなら、閉じて当たるクラブをご提案する。軌道がアウトサイド・インなら、イン・トゥ・インになりやすいようなスペックを見つける。
これならプレーヤーが何の努力もしなくても結果がよくなります。これがお客さまに感動していただく究極のフィッティングだと思っています。
小口さんの提唱する理論は、フェースの向き、ヘッドの軌道、シャフトの向きの3つをスクエアにそろえること
――それはどうやって実現しているのですか?
小口 ゴルフ5のフィッティングの基礎になっている「3カメ解析」による「18通りのスイングタイプ」というのが柱になっていますが、プレステージでは熟練の腕利きフィッターが、マニュアルだけにとらわれないさまざまなテクニックを駆使して理想の状態に近づけていきます。
これまでお話ししてきた振動数フィッティングや重さと長さの理論など、そういったものをフル活用して対応していきます。
しかしやはり大事なのはシャフトですね。
――ドライバーフィッティングにはシャフト選びの比重が大きいということですか?
小口 はい。現在のクラブフィッティングはヘッド選びが主軸になっているケースがほとんどですが、正直なところ、ドライバーヘッドの性能はルールに縛られすぎていてもう限界にきています。体積も反発係数も慣性モーメントも、すべてルール上限まで来ているので、もう劇的な向上はあり得ません。
もちろん重心距離や打点などに応じて最適なヘッドをご提案してはいますし、シャフトもしっかり最適なものを選んでいますが、今後はさらにシャフトにフォーカスしていく必要があると考えています。
これからのドライバーフィッティングはシャフトの重要性がさらに増すと小口さん
――シャフトにはその可能性がまだ広がっている?
小口 そう思います。スイング解析の結果をもっとシャフト選びに反映させられるように、スイング中のシャフトのしなりをさらに細かく分析・分類できるように進化させます。
「あなたにはこういうしなり方をするシャフトが合います」というのをさらに細かく突き詰めていけば、振り心地もよくなるし、飛んで曲がらないドライバーの実現に近づくはずです。
最終的にはスイングの個性に応じて「もう少し先端側にこのカーボンシートを巻こう」とか「この重さ、硬さで手元側のトルクを抑えよう」というようなオーダーシャフトが作れるところまでいければ面白いですね。
まだコストがかかりすぎますし、システムも完成していませんが、いずれはその方向に向かっていきたいと考えています。
――それができれば、究極の「飛んで曲がらない」が実現できそうですね。
小口 理想としてイメージしているのは、大勢が参加するコンペの朝イチのティーショットで、多くの参加者が見ているなかでバチンとナイスショットが打てるクラブなんです。
プレッシャーがかかって緊張し、自分の嫌なクセがモロに出やすい状況で、そのクセを生かしたナイスショットが出るクラブ。自分にとって心地よく振れるので体への負担も小さいですし、本当にノーストレスで打てるクラブ。
これを実現するために、プレステージのフィッターは努力しているんです。
クセを直さなくても最高の球が出るドライバーを提供することがプレステージのフィッターの仕事だ
――最後に、プレステージの今後の展望についてお聞きします。これからプレステージは、どういった方向に進んでいくのでしょうか?
小口 お客さまにとって「自分のことをわかってくれているフィッターがいるお店」であることを、より深く追求することが第一です。
ただしこれは、フィッター個人とお客さまの関係ではなく、どのフィッターが接客しても同じレベルでお客さまを理解し、ハイレベルなサービスを提供できなければなりません。
そのためには顧客管理システムを充実させ、フィッター、店舗間でそれを共有することが大事だと考えています。クローズドな会員制のECサイトなどと連動できればなおいいですね。
商品についても、どんな商品がいつどこに入荷するかをプレステージ全体でしっかり共有されていて、それを求めるお客さまのところに適切にお届けできること。
究極的には、それぞれのお客さまがどういったアイテムを好んでいて、最近どんな買い物をして、どんなものをお持ちかというような情報をもとに、百貨店の外商のようなマーケティングができるようになったら最強だと思います。
実店舗にこだわらないシステムも必要だと小口さん
――ライバルは百貨店だったと、最初におっしゃっていましたね。今後は店舗増もお考えですか?
小口 もちろん店舗は増やしていきたいですが、プレステージの運営にはハイレベルなスタッフが不可欠です。店舗増を優先してそこの「濃度」を薄めてはいけないと思っているので、そのためにもスタッフ教育・育成には今後も力を入れていきたいと思っています。
ゴルフ5プレステージは、他のゴルフショップとは違う革新的な店舗形態であらゆるゴルファーのニーズに応えてきたが、さらなるサービスの質の向上を目指し進み続ける。「プレステージのBIGBOSS」こと小口貴彦さんが作り上げるゴルフ5プレステージに今後も目が離せない。
ゴルフに悩みがある方、本格的なフィッティングを体験したい方、通常の店舗では取り扱いのない限定アイテムなどに興味がある方などはぜひ一度ゴルフ5プレステージに足を運んでいただきたい。ワンランク上のゴルフライフを体感できるはずだ。
<BIGBOSS連載 過去記事はこちら>
https://media.alpen-group.jp/media/tag/BIGBOSS
<プレステージ店舗の詳細はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/
<プレステージ店舗のフィッティング予約はこちら>