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golf2024.06.11

ヒールヒットに強い新構造で進化した高初速ドライバー【グッと深掘りゴルフギアVol.98】プロギア「RS X」ドライバー編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第98回目は、プロギアの最新ドライバー「RS X」シリーズを取り上げる。

近年のドライバー市場は、インパクトのあるプロモーションで飛びをアピールしてくる海外ブランドが優勢なのが実情だ。しかしそんななかでもプロギアは、「打ってみると良い」と、クラブ好きや感度の高いゴルファーの間で高く評価されるクラブを作り続けてきた。

なかでも2022年モデルの「RS JUST」は「やたらと初速が出る」と人気を博し、隠れた名器としてゴルフ5プレステージでもブレイクしたモデルだった。

今年、その後継モデルとなる「RS X」が発売される。プレステージの腕利きフィッターたちも早速試打したところ、「RS JUST」を超えるモデルかもしれないと高い評価が集まっているという。

プレステージ新宿店の勤務のフィッター隠岐和也さんも、その進化ぶりに驚いたという。


前モデルのイエロー系からブルー系にイメージチェンジしたプロギア「RS X」


「もともと『RS JUST』は高初速が出ると有名だったんですが、『RS X』も同等以上の初速性能で、かなり飛ぶモデルなのは確かです。これは『RS JUST』から継承されている『ヘッドの重心点』『最大たわみ点』『最高CT(反発)点』が『フェースセンター』にそろうという『精密4点集中フェース』の効果なんですが、実際に打ってみて感じたのは、芯での飛びだけでなくヒールヒットに強くなっていること。これはアマチュアにとって、かなり大きなメリットだと思います」(隠岐さん)


ゴルフ5プレステージ新宿店勤務のフィッター隠岐和也さん


芯での飛距離に関しては「CNCミルドXフェース」の搭載により、フェースセンターのたわみがより大きくなったことで、前作を上回る初速性能を実現している。

一方で芯以外でのヒットに関しては、カーボンを使わず接合部のロスをなくす「シームレスフルチタンボディ」や、フェース下部のフランジ「Wソール」などによる部分が大きい。

しかし隠岐さんは、「RS X」に搭載された「X(クロス)カートリッジ」の効果もあるだろうと分析する。


スリーブ先端のネジ穴が4つに増えた「Xカートリッジ」で、調整幅もヒールの反発エリアも広がった


「プロギアのネック調節機能は、シャフト先端のスリーブ部にネジ穴が複数空いていて、シャフト軸と装着ネジをズラすという独特の構造を持っているんです。これによってフェースのヒール周辺の肉薄エリアを確保し、ヒールでも高初速を得られる仕組みでした。『RS X』の『Xカートリッジ』は、このネジ穴が『RS JUST』2個から倍の4個に増えたことで、さらにヒール下部の反発力がアップしています。これは大きな進化だと思います」(隠岐さん)


初速の高さは前モデルから折り紙付き。実際に打って体感してみよう


プロギアによれば、これによってヒール部の高初速エリアが、一般的なカチャカチャドライバーよりも約20%大きいという。

ネジ穴増加による軸ズレ幅の拡大によりロフトとライ角の調整幅も広がり、ロフト角がプラスマイナス0.75度、ライ角がプラス1.5度となっている。

ヒールヒットに強く、弾道調節幅も広がった高初速ドライバー「RS X」。普段海外ブランドしかチェックしていない人も、これは打ってみる価値のあるドライバーと言えそうだ。


ソールセンターと後方のウェイトビスを交換可能


「ギリギリ」の高初速性能を武器に今作もパワーアップを遂げたプロギアの「RS X」。

豊富な試打クラブ・シャフトをご用意しているので、気になった方はぜひゴルフ5プレステージに足を運んでいただきたい。
 


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https://www.golf5-prestige.jp/


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