曲がらないのにニブくない!最新AIフェースの驚くべき実力【グッと深掘りゴルフギアVol.78】キャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」ドライバー編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第78回目は、2024年モデルドライバーのなかから、キャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」を取り上げる。
「パラダイムAiスモークMAX」は、4モデルラインアップされているシリーズ内のスタンダードモデル
ペリメーターウェイトを搭載し、弾道調節機能も高い
2月初旬に、テーラーメイド、ピン、キャロウェイから一斉に最新モデルが発売されることとなり、ゴルフ界は新年早々その話題で持ち切りだ。
いずれもオフセンターヒットに強いことがアピールされ、高い方向安定性が2024年モデルのトレンドとなっているが、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちは、その安定性を生み出す「手段」に注目しているという。
というのも、テーラーメイドとピンがともに慣性モーメントにフォーカスしてきたのに対し、キャロウェイはフェースによって「ミスヒットに強い」という性能を付与しているのだ。
プレステージ広尾店勤務のフィッター中村柊介さんは、このキャロウェイのアイデアに大きな可能性を感じているという。
ゴルフ5プレステージ広尾店の中村柊介フィッター
「ヘッドの慣性モーメントを極大化すれば、ミスヒットしてもヘッドがブレず、弾道が安定します。しかしやはり打点がズレれば、芯で打った場合と比べてボール初速が落ちるのは避けられません。キャロウェイの新しい『AIスマートフェース』は、膨大なスイングデータをAIがシミュレーションしてフェースの肉厚を設計することで、打点がズレても初速が落ちにくく、曲がりも最小化できるというのです。これは他社にはない面白さだと私は感じています」(中村さん)
100万通りを超えるスイングデータをAIが分析して生まれた「AIスマートフェース」
というのも、慣性モーメントが1万g㎠を超えるほど大きくなると、ミスヒットしてもヘッドがブレない代わりにある種の「ニブさ」が際立ち、コントロール性に難が出やすい側面があるのだ。
キャロウェイの『パラダイムAiスモークMAX』は、ある程度の慣性モーメントも備えてはいるもののそれが大きすぎないため、振りやすさをキープしたまま、フェースの能力によってそれに劣らぬ安定性を得ている。
フェースの進化でミスヒットしても初速が落ちにくい
「キャロウェイはこれまでも『AIフェース』を武器にしていましたが、最新の『パラダイムAiスモーク』シリーズはそれがさらに進化して、これまで同じように重視していた『ジェイルブレイクテクノロジー』が不要になるところまで来ています。前モデル『パラダイム』と比べると球のつかまりやすさもあって、安定性重視のモデルにありがちな右へのすっぽ抜けなども出にくい。テーラーメイドやピンにはない武器があると思います」(中村さん)
「パラダイムAiスモークMAX」は、オートマチックではあるものの極端なニブさがなく、しかもグリップが細めであることからフェースローテーションさせやすいため、しっかりつかまえて飛ばしやすい。「ジェイルブレイクテクノロジー」を排したことによる余剰重量増加によって、重心設計がさらに最適化したことも大きい。
グリップが細めでフェースローテーションさせやすいという
「ミスをミスと感じないような寛容性は本当にすごいです。慣性モーメントが大きいドライバーが振りにくいという人、安定性はほしいが少し操作感がほしいという人は、ピンやテーラーメイドよりも『パラダイムAiスモークMAX』が合いやすいケースも多そうですので、ぜひ実際に打ってみてほしいですね」(中村さん)
進化したAIフェースにより、高初速エリアが広がった「パラダイムAiスモークMAX」。発売前にぜひゴルフ5プレステージにて試打をして、打点ブレへの強さを体感していただきたい。
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