女性に超おすすめ!短く組みやすい飛び系軟鉄アイアン【グッと深掘りゴルフギアVol.65】エポン「AF-707」編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第65回目は、前回に引き続きエポンの飛び系アイアン「AF-707」を取り上げる。
エポンの最新アイアン「AF-707」は、7番アイアンでロフト29度という飛び系ながら、ライ角プラスマイナス2度の試打クラブがあるという。そのためライ角に悩む人にうってつけだとゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちは注目しているが、このアイアンにはもうひとつの大きな特徴があるという。
それはクラブの長さが少し長めに設定されているという点だ。
ゴルフ5プレステージ名古屋店の佐藤圭一郎フィッターに、その点についてさらに話を聞いてみた。
お客さまの悩みをくみとって形にするフィッティングに定評があるベテランフィッター。ゴルフ5プレステージ名古屋店勤務
「エポンの一般的なアイアンの長さは、スチールシャフトの場合7番アイアンで36.75インチ。ですがこの『AF-707』はそれより0.5インチ長い37.25インチ設定なんです。これは本来、長さのぶんヘッドスピードを上げて飛距離を稼ぐためで、飛び系アイアンの強みを生かすための設定なんですが、この0.5インチが別の点でこのアイアンの可能性を広げる効果を生んでいるんです」(佐藤さん)
エポンの軟鉄鍛造飛び系アイアン「AF-707」
佐藤さんの言う「別の点」とは何かというと、ヘッドの軽さからくる軽量シャフトとの相性のよさだ。
「AF-707」は基本の長さが長いため、そのぶんのシャフト重量増を見込んでヘッドが少し軽めになっている。そのため、あえて長さを標準の36.75インチで組んだ場合に、バランスよく全体が軽いアイアンを作れるのだ。
クラブの総重量を抑えるために、通常の重量のヘッドに軽いシャフトを装着すると、ヘッド側が重くなりすぎて(バランスが重くなる)振りにくさが生じてしまうケースがある。
それを防ぐためには、シャフトをさらに軽くしてグリップ側に重りを入れたり、ヘッドに穴をあけてヘッド重量を軽くするなどの工夫が必要になるが、さまざまな「足し引き」で全体の整合性を取る必要があるために手間がかかり、シャフトのフィーリングが変わるなどのデメリットも生じやすい。
しかし元からヘッド重量が軽い「AF-707」なら、軽量シャフトをシンプルに装着しても全体のバランスが整いやすいというわけだ。
長いぶんだけヘッドが少し軽いのが秘かな特徴。これがフィッティングで大きな効果を発揮するという
「とくに、通常レングスよりもさらに短くしたい場合などは、このヘッドの軽さがすごく有効なんです。これなら、身長が低い方や女性用などに7番で36.25インチくらいまで短くしても無理のない組み方ができます。エポン純正の『L50i』という女性用のカスタムシャフトもラインアップされていますし、飛び系をやさしく使いたい女性には最高のアイアンだと思います」(佐藤さん)
軽量シャフトとの相性がよく、軽く短く組みやすい
しかも、一般的なアイアンは番手間の長さのフローがPWまでで、AW、SWは同じウェッジレングスになっている場合が多いが、「AF-707」は48度のPWが35.75インチで、AWが35.5インチ、SWが35.25インチと長さに差がつけてある。
これはAWも実質的にはウェッジというよりもアイアンとしてショットで使うことの多いアマチュアにとっては、距離の階段が作りやすい親切設計。
7番アイアンで29度。AW、SWの長さの設定も緻密でアマチュアにとって使いやすい
「ライ角調整がプラスマイナス2度できることも含め、アマチュアにとってこんなに使いやすく組みやすい飛び系アイアンは本当にレアです。しかもエポンですので、打感や顔、性能は折り紙付き。本当の意味で自分に合ったやさしいアイアンを求めている人には、ぜひおすすめしたいアイアンです」(佐藤さん)
ゴルフ5プレステージでは、エポンのような通常の店舗では取り扱いのないメーカーでも豊富な試打ヘッド・シャフトをご用意し経験豊富なフィッターが対応してくれる。
気になった方はぜひゴルフ5プレステージに足を運んでいただきたい。
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