飛んでやさしいチタンフェースの高機能UT 【グッと深掘りゴルフギアVol.105】エポン「AF-957」ユーティリティ編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第105回目は、エポンの最新ユーティリティ(以下UT)「AF-957」を取り上げる。
エポンと言えば、新潟・燕三条の金属加工技術を背景に、高品質な鍛造クラブを作るパーツメーカーとして、知る人ぞ知る人気ブランド。美しい顔や抜群の打感に加え、グラム単位で重量管理できる品質に、とくに中・上級者から高い信頼を得ている。
そのエポンが今夏、「AF-157」という新ドライバーを発売。そのシリーズの一環として「AF-257」というフェアウェイウッド(以下FW)、「AF-957」というUTを発売したが、この「AF-957」がほかにない強力な個性を持ったUTだと、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちから熱い視線が注がれているという。
プレステージ広尾店勤務のフィッター鶴田慶一さんによると、「AF-957」はチタンフェースを採用したUTだという。
エポンの新UT「AF-957」
プレステージ広尾店勤務の鶴田慶一さんが解説してくれた
「エポンの最新シリーズはドライバーの『AF-157』がカーボンコンポジットからフルチタンになったのですが、その流れを受けてFWとUTもチタンフェースを採用しているんです。チタンはFWやUTで一般的に使われているステンレスよりも高価な素材ですが、そのぶん強度が高いので薄くできて高い反発力を得られるうえ、重量も軽く設計の自由度が大きく上がります。FWやUTではコストの面から一般的ではありませんが、『AF-957』は高コストを許容してチタンを使うことで徹底的な高機能を狙ったUTといえます」(鶴田さん)
チタンフェースでバツグンの弾き。高い飛距離性能を備えている
チタンフェースの弾きによる飛距離もさることながら、余剰重量をステンレスソールに回して低重心化し球が上がりやすい、ミスヒットにも強いなど、同ロフトのUTと比べると性能面のアドバンテージが大きい。
ヘッドの特性としてはフェースプログレッション(FP)が小さめで、出っ刃が苦手な人にも構えやすく、短めの重心距離と相まって球のつかまりもいいという。
さらに前モデルから番手構成も増え、ロフト27.5度の「H27」を含む4番手構成。アイアンと組み合わせてのセッティングが組みやすくなったことも、フィッターにとっては大きなメリットだと鶴田さんは話す。
FP小さめでつかまりのよさそうな顔。重心距離も短い
ラインアップはH18、H21、H24、H27の4番手構成
新たにH27が加わって、アイアンと組み合わせやすくなった
「エポンはパーツ売りが基本ですし、オーダー時に『重めのヘッド』とか『軽めのヘッド』というような指定もできるので、セッティングの幅がすごく広く、かなり幅広い層の方にベストマッチでご提供できます。ヘッド単体で税込49,500円と決して安いヘッドではないですが、それに見合った性能を持ったUTだと自信を持っておすすめできるクラブだと思います」(鶴田さん)
ゴルフ5プレステージ各店舗はエポンの試打クラブを豊富に取り揃えている。
気になった方はぜひ足を運んでいただきたい。
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